日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

みんなの日本語 初級Ⅱ 第31課「料理を習おうと思っています」の教案

『みんなの日本語 初級Ⅱ 第2版 本冊』 ・ 会話「料理を習おうと思っています」

動詞の意向形が初めて出る課です。第6課の「〜ましょう」を友達どうしの話し方に言い換える形として意向形を作り、それに「と思っています」を付けて、前から考えている自分の計画を言えるようにします。あわせて「まだ〜ていません」で「これからする」ことを、「〜つもりです」で決めている意志を、「〜予定です」で決まっている予定を言い分けます。意向形の作り方は第20課の普通形の板書のとなりで片づけ、そのあとは「意向形と思っています/つもりです/予定です」の三つを、どれだけ決まっているかの順に並べて見せるのがこの課の芯です。

このページについて教科書の会話・例文・練習の文は載せていません。例文と場面はすべて自作です。文型の表記は出版社のシラバス一覧に合わせています。
学習項目5時間90分×2コマ

この課のねらい(Can-do)

  • 動詞を意向形に変え、友達に「いっしょに行こう」「ちょっと休もう」と普通体で誘ったり、自分でしようと言ったりできる
  • 「来年大学院で勉強しようと思っています」のように、前から考えている計画を言える
  • 「もう〜ましたか」と聞かれて、「いいえ、まだ〜ていません」とこれからすることを答えられる
  • 「〜つもりです」「〜ないつもりです」で決めている意志を、「〜予定です」「Nの予定です」で決まっている予定を言い分けられる

進め方と時間配分

目安は 90分×2コマ。コマの長さと学校のカリキュラムで配分は変わります。各段で押さえることと、かける時間の目安です。

段時間やること
導入(復習とつなぎ)10分第20課の普通体の会話を一往復だけ思い出させ、「行きましょう」を友達に言うと何になるかを問いかける。答えが出ないところで「行こう」と言って見せ、普通形の板書(ます形・辞書形・ない形・た形)の列に「意向形」の欄を一つ足す
文型1(V意向形・意向形の作り方)35分グループI→II→IIIの順に板書し、ます形→意向形の口頭練習。友達どうしの誘い「〜(よ)う」「〜(よ)うか」まで言わせて、「ましょう」「ましょうか」と1対1で対応することを確かめる
文型2(〈V意向形〉と思っています)30分教師の今年の計画をカレンダーで見せて「旅行しようと思っています」。「と思います」との違いは「いま決めた」か「前から考えている」か、で一本だけ線を引き、ほかの人の計画は「と思っています」で言う
文型3(まだ〈Vて形〉いません)25分「もう宿題を出しましたか」の問いに「いいえ、まだ出していません」。第7課の「もう〜ました」と並べ、「まだ〜ませんでした」と言わないことを板書で示す
文型4・5(〜つもりです/〜予定です)35分同じカレンダーで「来年国へ帰るつもりです」「来月東京へ出張する予定です」。意向形と思っています→つもりです→予定です、の順に「決まっている度合い」の矢印を板書する。「〜ないつもりです」と「Nの予定です」もここで
会話20分これからしようと思っていることを話す会話。「意向形と思っています」が芯なので、学生それぞれの「習いたいこと」に置き換えて再現させる
練習C・問題25分練習Cは「週末どうする?(普通体の誘い)」「計画を聞く」「まだ〜ていない」の三つの場面。問題は聞き取りを教室で、残りは宿題に

学習項目 1 V意向形

意味・はたらき文型 1・活用

この項目は意向形の作り方として扱います。「行きましょう→行こう」「食べましょう→食べよう」のように、意向形は「〜ましょう」の普通形にあたり、友達や家族との普通体の会話で「いっしょにしよう」と誘うとき、「(自分が)しよう」と決めるときに使います。「〜ましょうか」は「〜(よ)うか」になります。作り方はグループで決まり、グループIは辞書形の最後の音を う段 から お段 に変えて「う」を付け(書く→書こう)、グループIIは「る」を「よう」に替え(食べる→食べよう)、グループIIIは「する→しよう」「来る→来よう(こよう)」です。

接続

グループI: 辞書形のう段→お段+う(書く→書こう)/グループII: る→よう(見る→見よう)/グループIII: する→しよう、来る→来よう(こよう)。丁寧形の「〜ましょう」と同じ意味の普通形

形
グループI: 行く→行こう、泳ぐ→泳ごう、話す→話そう、待つ→待とう、遊ぶ→遊ぼう、読む→読もう、帰る→帰ろう、買う→買おうグループII: 食べる→食べよう、見る→見よう、起きる→起きよう、続ける→続けようグループIII: する→しよう、来る→来よう(こよう)、勉強する→勉強しよう誘いの普通体: 行きましょう→行こう/手伝いましょうか→手伝おうか

導入

  • 「ましょう」を友達の言い方に教師が二役で、先生には「少し休みましょう」、友達には「ちょっと休もう」と言い分けて見せる。板書に「休みましょう = 休もう」と書き、学生が「同じ意味、友達の言い方」と分かったところで、第20課の普通形の板書の列に「意向形」の欄を足して「休む→休もう」を書き入れる。あいうえお表を貼り、「む→も」「く→こ」と う段 から お段 へ指でなぞって、グループIの規則を目で見せる。
  • 板書の形とグループ分け黒板を三列にして、左から I「う・く・ぐ・す・つ・ぬ・ぶ・む・る」→「お・こ・ご・そ・と・の・ぼ・も・ろ」+う、II「る→よう」、III「する→しよう/来る→来よう」。辞書形から作るので、辞書形の板書(第18課)を横に残しておく。「来よう」の読みは「こよう」と、ふりがなを大きく書く。板書は課の終わりまで消さない。

板書案

〔白〕行きましょう = 〔赤〕行こう(友達に)
I 書く→書こう 読む→読もう 帰る→帰ろう 〔赤〕う段→お段+う
II 食べる→食べよう 見る→見よう 〔赤〕る→よう
III する→しよう 来る→〔赤〕来よう(こよう)
手伝いましょうか = 手伝おうか 〔青〕「ましょう」と1対1の矢印

場面と発話(自作)

  • 辞書形→意向形の口頭練習。教師が絵カードを見せて「書く」と言う。書こう。
  • 授業のあと、同じクラスの友達に、いっしょに帰ろうと誘う。いっしょに帰ろう。
  • 友達が重い荷物を持っている。手伝うと申し出る。持とうか。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

絵カード20枚を速いテンポで「辞書形→意向形」、次に「ます形→意向形」。I・II・III を混ぜて出し、間違えたカードだけ戻してもう一度。最後に「〜ましょう/〜ましょうか」の文を教師が言い、学生が「〜(よ)う/〜(よ)うか」の普通体で言い返す(練習Bの型)。

  1. 口頭教師が辞書形のカード(書く・待つ・遊ぶ・帰る・食べる・起きる・する・来る)を1枚ずつ出し、全体で意向形を言わせる。次にます形のキュー(「休みましょう」「帰りましょう」「始めましょう」)で言い換え、最後は絵だけ見せて個人で言わせる。グループIの「る」で終わる動詞(帰る・入る・走る)は3枚に1枚混ぜて、グループIIと取り違えないかを見る。
  2. ペアAに「誘う」カード(映画・昼ご飯・帰る・休む)、Bに「申し出る」カード(荷物を持つ・窓を開ける・写真を撮る)を配る。Aは友達どうしで「いっしょに〜(よ)う」と誘い、Bは「〜(よ)うか」と申し出る。相手は「うん、〜(よ)う」「ありがとう」で受ける。カードを交換して役を替え、5往復ずつ。
  3. 産出「週末どうする?」相談:学生が3〜4人の組で、普通体だけを使って週末に何をするか決める。行き先・時間・集まる場所を一つずつ「〜(よ)う」「〜(よ)うか」で決め、決まったことを組の代表が丁寧体でクラスに報告する。教師は、意向形の形(特に「来よう」「帰ろう」)と、報告で丁寧体の「〜ましょう」に戻せているかを見て直す。

つまずきと手当て

  • グループIの「帰る」「入る」「走る」をグループIIのように作る(×帰よう、×入よう)。辞書形が「る」で終わってもグループIの動詞は「ろう」、と第18課のグループ分けの札に戻して確かめる
  • グループIの う で終わる動詞の作り方を迷う(×買うおう、×買よう)。「う→お」に変えて「う」を付けるので「買おう」、と表で指す
  • 「来よう」を「きよう」と読む。辞書形「来る(くる)」・ない形「来ない(こない)」と並べ、「こ」で始まる形の仲間だと板書で示す
  • 意向形を目上の人に使う(先生に「いっしょに行こう」)。意向形は普通形なので、先生や会社の人には「〜ましょう」、と第20課の丁寧体・普通体の使い分けの板書に戻す

既習の文型との違い

  • Vましょう(第6課)「いっしょに行きましょう」と「いっしょに行こう」は意味が同じで、違いは丁寧さだけです。意向形は第20課の普通体の仲間なので、先生や会社の人に使うと乱暴に聞こえます。学習者が丁寧体の会話の中に「行こう」を混ぜたら、相手を確かめさせて「ましょう」に戻します。
  • 〈Vます形〉ましょうか(第14課)申し出の「持ちましょうか」は普通体で「持とうか」になり、「か」を残すところまで1対1で対応します。「か」を落として「持とう」と言うと、相手に聞かずに自分で決めた言い方になります。申し出の場面では最後を上げて「持とうか?」と言わせ、誘いの「行こう」との違いを音で確かめます。
  • 動詞普通形、動詞文普通体(第20課)第20課の普通形は辞書形・ない形・た形・なかった形の四つで、意向形はそこに足す五つ目の形です。作り方の基準は辞書形なので、辞書形があやふやな学習者は「*書くよう」「*帰よう」のような誤りを出します。意向形を入れる前に辞書形のカードテストをして、グループ分けを確かめておきます。
関連する文型

学習項目 2 〈V意向形〉と思っています

意味・はたらき文型 2

「来年、大学院で勉強しようと思っています」のように、話し手がしようと考えている計画を言う文型です。「と思っています」は、その考えを少し前から持ち続けていることを表します。「と思います」も使えますが、こちらは話しているその時に考えた・決めた感じになることが多いです。ほかの人の計画を言うときは「〜さんは国へ帰ろうと思っています」のように「と思っています」を使い、「と思います」は使いません。

接続

V意向形+と思っています(いま決めたときは「と思います」。ほかの人の計画は「と思っています」)

形
週末、友達と温泉へ行こうと思っています来年、大学院で勉強しようと思っています夏休みに何をしようと思っていますか——国へ帰ろうと思っています姉は来年結婚しようと思っています(ほかの人の計画)

導入

  • 教師のカレンダーで大きなカレンダーを貼り、来月・夏休み・来年のところに絵(温泉・飛行機・本)を貼って、「夏休みに国へ帰ろうと思っています」と教師の計画を話す。板書は「〈V意向形〉と思っています」の枠で、文型1の意向形の列から「帰ろう」を矢印で引いてくる。次に学生に「夏休みに何をしようと思っていますか」と一人ずつ聞き、答えをカレンダーの下に書きためる。
  • 「と思います」との違いを一つの例で教師が窓の外を見て「雨ですね。じゃ、タクシーで帰ろうと思います」と、その場で決めた顔で言う。次にカレンダーを指して「来年、引っ越そうと思っています」とずっと考えている顔で言い、板書に「と思います=いま決めた」「と思っています=前から考えている」と二行で書く。ほかの人の計画は「と思っています」、と三行目を足して止める。

板書案

V意向形 + と思っています
夏休みに国へ〔赤〕帰ろう と思っています。
と思います  = いま決めた
と思っています = 前から考えている 〔青〕ほかの人の計画もこちら
×帰ると思っています(=帰るだろう)

場面と発話(自作)

  • 職場の休憩時間に、同僚から連休の予定を聞かれた。連休は、家族と動物園へ行こうと思っています。
  • 日本語学校の先生に、卒業したあとのことを聞かれた。日本の大学院を受けようと思っています。
  • 友達の計画を、ほかの友達に伝える。小林さんは、来年東京の会社で働こうと思っていますよ。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

カレンダーと絵カードで「〜(よ)うと思っています」の代入練習(練習Bの型)を、グループI・II・IIIを混ぜて10枚。次にペアで「週末/夏休み/来年、何をしようと思っていますか」を聞き合い、相手の答えをクラスに「○○さんは〜(よ)うと思っています」と報告するやり取り(練習Cの型)にする。

  1. 口頭カレンダーの絵(温泉・飛行機・本・車・料理)を指し、時のキュー(「週末」「夏休み」「来年」)と組み合わせて全体で「〜(よ)うと思っています」を言わせる。次にキューを辞書形だけにし(「習う」「受ける」「引っ越す」)、最後は絵だけで個人に言わせる。教師が「何をしようと思っていますか」と聞き、答えを一文で返させる問答も入れる。
  2. ペアAは「計画カード」(来年・夏休み・連休の欄に絵が一つずつ)を持ち、Bは白紙の同じ表を持つ。Bが「夏休みに何をしようと思っていますか」と聞いて、Aの答えを表に書き込む。3つ埋まったら役を替える。最後に表を見ながら相手の名前を入れて「〜さんは夏休みに〜(よ)うと思っています」と第三者として言い直させる。
  3. 産出「わたしの計画インタビュー」:学生は教室を回って3人に「卒業したら/来年/次の休みに何をしようと思っていますか」と聞き、答えと理由(「〜から」)をメモする。席に戻って一人分をクラスに報告する。教師は、報告で「と思っています」を使っているか(「と思います」にしていないか)、意向形の前に辞書形を置いていないかを見る。

つまずきと手当て

  • 意向形でなく辞書形やます形を使う(×帰ると思っています、×帰りましょうと思っています)。「帰ると思っています」は「帰るだろう」の推量(第21課)の意味になる、と二つの文を並べて見せる
  • ほかの人の計画を「と思います」で言う(×小林さんは国へ帰ろうと思います)。ほかの人の心の中を話し手が言い切る形になって不自然なので、ほかの人の考えは「と思っています」、と板書の三行目を指す
  • 「と思っています」をいつも使い、その場で決めたことまで言う。困るほどの誤りではないが、レストランで「わたしはカレーにしようと思います」のような短い場面で、いま決めたら「と思います」と一度だけ聞かせる

既習の文型との違い

  • 〈普通形〉と思います(推量)(第21課)第21課の「あしたは雨が降ると思います」は普通形に付いて、話し手の推量を言います。この課は意向形に付いて、話し手の計画を言います。計画のつもりで「帰ると思っています」と言うと「帰るだろうと思っている」に聞こえるので、「降る」と「帰ろう」の二つを並べて、前の形で意味が決まることを見せます。
  • 〈Vます形〉たいです(第13課)「料理を習いたいです」は希望を言うだけで、するかどうかはまだ分かりません。「料理を習おうと思っています」は、するつもりで考えている計画に近くなります。学習者が「習いたいです」ばかり使うときは、「習いたいです。だから、来月から習おうと思っています」と二文をつなげて違いを見せます。
関連する文型

学習項目 3 まだ〈Vて形〉いません

意味・はたらき文型 3

「レポートはまだ書いていません」のように、ある動作がまだ終わっていない・まだしていないことを言う文型で、「これからする(つもりだ)」という気持ちが入ります。第7課の「もう〜ました」の問いへの否定の答えとして使うことが多く、「もう出しましたか——いいえ、まだ出していません」となります。「〜ませんでした」は過去のある時にしなかったことを言う形なので、「まだ」といっしょには使いません。短く「いいえ、まだです」と答えることもできます。

接続

まだ+Vて形+いません(「もう〜ましたか」への否定の答え。「まだ〜ませんでした」とは言わない)

形
もう昼ご飯を食べましたか——いいえ、まだ食べていません旅行の計画はまだ決めていませんレポートはまだ出していませんから、あした出しますいいえ、まだです(短い答え)

導入

  • 「もう」と「まだ」を時計と絵で宿題のプリントを2枚用意し、1枚は書き終わった物、1枚は白紙を見せる。書いた方を持って「もう書きました」、白紙を持って「まだ書いていません。これから書きます」。板書に時間の線を引き、「いま」の左に「もう〜ました」、右に「まだ〜ていません→これから」と書いて、「まだ」のあとはいつも「〜ていません」と囲む。
  • 学生に聞いて回る「もう〜ましたか」の問いを、その日に本当にしたかどうか分かることで聞く(朝ご飯を食べる・宿題を出す・きょうのニュースを見る)。「いいえ」の人には必ず「まだ〜ていません」で答えさせ、「まだ〜ませんでした」と言ったら、板書の時間の線を指して言い直させる。

板書案

──〔赤〕いま──→ 時間の線
もう 書きました | まだ 書いていません → これから
もう〜ましたか —— はい、もう〜ました/いいえ、まだ〜ていません
×まだ書きませんでした 〔青〕きのう書きませんでした(過去のある時)

場面と発話(自作)

  • 月曜日の朝、上司から、先週の会議の資料を送ったかどうか聞かれた。まだ送っていない。すみません、まだ送っていません。きょう送ります。
  • 友達に、日本語の試験に申し込んだか聞かれた。まだ申し込んでいません。あしたしようと思っています。
  • レストランで店の人が注文を聞きに来たが、まだ決まっていない。すみません、まだ決めていません。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

○×の付いた絵カードで「もう〜ましたか」「はい、もう〜ました/いいえ、まだ〜ていません」の問答(練習Bの型)を10枚。次に「旅行の準備」「引っ越しの準備」のチェックリストを見て、ペアで済んだこと・まだのことを聞き合い、「まだ〜ていませんから、これから〜」と次にすることまで言わせる(練習Cの型)。

  1. 口頭○×の付いた絵カード(昼ご飯を食べる・宿題を出す・切符を買う・部屋を掃除する・メールを送る)を出し、教師が「もう〜ましたか」と聞く。○なら「はい、もう〜ました」、×なら「いいえ、まだ〜ていません」を全体で答えさせる。慣れたら×の答えに「これから〜ます」「あした〜(よ)うと思っています」を一文足させる。
  2. ペア旅行の準備のチェックリストを二人に配る。Aの表には済んだことに○が付いていて、Bの表は空欄(情報差)。Bが「もうホテルを予約しましたか」と聞き、Aが答え、Bが○か×を書く。全部聞き終わったら表を見比べて合っているか確かめ、役と表を替えてもう一回。
  3. 産出「引っ越しの準備報告」ロールプレイ:学生は来週引っ越す人になり、先輩役に準備がどこまで進んだか報告する。済んだことは「もう〜ました」、まだのことは「まだ〜ていませんから、〜(よ)うと思っています」と次の計画まで言う。教師は「まだ〜ませんでした」が出ていないか、「いいえ」のあとに「まだ」を置けているかを聞いて直す。

つまずきと手当て

  • 「まだ〜ませんでした」と言う(×まだ食べませんでした)。母語の影響で過去形にしたくなる学習者が多い。「ませんでした」は「きのう食べませんでした」のように、過去のある時のこと、と時間の線で分けて見せる
  • 「もう」の問いに「いいえ、もう〜ていません」と答える。「いいえ」のあとは「まだ」、と問いと答えの組を板書に残す
  • 「まだ〜ています」(肯定・続いている)と混ぜる。「まだ雨が降っています」はまだ続いている、「まだ〜ていません」はまだ始まっていない・終わっていない、と二つを並べて見せるのは、両方が出たときに一度だけ

既習の文型との違い

  • もうVました(第7課)第7課で「もう〜ました」とその答え「いいえ、まだです」を習っています。この課では「まだです」の中身を「まだ〜ていません」で言えるようにします。学習者は肯定の答えにつられて「*いいえ、まだ書きませんでした」と過去の否定を作りやすいので、問いと答えの組で板書に残します。
  • 〈Vて形〉います(結果の状態)(第29課)「窓が開いています」は動作の結果が残っている状態で、「まだ〜ていません」はその動作がまだ起きていない状態を言います。どちらも「〜ている」の形で今の状態を言う点が同じです。学習者が「もう食べています」と答えたら、済んだことは「もう食べました」と言う、と問いと答えの組に戻します。
関連する文型

学習項目 4 〈V辞書形〉/〈Vない形ない〉つもりです

意味・はたらき文型 4

「来年の3月に国へ帰るつもりです」のように、話し手がもう決めている意志や計画を言う文型です。「意向形と思っています」より、はっきり決めている感じが強くなります。しないと決めているときは「〜ないつもりです」を使います(「たばこはもう吸わないつもりです」)。人の意志を聞くときに使うこともできますが、目上の人に「〜つもりですか」と直接聞くと、失礼に聞こえることがあります。

接続

V辞書形+つもりです/Vない形+ないつもりです(話し手が決めている意志)

形
来年の3月に国へ帰るつもりです日本の会社で働くつもりです今年はもう旅行しないつもりです夏休みは国へ帰るつもりですか——いいえ、帰らないつもりです

導入

  • 決めている度合いの矢印文型2のカレンダーをそのまま使い、来月の旅行の絵に切符の実物(またはその絵)を足して「もう切符を買いました。来月京都へ行くつもりです」。板書に左から右へ矢印を引き、左に「〜(よ)うと思っています(考えている)」、真ん中に「〜つもりです(決めている)」と書く。つもりの前は辞書形、と文型1の意向形と色を変えて書く。
  • 「しない」と決めていることを教師がたばこやお菓子の絵を見せ、首を振って「もう食べないつもりです」。板書の「〜つもりです」の下に「〜ないつもりです」を足し、ない形の列(第17課)から線を引く。学生に「今年、何をしないつもりですか」と聞くと、自分の決心として自然に言いやすい。

板書案

V辞書形 + つもりです / Vない形 + ないつもりです
来年、国へ〔赤〕帰る つもりです。 もう たばこを〔赤〕吸わない つもりです。
〔青〕〜(よ)うと思っています ──→ 〜つもりです
   (考えている)      (決めている)
×帰ろうつもりです ×帰りますつもりです

場面と発話(自作)

  • アルバイト先の店長に、学校を卒業したらどうするか聞かれた。卒業したら、日本の会社で働くつもりです。
  • 健康診断のあと、友達に「お酒、まだ飲む?」と聞かれた。もう飲まないつもりです。
  • 引っ越しの話をしている友達に、新しい部屋を決めたか聞く。どこに住むつもりですか。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

絵カードで「〜(よ)うと思っています→〜つもりです」の言い換え、次に「〜ないつもりです」の言い換え(練習Bの型)を各5枚。そのあとペアで「卒業したら」「今年」「次の休み」について、するつもりのこと・しないつもりのことを一つずつ聞き合う(練習Cの型)。

  1. 口頭文型2で使った計画の絵をもう一度出し、教師が「〜(よ)うと思っています」と言ったら、学生は「〜つもりです」に言い換える。次に×の付いた絵(お酒・たばこ・夜遅く寝る・タクシーに乗る)で「〜ないつもりです」を言わせる。キューを「来年」「もう」のような時の言葉と絵だけに減らし、個人で言わせる。
  2. ペア二人に「卒業したら」「今年」「次の休み」の三つの欄の表を配る。Aが「卒業したら、何をするつもりですか」と聞き、Bは「〜つもりです」と一つ答え、さらに「〜ないつもりです」を一つ足す。Aは答えを書き取り、「どうしてですか」と一度だけ理由を聞く。役を替えて同じ表を埋める。
  3. 産出「今年の決心カード」:学生がカードに「するつもりのこと」二つ、「しないつもりのこと」一つを書き、理由を「〜から」で添えて発表する。聞いている学生は一人一つ質問する(「いつから始めるつもりですか」)。教師は「つもり」の前の形(辞書形・ない形)と、決まった予定まで「つもり」で言っていないかを見る。

つまずきと手当て

  • つもりの前に意向形やます形を付ける(×帰ろうつもりです、×帰りますつもりです)。文型2との混同が多い。「つもり」の前は辞書形、と板書の色分けに戻す
  • 「しない」を「行くつもりじゃありません」で言う。文法の誤りではないが、「そういう考えではない」と打ち消す響きになって「行かないつもりです」と少しずれるので、まずは「行かないつもりです」を体に入れる
  • 決まった予定(会議・飛行機の時間)まで「つもりです」で言う(×会議は3時に始まるつもりです)。自分の意志で決めることではないので「予定です」、と文型5の板書につなぐ
  • 先生に「先生は夏休みにどこへ行くつもりですか」と聞く。文として正しいが失礼に聞こえることがあるので、目上の人には「どこかへ行かれますか」のような言い方が後の課で出る、とだけ添えて、ここでは「夏休みはどうしますか」で聞かせる

既習の文型との違い

  • 〈V意向形〉と思っています(第31課 文型2)どちらも話し手の計画を言いますが、「〜つもりです」のほうが決めている感じが強くなります。形の違いは前に来る動詞で、「と思っています」は意向形、「つもりです」は辞書形です。学習者は二つを混ぜて「*帰ろうつもりです」と言いやすいので、板書で色を分けて前の形を確かめます。
  • 〈Vます形〉たいです(第13課)「国へ帰りたいです」は気持ち、「国へ帰るつもりです」は決めたことです。希望はあるがまだ決めていないときに「つもりです」と言うと、聞き手は決まった話だと受け取ります。ペア練習で「行きたいですが、まだ決めていません」と「行くつもりです。もう切符を買いました」を言い比べさせます。
関連する文型

学習項目 5 〈V辞書形〉/〈Nの〉予定です

意味・はたらき文型 5

「来月、大阪の支店へ出張する予定です」「会議は3時に終わる予定です」のように、もう決まっている予定を言う文型です。「つもりです」は話し手の意志ですが、「予定です」は会社やほかの人が決めたこと、時間割のように決まっていることにも使え、自分の意志とは限りません。そのため、会議・電車・式などの物や行事を主語にして言うこともできます。名詞には「の」を付けて「出張の予定です」「来週の予定です」とします。

接続

V辞書形+予定です/N+の+予定です(もう決まっている予定。意志でなくてもよい)

形
来月、大阪の支店へ出張する予定です結婚式は6月の予定ですあしたは本社で会議の予定です飛行機は何時に着く予定ですか——3時に着く予定です

導入

  • 手帳とスケジュール表で教師の手帳(または大きなスケジュール表)を見せ、会社や学校が決めた予定(会議・試験・出張)を指して「来週の月曜日に試験をする予定です」「金曜日は出張の予定です」。文型4の矢印の右端に「〜予定です(決まっている)」を足し、三つの言い方が「考えている→決めている→決まっている」と並ぶようにする。「Nの予定です」は名詞の欄を別に作り、「の」を色チョークで囲む。
  • 物が主語の文で違いを見せる新幹線の時刻表やイベントのポスターを見せて「電車は10時に出る予定です」「展覧会は日曜日までの予定です」。電車や展覧会は「つもり」を持たない、と言って、「×電車は出るつもりです」に×を付けて板書する。これで「予定」は意志でなくてもいい、という線が一目で分かる。

板書案

V辞書形 + 予定です / N〔赤〕の + 予定です
来月、大阪へ出張する予定です。 金曜日は会議〔赤〕の予定です。
〔青〕〜(よ)うと思っています → 〜つもりです → 〜予定です
  (考えている)  (決めている) (決まっている)
電車は10時に出る予定です。 ×電車は出るつもりです

場面と発話(自作)

  • 取引先の人に、上司がいつ戻るか聞かれた。上司のスケジュールを見て答える。部長は4時に会社へ帰る予定です。
  • 友達に、週末に会えるか聞かれた。土曜日は友達の結婚式がある。土曜日は友達の結婚式の予定ですから、日曜日はどうですか。
  • 会社の同僚に、夏の休みの計画を話す。もう飛行機の切符を買ってある。8月10日から国へ帰る予定です。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

スケジュール表のカードで「〜予定です」「Nの予定です」の代入練習(練習Bの型)。次に「つもり」と「予定」の聞き分けとして、教師が文を言い、学生が「意志」か「決まっている」かを指で示す。最後にペアで一週間のスケジュール表を交換し、「月曜日は何をする予定ですか」と聞き合う(練習Cの型)。

  1. 口頭教師の手帳の拡大コピーを貼り、日付を指して全体で「〜予定です」を言わせる(「月曜日・会議」→「月曜日は会議の予定です」、「水曜日・出張する」→「水曜日に出張する予定です」)。名詞のキューと動詞のキューを交互に出し、「の」が入るかどうかを言い分けさせる。最後に時刻表や式の案内の絵で、物や行事が主語の文も言わせる。
  2. ペアAとBに、空き時間の違う一週間のスケジュール表を配る(情報差)。Aは「火曜日は何をする予定ですか」と聞いて、Bの予定を自分の表に書き込み、二人とも空いている日を見つけて「じゃ、木曜日に会おう」と意向形で決める。表を替えてもう一回。
  3. 産出「来週の予定を伝える」ロールプレイ:学生は会社員になり、上司に来週の予定(出張・会議・休み)を報告する。上司役は「何時に帰る予定ですか」と一つ聞き返す。教師は「Nの予定です」の「の」と、自分の決心まで「予定です」で言っていないか(「つもりです」の場所)を見る。

つまずきと手当て

  • 名詞のあとの「の」を落として「出張予定です」「会議予定です」と言う。話し言葉でも自然な言い方で誤りではないが、この課では「出張の予定です」のように「Nの予定です」の形で練習する、と板書の名詞の欄を指す
  • 「予定です」の前に意向形やます形を付ける(×行こう予定です、×行きます予定です)。「つもり」と同じく前は辞書形、と色分けの板書に戻す
  • 「予定です」と「つもりです」を区別しないで、何でも「予定です」と言う。自分の決心(「もうたばこを吸わない」)は「つもりです」が自然、と矢印の板書で場所を確かめさせる

既習の文型との違い

  • 〈V辞書形〉/〈Vない形ない〉つもりです(第31課 文型4)「つもりです」は話し手が自分で決めた意志、「予定です」は会社や時間割などで決まっていることを言います。電車や会議のように意志を持たないものは「予定です」しか使えず、「*電車は10時に出るつもりです」は誤りになります。反対に「もうたばこを吸わない予定です」は誤りではありませんが、自分の決心として言うなら「つもりです」が自然です。
  • Vます/Vません/Vました/Vませんでした(第4課)「あした大阪へ行きます」も未来のことを言えますが、決まっているかどうかまでは言いません。「行く予定です」は、もう決まっていて手帳に書いてある感じが加わります。仕事の報告では「予定です」を使うと、相手に確かな情報として伝わります。
関連する文型

語彙の扱い

この課の新出語は、計画や予定を話すための語(続けます・見つけます・申し込みます・卒業します・受けます など)と、行事や場所の語(連休・結婚式・展覧会・本社・支店・大学院・温泉 など)が中心です。動詞は辞書形・意向形を1組にして絵カードで出し、文型1と文型2の代入練習にそのまま使います。行事や場所の語はカレンダーとスケジュール表に貼って、「〜予定です」「〜つもりです」の練習の材料にします。

この課の練習で使う語(12語・意味・連語・例文)

  • 習います(ならいます) だれかに教えてもらって、新しいことができるようにします。 料理を〜・ピアノを〜・先生に〜
    友達に、来月から始めたいことを話す。
    「来月から料理を習おうと思っています。」
  • 続けます(つづけます) 始めたことを、やめないでずっとします。 勉強を〜・仕事を〜
    先生に、国へ帰ったあとのことを聞かれた。
    「国へ帰っても、日本語の勉強を続けるつもりです。」
  • 申し込みます(もうしこみます) 試験や旅行などに出たいと、受付の人に伝えます。 試験に〜・旅行に〜
    友達に、日本語の試験に申し込んだか聞かれた。
    「いいえ、まだ申し込んでいません。」
  • 受けます(うけます) 試験や面接に出て、問題に答えたり話したりします。 試験を〜・面接を〜
    同僚に、7月の予定を聞かれた。
    「7月に日本語の試験を受ける予定です。」
  • 卒業します(そつぎょうします) 学校で勉強することが全部終わって、その学校を出ます。 大学を〜・日本語学校を〜
    アルバイト先の人に、これからのことを聞かれた。
    「来年の3月に日本語学校を卒業する予定です。」
  • 見つけます(みつけます) 探していた物や仕事を、探して手に入れます。 仕事を〜・部屋を〜・アパートを〜
    引っ越しを考えている友達と話す。
    「まだ新しい部屋を見つけていません。」
  • 引っ越します(ひっこします) 住む所を、ほかの町や家に変えます。 大阪へ〜・新しいアパートに〜
    先輩に、なぜ忙しいのか聞かれた。
    「来月、大阪へ引っ越す予定です。」
  • 出張します(しゅっちょうします) 仕事のために、ほかの町や国へ行きます。 大阪へ〜・支店へ〜
    取引先の人に、上司の予定を聞かれた。
    「部長はあした、名古屋へ出張する予定です。」
  • 連休(れんきゅう) 休みの日が何日か続くことです。 〜に旅行する・5月の〜
    同僚と、休み時間に話す。
    「連休は、家族と温泉へ行こうと思っています。」
  • 結婚式(けっこんしき) 二人が結婚するときに、家族や友達を呼んでする式です。 〜に出る・友達の〜
    友達に、土曜日に会えるか聞かれた。
    「土曜日は姉の結婚式の予定です。」
  • 大学院(だいがくいん) 大学を卒業したあとで、もっと深く研究するために入る学校です。 〜に入る・〜で研究する
    日本語学校の先生に、卒業したあとのことを聞かれた。
    「日本の大学院に入るつもりです。」
  • たばこ(たばこ) 火をつけて煙を吸うものです。 〜を吸う・〜をやめる
    健康診断のあと、友達に話す。
    「もうたばこは吸わないつもりです。」

会話の扱い

会話は、題のとおり、これからしようと思っていることを話す流れで、「〈V意向形〉と思っています」が芯です。最初はCDか教師の読みで「だれが、何をしようと思っているか、なぜか」をつかませ、役割を替えて二回読んだら、「料理を習おう」の部分を学生それぞれが習いたいこと・始めたいこと(ピアノ・運転・ダンスなど)に置き換えて再現させます。聞き手が相手の計画に興味を示して質問を重ねるところは、文型2の「何をしようと思っていますか」、文型4・5の「いつ〜つもりですか」「〜予定ですか」を使える場所なので、置き換えのときに一問ずつ足させます。会話の文はここに載せていないので、手元の教科書で確かめてください。

宿題と次のコマ

宿題は問題の文法部分と、「わたしの計画」を五文(意向形と思っています二つ・つもりです一つ・ないつもりです一つ・予定です一つ)で書くこと。次のコマの最初に意向形のカードテスト(辞書形→意向形・10語)をしてから作文を発表させ、第32課の「〜たほうがいいです」「〜でしょう」「〜かもしれません」につなぐ。意向形の板書(三列)と、「思っています→つもり→予定」の矢印は、作文の発表まで残しておく。

よくある質問

  • 第31課の意向形はどの順で教えればいいですか?

    「休みましょう=休もう」と、まず第6課の「〜ましょう」の普通体だと分からせてから作り方に入ります。作り方はグループI→II→IIIの順で、グループIは辞書形のう段をお段に変えて「う」を付ける規則をあいうえお表で見せます。グループIの「る」で終わる動詞(帰る・入る・走る)と「来よう(こよう)」の読みは別に取り出して練習します。

  • 「〜(よ)うと思っています」「〜つもりです」「〜予定です」の違いは何ですか?

    考えている計画が「〜(よ)うと思っています」、自分で決めた意志が「〜つもりです」、会社や時間割などで決まっていることが「〜予定です」です。板書に一本の矢印を引き、左から「考えている→決めている→決まっている」と並べると学習者が場所で覚えられます。電車や会議のように意志を持たないものは「予定です」しか使えない、という一例で境目を見せます。

  • 「〜と思います」と「〜と思っています」はどう違いますか?

    この課の範囲では、「と思います」はその場で考えた・決めたこと、「と思っています」は少し前から考え続けていることを言う、と説明します。ほかの人の計画を言うときは「田中さんは国へ帰ろうと思っています」の形にします。細かい使い分けにこだわりすぎず、計画を話すときは「と思っています」を基本にすれば十分です。

  • 「まだ食べませんでした」と言う学習者にはどう説明しますか?

    時間の線を板書し、「ませんでした」は「きのう食べませんでした」のように過去のある時にしなかったこと、「まだ食べていません」は今の時点でまだしていない状態だと分けて見せます。そのうえで「もう〜ましたか——いいえ、まだ〜ていません」を問いと答えの組で何度も言わせます。理屈よりも組で覚えさせるほうが定着します。

  • この課は何コマで終わりますか?

    90分×2コマが目安です。1コマ目は導入と意向形の作り方、「〜(よ)うと思っています」まで、2コマ目は「まだ〜ていません」「〜つもりです」「〜予定です」と会話・練習Cです。意向形の形が定着していないクラスでは、2コマ目の最初に10語のカードテストを入れてから文型3に進みます。

この課に関係する用語・解説・練習問題

この課の文型を、日本語教員試験の用語でいうと何にあたるか。授業の説明に迷ったときの確認と、試験対策に。

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手引きで扱っている教科書。本文・例文は手元の教科書で確かめてください。