当サイトの問題演習・用語集・解説記事は無料で使えますが、紙の問題集で本番の形に慣れたい、聴解の練習をしたい、1冊で体系を押さえたい、という人には市販の教材が役に立ちます。このページでは、種類ごとに1冊ずつ、当サイトとどう組み合わせるかといっしょにまとめました。本と講座のリンクはアフィリエイトリンク(PR)で(本は Amazon と楽天ブックス)、当サイトはその収益で運営されています。価格や在庫は変わりやすいので、リンク先で確かめてください。
教材を選ぶより先に、文部科学省が公開している「出題内容及びサンプル問題」に目を通してください。基礎試験の区分ごとの出題割合と、応用試験の読解・聴解のサンプル問題が載っていて、聴解のサンプルには音声も付いています。試験の形はこれで無料で確かめられます。出題範囲を決めているコアカリキュラム、日程と合格基準を決めている実施要項も同じく無料です。
そのうえで、市販の教材は「自分のルートで受ける試験」と「当サイトで足りないところ」に合わせて選びます。全部をそろえる必要はありません。
基礎試験を受ける人(免除なし・Fルートなど)向けです。当サイトの問題演習は一問ずつ即採点する形なので、紙の上で時間を計って区分をまたいで解く練習は、問題集のほうが向いています。模試(100問・120分)と役割が近いので、当サイトの模試を2回とも使い終えてから手に取ると、本番の形の練習量が増えます。
『日本語教員試験「基礎試験」解ける500問』(コスモピア・2026年6月刊)は、書名のとおり基礎試験の形式に合わせた問題集です。解いて間違えた項目は、当サイトの用語集や解説記事で引き直すと、知識の穴が埋まります。
範囲を体系的に押さえたい人、間違えた用語を手元の1冊で確かめたい人向けです。当サイトの用語集(297語)は1語1ページで練習問題にも飛べますが、通勤中や寝る前にページをめくって眺める使い方は紙のほうが続きます。
『増補版 日本語教員試験 対策用語集』(アルク・2026年7月刊)は、日本語教員試験の名を冠した用語集の増補版です。当サイトで出てきた語をこの本で引き、本で知った語を当サイトの練習問題で確かめる、という往復が組みやすい組み合わせです。
基礎試験が免除される人と、基礎試験の目処が立った人向けです。本試験の読解は、1つの資料に複数の問いがぶら下がる形で出ます。当サイトの応用試験(読解)60問は1事例1問の形なので、本番と同じ形で解く練習は問題集で補う必要があります。
『日本語教員試験 応用試験 問題集』(くろしお出版・2025年9月刊)は応用試験に絞った問題集です。当サイトの60問で区分横断の考え方に慣れてから、この本で本番の形に移ると進めやすくなります。
応用試験を受ける人は全員が対象です。応用試験の聴解50問は、音声を聞いて答える形式で、読解60問と合わせた110点満点の総合6割程度が合格基準です。当サイトは聴解問題を扱っていません。文部科学省のサンプル問題の音声で形式をつかんだあと、量を補うなら聴解の教材が要ります。
『日本語教員試験 応用試験 聴解問題集』(くろしお出版・2026年10月刊)は聴解に絞った問題集です。基礎試験から受ける人は基礎を先に進め、聴解は並行して少しずつ、という配分が現実的です。基礎試験が免除される人は、聴解の比重を上げてかまいません。
問題を解く前に全体像を1冊で押さえたい人向けです。日本語教員試験に特化した体系的なテキストはまだ少なく、出題範囲が実質同じ日本語教育能力検定試験(検定試験のガイド)向けのテキストが知識の補強に使えます。
『日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版』(翔泳社・2021年刊)は、検定試験の受験者のあいだで「赤本」と呼ばれてきた定番のテキストです。ただし日本語教員試験が始まる前の刊行なので、登録日本語教員の制度・経過措置・令和8年度からの検定試験のCBT化といった制度の話は、この本ではなく当サイトの受験ガイドと文部科学省の一次資料で確かめてください。音声・文法・教授法・第二言語習得のような、年が経っても変わらない範囲の読み物として使うのが向いています。
本で独学するのが続かない人や、講義を聞いて試験範囲の全体をつかみたい人には、オンラインの試験対策講座という選び方もあります。ここで紹介するのはアガルートアカデミーの「日本語教員試験・日本語教育能力検定試験」の講座です。動画の講義とオリジナルテキストで学ぶ形で、日本語教員試験と日本語教育能力検定試験の両方に対応しています。
講座は、試験範囲をひととおり扱う講義(総合講義)を中心にしたカリキュラムのほか、音声学・文法の単科講座や、日本語教員試験の聴解問題の形式に合わせた聴解対策の講座があります。当サイトでは聴解を扱えないので、聴解だけを講座で補う使い方もできます。申し込む前に、無料の受講相談と講義の無料体験が使えます。
講座のうち「合格カリキュラム」には、対象年度の試験に合格し、合格体験記の提出や実名での合格者インタビューへの出演といった条件を満たすと、受講料の税抜額にあたる額とお祝い金が支払われる合格特典があります。総合講義だけの受講は対象外です。価格・セール・特典の内容と条件は年度ごとに変わるので、申し込む前に講座ページで確かめてください。
当サイトと組み合わせるなら、講義で1つの区分をひととおり聞いたら、その区分の問題を当サイトの問題演習で解き、取りこぼした用語を用語集で引き直す、という順がむだがありません。
自分がどの試験を受けるかで、要る本が変わります。免除の有無は資格取得ルートで確かめてください。
| 受ける試験 | まずそろえる | あとから足す |
|---|---|---|
| 基礎試験+応用試験(免除なし・Fルートなど) | 基礎試験の問題集、聴解の問題集 | 用語集。応用試験(読解)の問題集は基礎の目処が立ってから |
| 応用試験だけ(基礎試験免除) | 応用試験(読解)の問題集、聴解の問題集 | 用語集。基礎試験の問題集は不要 |
| 日本語教育能力検定試験も受ける | 体系的なテキスト(赤本)、用語集 | 受ける試験に合わせて上の2行から |
どのルートでも、当サイトの問題演習と用語集は無料で使えます。本は「当サイトで足りないところ」から順に足すと、むだがありません。
試験ルートではなく養成機関ルート(420時間以上の養成課程を修了して登録する道)を考えている人や、試験と並行して通学で学びたい人は、養成講座の個別相談で自分のルートを確かめるのが早道です。ルートの違いは資格取得ルートに整理してあります。