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日本語教育能力検定試験とは — 令和8年度からのCBT試験

日本語教育能力検定試験は、日本語教育に携わるうえで必要とされる基礎的な知識・能力を検定する試験です。実施しているのは公益財団法人 日本国際教育支援協会(JEES)で、実施要項には国家資格としての登録日本語教員のための試験ではないと明記されています。令和8年度からCBT方式・通年実施に変わり、試験の構成も大きく変わりました。ここでは何がどう変わったのか、日本語教員試験と何が同じで何が違うのかを、公表されている実施要項にもとづいて整理します。

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1試験の構成・日程・受験料2科目の内訳、CBTと通年実施、出願と会場、結果の通知 2出題範囲と教員試験との違い5区分と主要項目(1)〜(50)の全表、日本語教員試験との異同 3対策の進め方このサイトの使い方、試験1と試験2への備え、音声媒体の扱い

まず押さえる3点

一つめ。令和8年度から作り変わりました。紙の年1回からCBT方式・通年実施になり、全国47都道府県のテストセンターで受けられます。科目も3つから2つに再編され、解答方式は全て多肢選択になりました。従来あった記述式の問題はなくなっています。

二つめ。国家資格のための試験ではありません。実施要項に「国家資格としての登録日本語教員のための試験ではない」と明記されています。登録日本語教員を目指すなら、受けるのは文部科学省が実施する日本語教員試験のほうです。

三つめ。出題範囲は日本語教員試験とほとんど同じです。5区分(社会・文化・地域/言語と社会/言語と心理/言語と教育/言語)も、その下の主要項目(1)〜(50)も共通しています。違いは<28>教育実習の扱い(検定は範囲に含み、日本語教員試験は実践研修が受け持つため一覧に入らない)と、区分の番号のずれコミュニケーション能力は養成課程コアカリで⑮、検定で⑯)の2点です。

対策の中身は共通出題範囲がほぼ同じということは、対策の中身もほぼ同じだということです。このサイトの練習問題・用語集・解説記事は、どちらの試験にもそのまま使えます。違いが出るのは、試験の形式と、教育実習まわりの扱いです。

令和7年度までとの違い

変更点を並べると次のようになります。受験料は17,000円から13,000円に下がり、出願は年1回の1か月間から、試験日の60日前に開始する方式に変わりました。

令和7年度まで令和8年度から
方式紙・年1回CBT・通年実施
会場全国7地区の大学等全国47都道府県のテストセンター
科目試験Ⅰ・試験Ⅱ(聴解)・試験Ⅲ の3科目試験1・試験2 の2科目
解答方式試験Ⅲに記述式(20点)あり全て多肢選択方式
受験料17,000円13,000円
出願年1回・1か月間試験日の60日前から受付開始

受験者の規模

令和7年度の実施結果は、応募者2,413人・受験者1,958人・合格者579人でした。合格率はおよそ29.6%になります。国家資格の制度が始まってから規模は小さくなっていますが、日本語教育の基礎知識を体系的に確かめる試験としては引き続き実施されています。

なお、実施要項には合格基準は示されていません。合否は受験後1か月以内(予定)に、受験者全員に文書で通知されます。

練習問題を解いてみる基礎試験の5区分から、区分別のランダム出題。1問ごとに採点と解説が出ます
出典