動詞のテ形に「いる」が付いた形で、動詞の種類と文脈によって複数の意味を担う。主な用法は①動作の進行(今、本を読んでいる)②結果の状態(窓が開いている・結婚している・帽子をかぶっている)③反復・習慣(毎朝走っている)④経験・記録(彼は3回優勝している)。
①か②かは動詞の性質で決まる。継続動詞は進行、瞬間動詞(変化動詞)は結果状態になる。「死んでいる」が「死につつある」を意味しないのがその典型で、英語の進行形と一対一で対応させると誤解する。
他動詞+「てある」(窓が開けてある)はだれかが意図してその状態にしたという含みをもつ点で「開いている」と異なる。学習者は結果状態の「ている」を落として「窓が開きました」で済ませたり、状態動詞に付けて「お金があっています」と誤ったりする。
朝の教室で「田中さんはもう来ていますか」と聞けば、来たという変化の結果が今も続いているかを尋ねている。「来ている」は「今こちらへ向かっている」という意味ではない。学習者には、到着の点とその後に続く線を図にして示すと分かりやすい。「行っている」「帰っている」など、移動の動詞でも同じ考え方で説明できる。
「結婚していますか」と聞かれた学習者が「はい、結婚します」と答える例がある。「結婚する」は瞬間動詞で、「結婚している」はすでに結婚した状態を表す。ル形で答えると、これから結婚するという予定に聞こえてしまう。「住んでいます」「持っています」なども含め、状態を表す「ている」は問いと答えで同じ形を使うよう練習させる。
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