日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

モダリティ(もだりてぃ)

区分5 言語 ・ 日本語教員試験の用語

文の中で、出来事の内容(命題)に対する話し手の判断や伝達態度を表す文法カテゴリー。「あした雨が降る」という命題に「だろう」「かもしれない」「にちがいない」「らしい」を添えると、確からしさについての話し手の態度が加わる。

大きく、命題の真偽や必要性に関わる対事的モダリティ(推量の「だろう」、当為の「べきだ」、証拠性の「ようだ・らしい」)と、聞き手への働きかけに関わる対人的モダリティ(終助詞「ね・よ」、丁寧さ、命令・依頼・勧誘)に分けられる。

文は命題+モダリティの層構造をなし、モダリティ要素は文の末尾側に現れる。テンス・アスペクト・ヴォイスとの違い(どの層を表すか)を入れ替えた選択肢に注意。

具体例

「田中さんは来る」に「だろう」を付ければ話し手の推量、「かもしれない」なら可能性、「にちがいない」なら強い確信、「らしい」なら伝え聞いた情報や手がかりに基づく判断になる。命題の部分はそのままで、文末の形式だけが話し手の態度を変えている。学習者には、同じ命題に文末だけを付け替えた文を並べて示すと、違いがつかみやすい。

学習者に空の写真や天気予報の画面を見せ、「あしたは雨__」の文末を選ばせると、「でしょう」「ようです」「らしいです」の違いを考える練習になる。予報として述べるのか、自分で見た手がかりから判断したのか、人から聞いたのかによって、選ぶ形が変わる。根拠を言わせてから文末を選ばせると、判断の筋道が意識される。

混同しやすい語との違い
押さえどころ
関連用語
もっとくわしく: 日本語の文法(1)述語のまわり — 述語は四つの層でできているこの用語を含むテーマを、通して読める解説記事です
▸
この用語が出る練習問題
PR参考書・問題集

読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。

おすすめ教材の一覧はこちら