日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

みんなの日本語 初級Ⅰ 第4課「そちらは何時までですか」の教案

『みんなの日本語 初級Ⅰ 第2版 本冊』 ・ 会話「そちらは何時までですか」

この課で初めて動詞が文に入ります。時刻と曜日の言い方、「〜から〜まで」、そして「〜時に起きます」のように動詞に時刻を付ける形までを扱い、最後に ます/ません/ました/ませんでした で時制と肯定・否定を言い分けます。学習者は自分の一日と一週間を日本語で言え、店や施設の時間を電話で聞けるようになります。教える側の芯は、数字の読み(4時・7時・9時、〜ぷん)を毎回のウォームアップで体に入れることと、「に」を付ける時刻と付けない時の語(きょう・毎朝)を最初から分けて見せることです。

このページについて教科書の会話・例文・練習の文は載せていません。例文と場面はすべて自作です。文型の表記は出版社のシラバス一覧に合わせています。
学習項目6時間90分×2コマ

この課のねらい(Can-do)

  • 時計を見て「〜時〜分です」と言え、「今 何時ですか」と聞ける(半・午前・午後を含む)
  • 曜日を言え、「きょうは何曜日ですか」「休みは何曜日ですか」のやり取りができる
  • 施設の時間を「〜時から〜時までです」と言え、電話で「何時までですか」と聞ける
  • 自分の一日を「〜時に起きます」「〜時から〜時まで働きます」と言い、きのう・きょう・あしたに合わせて ます/ません/ました/ませんでした を言い分けられる

進め方と時間配分

目安は 90分×2コマ。コマの長さと学校のカリキュラムで配分は変わります。各段で押さえることと、かける時間の目安です。

段時間やること
導入(復習)10分第3課の数字(百・千・万)と「Nは〜円です」を数字カードで復習し、そのまま時計の数字へ。「〜円です」と「〜時までです」が同じ「N+数+です」の骨であることを後で見せる準備
文型1・240分針を動かせる時計とカレンダー。時刻の読み(4・7・9時、ふん/ぷん)→ 半 → 午前・午後 → 曜日。口慣らしが命なので、以後の毎回の冒頭5分に組み込む
文型325分施設の絵カードと時間の札で「〜から〜までです」。「何時までですか」だけの質問も作る(会話の鍵)
動詞の導入(文型6の前半)15分6つの動詞を絵カードと動作で入れ、ます/ません と「か」の質問・はい/いいえ の答えまで。文型4・5 に入る前にここで動詞を持たせる。1コマ目はここまで(ます/ません と はい・いいえ の答えまでで止める)
文型4・535分教師の一日を黒板の時間軸に描き「〜時に起きます」「〜時から〜時まで働きます」。「に」の付く語・付かない語をここで固定する
文型6(後半)・会話35分きのう・きょう・あした のカードで ました/ませんでした を足し、4つの形を表にまとめる。会話は電話で施設の時間と休みを聞く場面をロールプレイに
練習C・問題20分練習Cの型で「相手の施設の時間を聞く」やり取り。問題は時刻の聞き取りが中心なので、音声は2回聞かせて数字を書かせる。2コマ目の終わりに、自分の一日を4〜5文で言う産出をして宿題につなぐ

学習項目 1 -時-分です

意味・はたらき文型 1

時刻を「〜時〜分です」と言う文です。「今 何時ですか」という質問と組にして、時計を見て答えられるようにします。あわせて「半」(30分)と、時刻の前に付ける「午前」「午後」を入れます。文の骨は第1課からの「Nです」と同じで、新しいのは数字の読みです。

接続

数字+時(じ)+数字+分(ふん/ぷん)+です。「午前/午後」は時刻の前に置く

形
今 〜時〜分です〜時半です午前/午後 〜時です今 何時ですか/何分ですか

導入

  • 針を動かせる時計で「今 何時ですか」教具の時計(針を手で動かせるもの)を持ち、針を1時に合わせて「1時です」、2時に合わせて「2時です」と言いながら1〜12時を板書する。4時・7時・9時は赤で書き、読みを全員で3回ずつ言わせてから、針を動かして「今 何時ですか」と聞く。学生が答えられるようになったら、学生に針を動かさせて教師が答える役に回る。板書の枠は「今 _時_分です」。
  • 分と半、午前・午後は段を分けて分は1〜10分を縦に書き、「ぷん」になる1・3・4・6・8・10分に印を付けて音を確かめてから、15分・30分・45分を足す。30分は「半」でも言えることを針で見せる。午前・午後は太陽と月の絵を時計の横に置き、「午前7時」「午後7時」を並べて、同じ針でも意味が違うことを見せる。

板書案

今 _時_分です
今 何時ですか。— 9時15分です。
〔赤〕4時(よじ)・7時(しちじ)・9時(くじ)
〔青〕ぷん:1・3・4・6・8・10分 ふん:2・5・7・9分
30分 = 半 → 7時半
午前/午後 + 時刻(午前7時・午後7時)

場面と発話(自作)

  • 朝、教室に入ってきた学生が時計を持っていない。隣の学生に聞く。すみません、今 何時ですか。
  • 聞かれた学生が自分の時計を見て答える。8時50分です。
  • タイから来た学生が、国の家族に電話する前に時差を確かめたくて、先生に聞く。タイは今 何時ですか。— 午前11時半です。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

練習Bの型: 時計のカード(針の絵)を見せて「何時ですか」→「〜時〜分です」。読みの変わる4・7・9時と「ぷん」の分を多めに混ぜる。練習Cの型: ペアで、1人が腕時計の絵カードを持ち、もう1人が「すみません、今 何時ですか」と聞いて答えてもらう。答えたら「どうも」まで言わせて会話の形にする。

  1. 口頭教師が時計の針を動かし「何時ですか」と聞く → 全員で答える → 1人ずつ指名。キューの例は「4:00」「7:30」「9:15」「午後3:40」「10:06」で、読みの変わる4・7・9時と「ぷん」の分を続けて出す。慣れたら針の時計をやめ、数字だけのカード(「4:10」)と、太陽・月の絵を付けたカード(午前・午後)に替える。
  2. ペアAは「東京」と「Aの国」の時計の絵が描いてある紙、Bは針のない紙を持つ。Bが「すみません、〜は今 何時ですか」と聞き、Aの答えをBが紙に針で書き入れる。3つ聞いたら紙を見せ合って合っているか確かめ、役を交替する。答えのあとに「どうも」まで言わせて会話の形にする。
  3. 産出「時差クイズ」。学生が自分の国(または行きたい国)の今の時刻を調べてきて、「わたしの国は今 午後〜時〜分です」と言い、ほかの学生が「東京は今 何時ですか」と聞き返して答える。教師が見るのは、4・7・9時の読み、「ふん/ぷん」、午前・午後を時刻の前に置いているか。直すのは発表のあとにまとめて、読みの誤りだけ全員でもう一度言う。

つまずきと手当て

  • 4時・7時・9時を「よんじ」「ななじ」「きゅうじ」と読む。「よんじ」「きゅうじ」は直し、7時は「ななじ」も聞かれるが言う練習は「しちじ」にそろえる。数字の読みが変わる3つだけを赤で板書し、ウォームアップで毎回言わせる
  • 「ふん」と「ぷん」の区別(「さんふん」「じゅうふん」)。1・3・4・6・8・10分を一列に書き、音が変わる分だけを声に出して練習する。「なんぷん」も同じ列に入れる
  • 「7時半」を「7時半分」「7時30分半」と言う。「半」は「30分」の代わりに置くものだと針で見せる。「時」と「時間」(第11課)の混同は、この課では「時」だけを扱って「時間」をまだ出さないことで避ける

既習の文型との違い

  • Nは-円です(第3課)「100円です」と「10時です」は、どちらも「数字+助数詞+です」の同じ骨です。違うのは数字の読みで、4は円でも時刻でも「よ」(よえん・よじ)ですが、7と9は円では「ななえん」「きゅうえん」、時刻では「しちじ」「くじ」になります。学習者は「よんじ」「きゅうじ」と言いがちなので、円と時を並べて板書し、読みが変わる数だけ色を変えます。
  • Nは何階ですか(第3課)「何階」「何円」と同じく、「何時」「何分」も「何+助数詞」で質問を作ります。ただし「何分」は「なんぷん」で、「なんふん」とは言いません。質問の作り方は既習と同じだと見せると、新しく覚えるのは読みだけになります。
関連する文型

学習項目 2 Nは〜曜日です

意味・はたらき文型 2

曜日を言う文です。「きょうは何曜日ですか」「休みは何曜日ですか」のように、日や予定が何曜日かを聞いて答えます。主語になるのは「きょう」「あした」などの日を表す語と、「休み」「試験」「会議」のような予定の名詞です。7つの曜日の名前を覚えることが中心で、文の形そのものは「NはNです」と同じです。

接続

N(日・予定)+は+〜曜日+です。質問は「何曜日ですか」

形
きょうは〜曜日ですNは何曜日ですか休みは〜曜日と〜曜日です

導入

  • カレンダーで「きょう」を指す今月のカレンダーを黒板に貼り、きょうの日付を丸で囲んで「きょうは月曜日です」と言う。曜日の列を上から順に指して月・火・水・木・金・土・日を読み、漢字の意味(月・火・水・木・金・土・太陽)を一言添えると、漢字圏でない学生にも7つの並びが残りやすい。次に「あしたは?」「きのうは?」と指を動かして答えさせ、「きょう・あした・きのう」の3語をここで入れる。板書は「きょうは _曜日です」。
  • 学校の予定で「何曜日ですか」クラスの時間割や行事(試験・休み)を書いた紙を見せ、「試験は何曜日ですか」と聞く。「休みは土曜日と日曜日です」で「と」を入れ、2つ並べる言い方まで見せる。

板書案

きょうは _曜日です
月 火 水 木 金 土 日(+曜日)
あしたは 何曜日ですか。— 水曜日です。
休みは 土曜日と 日曜日です。
〔赤〕きのう ← きょう → あした の矢印

場面と発話(自作)

  • 休みが続いて曜日が分からなくなった学生が、朝、友だちに聞く。きょうは何曜日ですか。
  • アルバイト先で、店の休みの曜日を店長に聞いて答えてもらう。休みは何曜日ですか。— 水曜日です。
  • 学校の受付で、試験の曜日を確かめる。試験は金曜日ですか。— はい、金曜日です。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

練習Bの型: 曜日カード(月〜日)を1枚ずつ見せ「何曜日ですか」→「〜曜日です」。順番どおりの次はランダムに。練習Cの型: ペアで、1人が予定表(休み・試験・会議に曜日を書いた紙)を持ち、もう1人が「〜は何曜日ですか」と聞く。聞いた側が自分の紙に書き取ると、情報の差があるやり取りになる。

  1. 口頭カレンダーの日付を教師が指して「何曜日ですか」→ 全員で答える。キューの例は「カレンダーの丸」「曜日カードの『火』」「『あした』のカード」で、順番どおり → 逆の順 → ばらばらと難しくする。「きのうは?」「あしたは?」と時の語だけ言って、学生に曜日を答えさせる段も入れる。
  2. ペアAの紙には「休み・試験・会議」の半分の曜日、Bの紙には残りの曜日が書いてある。互いに「試験は何曜日ですか」と聞き合い、相手の答えを自分の紙に書き込む。全部埋まったら紙を見せ合って確かめ、別の紙で役を替えてもう一度。
  3. 産出「わたしの休み紹介」。学生が自分の学校や会社の休みの曜日を、「わたしの学校の休みは〜曜日と〜曜日です。きょうは〜曜日です。」の2文で言う。聞いた学生が「休みは何曜日ですか」と聞き返して確かめる。教師が見るのは、日曜日・月曜日の読み、「曜日」が落ちていないか、2つ並べるときの「と」。

つまずきと手当て

  • 「日曜日」「月曜日」の読み(「ひようび」「つきようび」)。曜日は7語を音で丸ごと覚えさせ、「日」「月」を単独で読ませない
  • 「曜日」を落として「きょうは月です」と言う。「月・火・水…」だけでは曜日にならないことを、板書の枠「_曜日」を指して直す
  • 「きょうは」の「は」を落とす、または「きょうに」と言う。「きょう・あした・きのう」には「に」を付けないことを、文型4(〜時に)に入る前にここで一度言っておく

既習の文型との違い

  • わたしはNです(第1課)文の形は第1課の「わたしは学生です」と同じ「NはNです」です。違うのは「は」の前に来る語で、この課では「きょう」「休み」「試験」のような日や予定の語が入ります。「きょうは月曜日です」を第1課の文と並べて見せると、新しく覚えるのが曜日の名前だけだと分かります。
関連する文型

学習項目 3 Nは-時から-時までです

意味・はたらき文型 3

店や施設の開いている時間、休みや試験の時間のように、始まりと終わりを「〜から〜まで」で言う文です。「から」が始まり、「まで」が終わりで、どちらか片方だけでも使えます(「何時までですか」)。曜日にも付けられます(「月曜日から金曜日まで」)。会話の題「そちらは何時までですか」は、この「まで」だけの質問に、電話の相手の場所を指す「そちら」(第3課)が付いた形です。

接続

N+は+時刻/曜日+から+時刻/曜日+まで+です。「から」「まで」は名詞の後ろに付く

形
Nは〜時から〜時までですNは何時から何時までですかNは何時までですかNは〜曜日から〜曜日までです

導入

  • 施設の絵と時間の札銀行・郵便局・図書館・デパートの絵カードに、入口の札のように「9:00〜15:00」と書いた紙を貼って見せ、「銀行は9時から3時までです」と言う。時間軸に矢印を描いて「から=始まり」「まで=終わり」を示し、板書は「Nは _時から _時までです」。次に札の数字を隠して「銀行は何時から何時までですか」と学生に聞かせる。
  • 「何時までですか」だけを切り出す電話の絵を見せ、「今、銀行の前にいる。閉まる時間だけ知りたい」という状況を作って「何時までですか」と聞く形を見せる。会話で使う形なので、「から」なしでも文になることをここで確かめておく。曜日の札(月〜金)に替えて「郵便局は月曜日から金曜日までです」も1度やる。

板書案

N は _時から _時までです
銀行は 9時から 3時までです。
〔矢印〕9時 ──→ 3時(左に から・右に まで)
そちらは 何時までですか。
郵便局は 月曜日から 金曜日までです。

場面と発話(自作)

  • 図書館に行きたい学生が、閉まる時間を受付に聞く。すみません、図書館は何時までですか。— 午後8時までです。
  • 新しいアルバイトの初日、昼休みの時間を同僚に聞いて答えてもらう。昼休みは何時から何時までですか。— 12時から1時までです。
  • 買い物に行きたい学生に、先生がデパートの時間と休みを教える。デパートは10時から8時までです。休みは水曜日です。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

練習Bの型: 施設カード+時間の札を見せて「〜は何時から何時までですか」→「〜時から〜時までです」。次に札の片方だけ見せて「何時までですか」「何時からですか」も聞く。練習Cの型: 電話のやり取り。1人は施設の係(時間と休みの曜日を書いたカードを持つ)、もう1人が客で「すみません、そちらは何時までですか」と聞き、係が答え、客が「どうもありがとうございました」で切る。カードを替えて役を交代する。

  1. 口頭施設の絵カードに時間の札を付けて見せ、「〜は何時から何時までですか」→ 全員で「〜時から〜時までです」。キューの例は「図書館・9:00〜20:00」「デパート・10:00〜20:00」「銀行・9:00〜15:00」「郵便局・月〜金」。次に札の片方を手で隠し、「何時までですか」「何時からですか」の片方だけの質問と答えを言わせる。
  2. ペア電話のロールプレイ。ペアを背中合わせに座らせ、係の役は施設カード(時間と休みの曜日)を持ち、客の役は何も持たない。客が「すみません、そちらは何時までですか」「休みは何曜日ですか」と聞き、聞いたことをメモする。終わったらメモとカードを見比べ、役とカードを替える。
  3. 産出「町の案内カード」。学生が自分の国の町や、よく使う店・学校の時間と休みを書いたカードを作り、そのカードを持って係の役になる。ほかの学生が電話の形で聞いて答える。教師が見るのは、「から」「まで」の順、午前・午後の位置、電話で相手の場所を「そちら」と言えているか、最後のお礼まで言えているか。

つまずきと手当て

  • 「から」と「まで」の位置が逆になる(「3時まで9時からです」)。時間軸の矢印の左右に「から」「まで」を書いた板書を残し、言う前に指でなぞらせる
  • 「〜までです」の「です」が落ちる、または「まで」の後ろに「に」を付ける(「3時までにです」)。この課では「まで+です」で終わる形だけを扱い、「までに」はまだ出さない
  • 「午前9時から午後3時まで」で午前・午後を時刻の後ろに置く(「9時午前」)。文型1の板書に戻って、午前・午後は時刻の前に置くことを確かめる

既習の文型との違い

  • ここ・そこ・あそこ/こちら(第3課)第3課の「こちら・そちら」は目の前の場所や方向を指す言い方でした。この課の電話の「そちら」は、目に見えない相手の場所(電話の向こうの店や施設)を指します。電話で相手の店のことを「ここは何時までですか」と聞く学習者がいるので、電話の絵の向こう側を指して「そちら」を言わせます。
  • Nは-円です(第3課)「〜円です」も「〜時までです」も、最後は「です」で終わる名詞の文です。違いは「から」「まで」が付いて、始まりと終わりの2点を言う点です。「です」の前に時刻が2つ並ぶので、「から」と「まで」の場所を矢印の左右に固定して見せます。
関連する文型

学習項目 4 -時にVます

意味・はたらき文型 4

動作をする時刻を「〜時に」で言う文です。「に」は時刻や曜日のように、時計やカレンダーで一点を指せる語に付けます。「きょう」「あした」のように今を基準にして決まる語や、「毎朝」「毎晩」のような繰り返しを表す語には「に」を付けません。この課で初めて動詞が文に入るので、「時刻+に+動詞」の語順をここでしっかり作ります。曜日の「に」は付けても付けなくても言えますが、この課では付ける形にそろえて練習すると、「に」の付く語・付かない語の区別が崩れにくくなります。

接続

時刻(〜時〜分)/曜日+に+Vます。「きょう・あした・毎朝・毎晩」には「に」を付けない

形
〜時にVます何時にVますか毎朝 〜時に起きます(「毎朝」には に を付けない)

導入

  • 教師の一日を時間軸に描く黒板に左から右へ横線を引き、6時・12時・11時の目盛りを打つ。絵カード(起きます・休みます・寝ます)を目盛りの上に貼りながら「6時に起きます」「12時に休みます」「11時に寝ます」と言う。動詞の絵カードは、先に文型6の前半(ます/ません)で入れておく。板書は「_時に Vます」で、「に」を赤で書く。
  • 「に」の付く語・付かない語を分ける「6時に起きます」の「6時」を「毎朝」に替えて「毎朝 起きます」と言い、「に」が消えたことを見せる。黒板を2列に分け、左に「〜時・〜曜日(に を付ける)」、右に「きょう・あした・毎朝・毎晩(に を付けない)」を書いて、学生に語を振り分けさせる。

板書案

_時 に Vます
6時に 起きます。
〔赤〕に
に が付く:〜時・〜曜日 / に が付かない:きょう・あした・毎朝・毎晩
何時に 寝ますか。— 11時に 寝ます。

場面と発話(自作)

  • ホームステイ先の家族に、朝の予定を聞かれて答える。毎朝 6時半に起きます。
  • 午後に用事がある学生が、試験の終わる時刻を先生に確かめる。試験は何時に終わりますか。— 11時に終わります。
  • 夜遅くまで起きている友だちに、寝る時刻を聞く。毎晩 何時に寝ますか。— 12時に寝ます。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

練習Bの型: 時計カード+動詞の絵カードを同時に見せ「〜時に+Vます」。「何時にVますか」の質問も学生に作らせる。練習Cの型: ペアで「何時に起きますか」「何時に寝ますか」を聞き合い、相手の答えを表に書く。最後に「〜さんは6時に起きます」と第三者について報告させると、「に」の形がもう1回出る。

  1. 口頭時計カードと動詞の絵カードを同時に見せ、全員で「〜時に〜ます」。キューの例は「6:00・起きます」「11:30・寝ます」「5:00・終わります」「12:00・休みます」。慣れたら時計カードの代わりに「毎朝」「あした」のカードを混ぜ、「に」が消える文を言わせる。最後は学生に「何時に〜ますか」の質問を作らせ、教師が答える役に回る。
  2. ペア「一日のインタビュー」。表(起きます・寝ます・勉強が終わります の3つの欄)を持たせ、「何時に起きますか」と聞き合って相手の答えを書く。書き終わったら、隣のペアに「〜さんは6時に起きます」と第三者のことを伝える。
  3. 産出「わたしの一日タイムライン」。学生が紙に横線を引き、自分の一日の時刻と動詞の絵を書いて、「毎朝 〜時に起きます。〜時に寝ます。」とクラスの前で言う。教師が見るのは、時刻の後ろに「に」があるか、「毎朝」「毎晩」に「に」を付けていないか、動詞が文の最後か。誤りは発表のあと、2列の板書に戻して直す。

つまずきと手当て

  • 「毎朝に」「あしたに」「きょうに」と、に を付けない語に付ける。2列の板書に戻して、時計・カレンダーで一点を指せる語だけに「に」が付くと確かめる
  • 「に」を落として「6時 起きます」と言う(母語に相当する助詞が無い学生に多い)。時刻の後ろで一拍止めて「に」を言わせる練習を入れる
  • 動詞を文の途中に置く(「起きます 6時に」)。動詞は文の最後、という語順を、絵カードを右端に貼る板書で目に見える形にしておく

既習の文型との違い

  • Nは〜曜日です(文型2)「きょうは月曜日です」の「きょう」には「は」が付き、「に」は付きません。この課では「6時に起きます」の「に」と並ぶので、学習者は「*きょうに起きます」「*あしたに休みます」と言いがちです。「きょう・あした」は話している日を基準にした語で、カレンダーの一点を指す語ではない、と2列の板書で分けます。
  • -時-分です(文型1)「6時です」は時刻そのものを言う文で、「6時に起きます」はその時刻に動作をする文です。学習者は「6時に起きます」と言うつもりで「6時です、起きます」と2文に分けてしまうことがあります(2文としては正しい)。「です」を消して「に」を入れる手順を板書の矢印で見せます。
関連する文型

学習項目 5 -時から-時までVます

意味・はたらき文型 5

動作が続く時間の幅を「〜時から〜時まで」で言い、後ろに動詞を置く文です。文型3の「〜から〜までです」の「です」が動詞に替わった形で、「働きます」「勉強します」「休みます」のように、ある時間ずっと続く動作に使います。「から」「まで」の後ろに「に」は付きません。曜日にも使えます(「月曜日から金曜日まで働きます」)。

接続

時刻/曜日+から+時刻/曜日+まで+Vます(「から」「まで」の後ろに に は付けない)

形
〜時から〜時までVます何時から何時までVますか〜曜日から〜曜日までVます

導入

  • 文型3の文の「です」を動詞に替える文型3で使った「銀行は9時から3時までです」を板書に残し、その下に「9時から5時まで働きます」と書いて、「です」の場所に動詞が入ったことを矢印で示す。文型4の時間軸に「9時→5時」の幅を帯で塗り、「働きます」の絵カードを帯の上に貼る。一点の「に」(文型4)と、幅の「から〜まで」(文型5)を同じ時間軸で見せるのがこの導入の中心。
  • 学生の一日に替える「〜さんは何時から何時まで勉強しますか」と1人に聞き、答えを時間軸の帯にして貼る。何人か続けると、帯の長さの違いで「から〜まで」の意味が実感になる。曜日の帯(月〜金)にも1度替えて「月曜日から金曜日まで働きます」を見せる。

板書案

_時から _時まで Vます
9時から 5時まで 働きます。
〔帯〕9時 ■■■■ 5時(帯の上に 働きます の絵)
〔比べる〕6時に 起きます(点) / 9時から 5時まで 働きます(幅)
月曜日から 金曜日まで 働きます。

場面と発話(自作)

  • 新しい仕事の時間を、国の家族に電話で伝える。9時から6時まで働きます。休みは土曜日と日曜日です。
  • 試験の前の晩、友だちに勉強の予定を聞かれる。今晩 7時から10時まで勉強します。
  • 昼休みの時間を、同僚に聞いて答えてもらう。何時から何時まで休みますか。— 12時から1時まで休みます。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

練習Bの型: 動詞の絵カード+「9:00〜17:00」の札を見せて「〜から〜までVます」。札を曜日(月〜金)に替えても言わせる。練習Cの型: ペアで「毎日 何時から何時まで勉強しますか」「休みは何曜日から何曜日までですか」を聞き合う。答えを表に書き、「〜さんは7時から9時まで勉強します」と全体に報告させる。

  1. 口頭動詞の絵カードと時間の札を同時に見せ、全員で「〜から〜まで〜ます」。キューの例は「働きます・9:00〜17:00」「勉強します・7:00〜10:00」「休みます・12:00〜1:00」「働きます・月〜金」。次に「起きます・6:00」(点)と「働きます・9:00〜5:00」(幅)を交互に出し、「に」と「から〜まで」を言い分けさせる。
  2. ペア「時間割インタビュー」。Aが「毎日 何時から何時まで勉強しますか」「昼休みは何時から何時までですか」と聞き、Bが答える。Aは答えを時間軸の帯にして紙に塗り、最後にBに見せて合っているか確かめる。役を替えて同じ質問をする。
  3. 産出「一週間スケジュール紹介」。学生が自分の一週間を「月曜日から金曜日まで 〜時から〜時まで 働きます/勉強します。土曜日と日曜日は休みます。」の形で言う。教師が見るのは、「まで」の後ろに「に」を付けていないか、「起きます」「寝ます」のような一点の動詞を「から〜まで」で使っていないか、時の語が文の頭にあるか。

つまずきと手当て

  • 「まで」の後ろに「に」を付ける(「5時までに働きます」)。文型4の「に」が強く残っている時期なので、「から・まで」には「に」が付かないと板書の帯で示し、言い間違えたら帯を指して直す
  • 「から」と「まで」の間に動詞を入れる(「9時から働きます5時まで」)。動詞は文の最後、という語順を、文型4と同じ絵カードの位置で直す
  • 「毎日 9時から5時まで働きます」で「毎日」を文の途中や最後に置く。時を表す語は文の頭、という目安をこの課の間は守らせる

既習の文型との違い

  • Nは-時から-時までです(文型3)文型3は「銀行は9時から3時までです」で施設や予定の時間を言い、文型5は同じ「から〜まで」のあとに動詞を置いて、その間ずっと続く動作を言います。学習者は2つを混ぜて「*9時から5時まで働きますです」と言うことがあります。「です」の場所に動詞が入れ替わる、と縦に並べた板書で見せます。
  • -時にVます(文型4)「に」は動作の一点、「から〜まで」は動作が続く幅です。「*9時から5時までに働きます」は文型4の「に」が残った誤りです。また「6時から7時まで起きます」は文としては作れますが意味が通りにくいので、幅で言う動詞は「働きます・勉強します・休みます」に絞って練習します。
関連する文型

学習項目 6 Vます/Vません/Vました/Vませんでした

意味・はたらき文型 6

動詞の丁寧な形の4つの組です。「ます」は現在の習慣とこれからのこと(非過去)、「ました」は過去のことを表し、「ません」「ませんでした」がそれぞれの否定です。質問は文の最後に「か」を付け、答えは「はい、Vます」「いいえ、Vません」の形です。この教科書では動詞を「ます」の付いた形で覚えるので、学習者にとってはこれが動詞の基本の形になります。「ます」は「今している」という意味にはならない点が大切です(「今している」は第14課の「〜ています」で扱います)。

接続

Vます(非過去・肯定)/Vません(非過去・否定)/Vました(過去・肯定)/Vませんでした(過去・否定)。質問は文の最後に「か」を付ける

形
毎日/あした Vます・Vませんきのう Vました・VませんでしたVますか。— はい、Vます/いいえ、VませんVましたか。— はい、Vました/いいえ、Vませんでした

導入

  • 動詞6語を絵と動作で入れる(前半: ます/ません)起きます・寝ます・働きます・休みます・勉強します・終わります の絵カードを見せ、教師が動作をしながら発音する。意味は訳語を与えてよいが、形は「ます」付きのまま1語として覚えさせる。次に「毎日 勉強します」「あした 休みます」のように時の語を頭に付けて言い、「毎日・あした」の列を板書に作る。否定は「あした 働きません」と首を振りながら言って入れ、「か」を付けて「働きますか」→「はい、働きます/いいえ、働きません」まで一気に通す。
  • 「きのう」のカードで ました/ませんでした(後半)「きょう」のカードの左に「きのう」のカードを置き、「きのう 勉強しました」と言って「ます→ました」を板書する。次に「きのう 働きませんでした」で否定の過去を入れ、4つの形を縦2段×横2列の表にまとめる(左が非過去、右が過去。上が肯定、下が否定)。表の縦と横を指しながら、学生に1つずつ言わせる。

板書案

    非過去   過去
肯定  Vます   Vました
否定  Vません  Vませんでした
〔赤〕きのう ← きょう → あした(時の語を文の頭に)
勉強しましたか。— はい、勉強しました/いいえ、勉強しませんでした。

場面と発話(自作)

  • 月曜日の朝、先生が週末のことを聞く。土曜日に勉強しましたか。— いいえ、勉強しませんでした。休みました。
  • あしたの予定を同僚に聞かれて答える。あしたは働きません。休みます。
  • 朝、教室で先生に起きた時刻を聞かれる。けさ 何時に起きましたか。— 6時に起きました。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

練習Bの型: 動詞の絵カードと「きのう・きょう・あした」のカードを組にして見せ、時の語に合う形で言わせる。「きょう」は ます でも ました でも成り立つので、教師が朝か夜かを指定する。否定は教師が首を振るジェスチャーをキューにする。練習Cの型: ペアで「きのう 勉強しましたか」「あした 働きますか」を聞き合い、はい/いいえ で答える。答えのあとに「何時に」で1文足すと、文型4までが1つの会話につながる。

  1. 口頭動詞の絵カードと時のカードを組にして見せ、合う形で言わせる。キューの例は「きのう・勉強します」→ 勉強しました、「あした・働きます・首を振る」→ 働きません、「けさ・6時・起きます」→ 6時に起きました、「きのう・休みます・首を振る」→ 休みませんでした。最初に「ます→ません→ました→ませんでした」を1語ずつ全員で唱える変換練習を入れ、表のどこの形かを指で示してから言わせる。
  2. ペア「はい・いいえ インタビュー」。質問カード(きのう 勉強しましたか/けさ 6時に起きましたか/あした 働きますか/毎晩 12時に寝ますか)を1枚ずつ引いて聞き、相手が「はい、〜ました」「いいえ、〜ませんでした」のように時に合う形で答える。聞いた側は表に ○・× を付ける。4枚で交替。
  3. 産出「きのう・あした 3文日記」。学生が「きのう 〜ました。きのう 〜ませんでした。あした 〜ます。」の3文を自分のことで書き、ペアで読み合ってから2〜3人が発表する。教師が見るのは、時の語と形が合っているか、「ませんでした」の形、目の前のことに「ます」を使っていないか。

つまずきと手当て

  • 時の語と形が合わない(「きのう 勉強します」「あした 寝ました」)。きのう・きょう・あした のカードを常に文の頭に置き、カードを見てから動詞を言う手順にする
  • 「ませんでした」が「ましたせん」「ませんした」になる。表の下段を「ません+でした」と2つに分けて書き、「ません」の後ろに過去の印「でした」が付くと示す。語として分けて唱えさせてから1語にまとめる
  • 「ます」を「今している」の意味で使う(目の前で働いている人を見て「働きます」)。「ます」は習慣とこれからのことで、目の前の動作には使わないと、絵カードの「毎日」「あした」を指して直す。「〜ています」は第14課で入る

既習の文型との違い

  • Nじゃありません(第1課)名詞の文の否定は「学生じゃありません」で、動詞の文の否定は「働きません」です。学習者は名詞の否定に引かれて「*働きじゃありません」「*勉強しますじゃありません」と言うことがあります。否定は「です」の文なら「じゃありません」、「ます」の文なら「ません」と、文の最後の形で決まることを2つの枠で見せます。
関連する文型

語彙の扱い

この課の語は、時刻・曜日・時を表す名詞(きょう・あした・毎朝 など)と、初めての動詞6語に分かれます。時刻と曜日は毎回の冒頭5分で時計とカレンダーを使って声に出し、読みの変わる4・7・9時と「ぷん」の分を重点にします。動詞は「ます」付きの形で1語として覚えさせ、「休みます」と名詞の「休み」を混同しないよう、絵カードで動作と名詞を別の色にしておくとよいです。会話の決まり文句(「えーと」など)は意味の説明より場面で使わせて覚えさせます。

この課の練習で使う語(12語・意味・連語・例文)

  • 起きます(おきます) 寝ていた人が、目を開けて体を起こします。朝のはじめの動作です。 〜時に〜・毎朝〜
    先生が、朝の習慣を学生に聞く。
    「毎朝 何時に起きますか。」「6時半に起きます。」
  • 寝ます(ねます) 夜、ベッドやふとんに入って休みます。「起きます」の反対です。 〜時に〜・毎晩〜
    試験の前の晩、友だちに聞く。
    「今晩 何時に寝ますか。」「12時に寝ます。」
  • 働きます(はたらきます) 会社や店で仕事をします。 〜時から〜時まで〜・月曜日から金曜日まで〜
    国の家族に、新しい会社の時間を伝える。
    「9時から6時まで働きます。」
  • 休みます(やすみます) 仕事や勉強をしないで、体を休めます。学校や会社に行かない日にも使います。 〜時から〜時まで〜・あした〜
    同僚に、あしたの予定を聞かれる。
    「あした 働きますか。」「いいえ、休みます。」
  • 勉強します(べんきょうします) 本や先生から、知らないことを習って覚えます。 毎晩〜・〜時から〜時まで〜
    月曜日の朝、先生が週末のことを聞く。
    「土曜日に勉強しましたか。」「はい、勉強しました。」
  • 終わります(おわります) 試験や会議などが、そこで止まって、もう続きません。 〜時に〜・試験は〜
    午後に用事がある学生が、受付で聞く。
    「試験は何時に終わりますか。」「12時に終わります。」
  • 毎朝(まいあさ) どの日の朝も、という意味です。「に」を付けないで使います。 〜起きます・〜勉強します
    ホームステイ先の家族に、朝の予定を言う。
    「毎朝 6時に起きます。」
  • けさ(けさ) きょうの朝のことです。もう過ぎた朝なので、「ました」と使うことが多いです。 〜起きました・〜勉強しました
    眠そうな学生に、先生が聞く。
    「けさ 何時に起きましたか。」「5時に起きました。」
  • 今晩(こんばん) きょうの夜のことです。これからの予定を言うときに使います。 〜勉強します・〜寝ません
    試験の前の日、友だちに予定を言う。
    「今晩 7時から10時まで勉強します。」
  • 昼休み(ひるやすみ) 昼に、仕事や勉強を止めて休む時間です。 〜は〜時から〜時までです
    新しい会社で、同僚に休みの時間を聞く。
    「昼休みは何時から何時までですか。」「12時から1時までです。」
  • 半(はん) 「30分」と同じ意味です。時刻の後ろに付けます。 〜時〜
    時計を持っていない学生が、隣の学生に聞く。
    「すみません、今 何時ですか。」「10時半です。」
  • 午後(ごご) 昼の12時から夜の12時までの時間です。時刻の前に付けます。 〜3時・〜8時まで
    図書館の受付で、閉まる時間を聞く。
    「図書館は何時までですか。」「午後8時までです。」

会話の扱い

電話で施設に、開いている時間と休みの曜日を聞く場面です。教室では電話の絵か実物を2つ用意し、ペアを背中合わせに座らせて顔を見ずに話させると、電話らしい緊張と「そちら」(相手の場所)の感覚が出ます。まず教師が係の役をして、学生に「そちらは何時までですか」「休みは何曜日ですか」と聞かせ、答えを板書の枠に書き取らせます。次に、施設カード(図書館・銀行・郵便局・デパートに、時間と休みの曜日を書いたもの)を係の役に渡し、客の役は行きたい施設に電話して時間を聞き、聞いたことを自分の紙に書きます。最後の「どうもありがとうございました」で切るところまで型にすると、練習Cの型にそのまま広がります。慣れたら、電話をかける前に番号を「何番ですか」で聞く段を足すと、この課の「番号・何番」と第3課までの数字の復習にもなります。

宿題と次のコマ

練習Bを書いて提出。あわせて、自分の一日を「毎朝 〜時に起きます。〜時から〜時まで働きます/勉強します。〜時に寝ます。」の4〜5文で書かせ、次のコマの冒頭で2〜3人に読ませる。問題の聞き取り(時刻と曜日)は教室で答え合わせ。次のコマは第5課「〈場所〉へ行きます/来ます/帰ります」に入るので、この課の「〜時に」「〜曜日に」が「〈日時〉に行きます」へそのままつながることを、宿題の文に「〜時に」が正しく入っているかで確かめておく。

よくある質問

  • 第4課の時刻はどの順で教えればいいですか?

    先に1〜12時を針の時計で言わせ、読みの変わる4時・7時・9時だけを色を変えて覚えさせます。次に分を1〜10分の列で入れ、「ぷん」になる1・3・4・6・8・10分を確かめてから、15分・30分・45分と「半」に進みます。午前・午後は最後に、時刻の前に置く語として足します。数字の読みは一度では定着しないので、以後の授業の冒頭5分に毎回入れます。

  • 7時は「しちじ」と「ななじ」のどちらで教えますか?

    言う練習は「しちじ」にそろえます。ただ、生活の中では「1時(いちじ)」と聞き分けやすくするために「ななじ」と言う人もいるので、聞いて分かれば十分だと伝えておきます。4時の「よじ」と9時の「くじ」はほかの読みがないので、ここは必ず直します。

  • 「〜時に」の「に」が付く語と付かない語はどう教えますか?

    黒板を2列に分け、時計やカレンダーで一点を指せる語(〜時・〜曜日)と、今を基準にした語(きょう・あした)と繰り返しの語(毎朝・毎晩)を振り分けさせます。曜日は「に」を付けなくても言えますが、この課では付ける形にそろえると区別が崩れません。「から」「まで」の後ろにも「に」は付かないことを、文型5で同じ板書に足します。

  • 「ます」で今していることは言えないのですか?

    この課の「ます」は毎日の習慣とこれからのことを言う形で、目の前で進んでいる動作は言えません。目の前の人を見て「働きます」と言うと、「これから働く」「いつも働く」の意味になります。今していることは第14課の「〜ています」で扱うので、この課では「毎日」「あした」と組にして使わせます。

  • この課は何コマで終わりますか?

    90分×2コマが目安です。1コマ目は復習・時刻・曜日・「〜から〜までです」と、動詞の ます/ません まで。2コマ目は「〜時に」「〜から〜まで Vます」、ました/ませんでした、会話と練習C・問題です。時刻の読みが弱いクラスでは、次の課の冒頭にも時計の口慣らしを5分残します。

この課に関係する用語・解説・練習問題

この課の文型を、日本語教員試験の用語でいうと何にあたるか。授業の説明に迷ったときの確認と、試験対策に。

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