「3人の学生が来た」に対して「学生が3人来た」のように、数量を表す語が修飾する名詞から離れて述語の前に現れるものを遊離数量詞という。
日本語では後者が自然に感じられることが多く、名詞に付けた形は限定的な読みになりやすい。「人」「枚」「本」のような助数詞は数量詞を構成する要素で、遊離という位置の話とは別の観点。
「りんごを3つ買った」は遊離数量詞の形で、日常の会話ではこちらが自然に感じられることが多い。「3つのりんごを買った」と言うと、ひとまとまりのりんごを指す響きが出やすい。学習者は母語の語順にならって名詞の前に数を置きがちなので、両方の形を示して自然さの違いを感じさせるとよい。
助数詞は数えるものによって変わる。細長いものは「本」、薄く平たいものは「枚」、小さな動物は「匹」、機械や車は「台」などで、「いっぽん・にほん・さんぼん」のように数字との組み合わせで音も変わる。数量詞の位置の問題とは別に、助数詞と音の変化は語彙として一つずつ練習させる必要がある。
読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。