話し手と聞き手の間にある情報の差。相手が知らないことを自分が知っているという状態があってはじめて、伝える必然性が生まれる。教室活動を本物のやり取りに近づけるための鍵になる概念。
コミュニカティブ・アプローチでは、情報の差(インフォメーション・ギャップ)・言い方を学習者が選べること(選択権)・伝わったかどうかが返ってくること(フィードバック)の3要素が求められるとされる。互いに違う地図をもって道を尋ね合う、片方だけが持つ時刻表で待ち合わせを決めるといった活動が典型例。
全員が同じ絵を見ながら「これは何ですか」と尋ねる練習には情報の差がなく、形の練習にはなってもやり取りにはならない。この見分けが試験の問われどころ。差には情報のほか、意見の差(オピニオン・ギャップ)、推論の差(リーズニング・ギャップ)もある。