日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

学ぼう!にほんご 初中級 第6課「「ドーン」という音がして、家がゆれ始めました」の教案

『学ぼう!にほんご 初中級』

目の前で起きていることや、ある場所の今の様子を、その場にいない人にも分かるように説明する課です。目標の場面は、地震や事故のあとに家族や管理人、警察・消防に電話で様子を伝える、部屋や物の状態を報告する、といった状況説明です。学習項目は三つの組に分かれ、物の状態を言う形(〜だらけだ・〜かけの…)で「どうなっているか」を、感じたことを言う形(〜がする)で「何が聞こえたか・におったか」を、初級の存在文(〜がいる・〜がある)で「どこに何が・だれがいるか」を言います。教えるときの芯は、説明を「場所→何が・だれが→どんな様子か」の順に組み立てさせることと、どの形も話し手の評価や感じ方(いやだ・変だ・途中だ)を一緒に運ぶので、場面に合わないと意味がずれることの二つです。

このページについて教科書の本文・例文・練習の文は載せていません。例文と場面はすべて自作です。課の題と学習項目の表記は本の目次に合わせています。
学習項目5時間90分×2コマ

この課のねらい(Can-do)

  • 部屋・服・書類などの状態を「〜だらけだ」で言い、それがよくない状態だという気持ちも伝えられる
  • 途中でやめた物や仕事を「〜かけの…」で言い、だれかが急にその場を離れたことなど、前に何があったかを説明できる
  • 音・におい・味・体の感じを「〜がする」で言い、「〜という音がした」のように何が起きたかを具体的に伝えられる
  • 「場所に〜がいる/〜がある」を使い、地震や事故の現場の様子を、場所・人・物の順に整理して電話で伝えられる

進め方と時間配分

目安は 90分×2コマ。コマの長さと学校のカリキュラムで配分は変わります。各段で押さえることと、かける時間の目安です。

段時間やること
導入(目標の場面)10分地震のあとの部屋を描いた絵(本棚が倒れ、床に本や割れたコップが散らばり、テーブルに食べている途中のご飯がある)を見せ、「この部屋にいない家族に、電話で様子を伝えてください」と言う。学生が持っている言葉で言わせ、言えなかったところに印を付けて、課の最後まで黒板に絵を残す
学習項目1 〜だらけだ25分絵の床を指して「床がガラスだらけです」と言い、よくない物がたくさんある・一面に付いている状態を言う形だと示す。服・顔・作文など身近な物に広げ、ほめる物には使わないことを確かめる
学習項目2 〜かけの…25分絵のテーブルのご飯を指して「食べかけのご飯」と言い、途中でやめた状態を表すことを示す。なぜ途中なのか(地震で逃げたから)を言わせて、前に起きたことの説明につなげる
学習項目3 〜がする30分音の録音やにおいの写真カードで「〜音/においがする」を導入し、題の「〜という音がした」の形を板書する。最後に体の感じ(寒気・めまい)に広げる
学習項目4・5 〜がいる/〜がある30分初級の存在文の復習として、絵の中の人と物を「どこに・何が・どんな様子で」の順で言わせる。人や動物は「いる」、物と出来事は「ある」、出来事は場所に「で」を使うことを2列の表で整理する
目標の活動(電話で状況を伝える)45分ペアで、一人に現場の絵(事故の道・台風のあとの店など)を渡し、絵を見ていない相手(家族・管理人・消防)に電話で様子を伝えさせる。聞き手は聞いた内容を絵に描き、最後に元の絵と比べて、伝わらなかった所を言い直させる
まとめ15分黒板の絵に、学生が活動で使った文を書き足し、「場所→何が・だれが→様子」の順になっているかを確かめる。宿題の説明をする

学習項目 1 〜だらけだ

意味・はたらき学習項目 1

「Nだらけだ」は、ある場所や物の表面に、Nがたくさんある・一面に付いている状態を言う形です。「床がほこりだらけだ」「作文が間違いだらけだ」のように、話し手が「いやだ・困る・汚い」と思う物によく使い、その気持ちも一緒に伝わります。そのため、花・本・笑顔のような良い物がたくさんあると言いたいときには使わず、「〜でいっぱいだ」を使います。似た形の「〜まみれ」は、汗・泥・油のように表面にべったり付く物に使うことが多く、「間違い」「穴」のように付く物ではない名詞には「だらけ」を使います。

接続

N+だらけ。名詞と同じように使い、文の終わりは「Nだらけだ/です」、名詞の前は「Nだらけの N」、変化は「Nだらけになる」、文をつなぐときは「Nだらけで、〜」

形
Nは NだらけだNだらけの NNだらけになるNだらけで、〜

導入

  • 絵の部屋で「たくさん」と「いやだ」を一緒に見せる導入の絵の床を指し、教師がまず「床にガラスがたくさんあります。危ないです」と2文で言ってから、「床がガラスだらけです」と1文にまとめる。板書では「たくさん+いやだ」と書き添え、「だらけ」には困った気持ちも入っていることを示す。続けて絵の中の泥の付いた靴や、ほこりをかぶった棚を指して、学生にも言わせる。
  • 良い物と比べて使えない場合を見せる「ごみ・ほこり・傷・間違い・泥」のカードと、「花・本・お客さん(喜んでいる店)」のカードを並べ、どちらに「だらけ」が使えるかを学生に分けさせる。良い物の側は「花でいっぱいの公園」のように「〜でいっぱい」で言い直し、同じ「たくさん」でも気持ちで形が変わることを確かめる。

板書案

N + だらけ(だ/の N/になる)
床が ガラスだらけです。
ガラスだらけの 床
〔赤〕たくさん +〔青〕いやだ・困る → 二本の矢印を「だらけ」に集める
花で いっぱい(ほめるとき) 横に並べて比べる

場面と発話(自作)

  • サッカーの練習から帰ってきた子どもを見て、母親が玄関で声をかける。どろだらけじゃない。シャツは洗うから、そこで脱いでね。
  • 日本語学校の先生が、作文を急いで書いた学生に返しながら話す。今日の作文は字の間違いだらけですね。出す前に一度読み直しましょう。
  • 台風のあと、アパートの管理人がベランダの様子を住んでいる人に知らせる。ベランダが飛んできた葉っぱだらけになっているので、排水口がつまらないように掃除してください。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

汚れた物・壊れた物の写真カード(ほこりの棚・傷のある机・赤ペンだらけのテスト・泥の靴)を見せ、学生が「〜は〜だらけです」と言う。次に「〜だらけの〜」の形で名詞を説明させ(「傷だらけの机」)、最後に「〜だらけなので、〜」で、だからどうするかを付けさせる。

  1. 口頭写真カードを2枚組で出してキューにする。「ほこり・棚」→全体で「棚がほこりだらけです」。ほかのキューは「傷・机」「間違い・作文」「泥・靴」「ごみ・公園」「汗・シャツ」。次にキューに「の」のカードを足して「傷だらけの机」と名詞の形で言わせ、最後に「ごみ・道・掃除」から「道がごみだらけなので、掃除します」まで延ばす。全体のあと個人に指名して速く回す。
  2. ペアAには引っ越す前のきれいな部屋の絵、Bには同じ部屋の汚れたあとの絵を渡し、互いに相手の絵を見せない。Bが「壁が傷だらけです」「台所が油だらけです」のように言い、Aは自分の絵と違う所に印を付ける。三つ言ったら別の部屋の絵に替え、役を交替する。
  3. 産出「管理会社への報告メール」。借りた部屋に初めて入ったとき困った所を想像し、管理会社に送る3文ほどのメールを書く(どこが・何だらけか・どうしてほしいか)。教師が見るのは、名詞の前が「の」になっているか、「だらけ」の前が名詞か、ほめたい物に使っていないか。書いたものをペアで読み合い、相手が直してほしい所を一つ言う。

つまずきと手当て

  • 名詞の前で「な」を使う(「*ほこりだらけな部屋」)。「だらけ」は名詞のように使うので「ほこりだらけの部屋」と「の」になる、と「Nの N」の板書に戻して確かめる
  • 形容詞や動詞につける(「*汚いだらけ」「*散らかっただらけ」)。前には名詞しか来ないことを確かめ、「ごみだらけで汚い」のように、名詞+だらけのあとに形容詞を続けさせる
  • 良い物がたくさんあることを言うのに使う(「花だらけのきれいな庭ですね」)。文法の誤りではないが、困った・多すぎるという気持ちが出るので、ほめる場面では合わない。「花でいっぱいの庭」に言い直させる
  • 入れ物の中が満ちている状態に使う(「コップが水だらけです」)。「だらけ」は表面や場所に散らばっている・付いている状態なので、中が満ちているときは「水でいっぱい」を使う、と絵で区別する

既習の文型との違い

  • 〜が…います/…あります(初級Ⅰ 第8課)「床にガラスがたくさんあります」は様子を事実として言う文で、「床がガラスだらけです」は同じ様子に話し手の困った気持ちを足した文です。ただ数を伝えたい場面(教室に机がたくさんある)で「だらけ」を使うと、文句を言っているように聞こえます。電話で現場を伝えるときは、事実は「〜がある」、困っていることを強めたいときに「だらけ」と使い分けさせます。
  • 〜気味(初中級 第2課)「〜気味」は「かぜ気味」「疲れ気味」のように少しそうなっている様子を言い、「〜だらけ」は多すぎる様子を言うので、程度の向きが反対です。どちらもよくない状態に使うため学習者は混ぜやすく、「かぜだらけ」「傷気味の机」のような意味の合わない言い方が出ます。「少し」なら気味、「たくさん・一面」ならだらけ、と程度の線の上に並べて見せます。
関連する文型

学習項目 2 〜かけの…

意味・はたらき学習項目 2

「Vかけの N」は、ある動作を始めたが途中でやめて、まだ終わっていない物の状態を言う形です。「飲みかけのコーヒー」は、少し飲んで残っているコーヒーのことです。状況説明では、物が途中のまま残っていることから「だれかが急にその場を離れた」「何かがあって中断した」と、前に起きたことを伝える手がかりになります。また、「壊れる・消える・腐る」のように自然に変わる動詞につくと、「壊れかけのいす」のように、変化が始まっていて、もう少しでそうなる状態を表します。

接続

Vます形(グループⅠ・Ⅱ・Ⅲとも「ます」を取った形)+かけ。名詞の前は「Vかけの N」、文の終わりは「Vかけだ」、動詞として「Vかける/Vかけた」(「言いかけてやめた」)とも使う

形
Vかけの N(読みかけの本・書きかけのメール)N は VかけだVかけて、やめる/Vかけたまま、〜Vかけの N(壊れかけ・消えかけ=もう少しでそうなる)

導入

  • 途中の物を見せて、前にあったことを考えさせる導入の絵のテーブルを指し、「ご飯が半分残っています。食べている途中でした」と言ってから「食べかけのご飯」と板書する。「どうして途中なんですか」と聞き、学生に「地震で逃げたからです」と答えさせ、途中の物が前の出来事を説明する手がかりになることを示す。
  • 実物で「始め」「途中」「終わり」を並べる教師がペットボトルの水を少し飲んでふたを閉め、「飲みかけの水」と言う。新しいボトル(まだ飲んでいない)と空のボトル(飲み終わった)を並べ、「かけ」は真ん中の状態だと確かめる。次に、しおりをはさんだ本、途中まで書いた手紙を見せて学生に言わせる。

板書案

Vます + かけ(の N)
食べます → 食べ + かけ → 食べかけの ご飯
〔青〕始め ―〔赤〕途中(かけ)― 〔青〕終わり の線
壊れかけの いす = もう少しで 壊れる
書きかけの 手紙が あります。→ 急に 出かけたようです。

場面と発話(自作)

  • 同じ部屋の同僚が急に帰ってしまい、残った人が上司に電話で知らせる。机の上に書きかけの報告書がそのまま置いてあります。何か急なことがあったようです。
  • 寮の共用の冷蔵庫を掃除している当番が、張り紙に書く。名前のない飲みかけのジュースは、金曜日に捨てます。
  • 古いアパートを見に来た留学生に、友達が部屋の中を見て注意する。そのいす、壊れかけだから、座らないほうがいいよ。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

「読む・飲む・食べる・書く・作る」の動詞カードと、物の絵(本・コーヒー・パン・手紙・料理)を組にして見せ、学生が「〜かけの〜」で言う。慣れたら「〜かけの〜がある」に続けさせ、さらに「〜かけの〜があるので、〜たようです」と、前に起きたことを推し量る文にさせる。

  1. 口頭実物と絵でキューを出す。少しかじったパンを見せて「食べる」→全体で「食べかけのパン」。ほかのキューは、しおりをはさんだ本「読む」、半分まで書いた手紙「書く」、残ったコーヒー「飲む」、途中の折り紙「作る」、小さくなったろうそく「消える」。言えたら「〜かけの〜があります」まで延ばし、個人に「どうしてですか」と聞いて「〜たようです」を一文足させる。
  2. ペアAには人が急にいなくなった部屋の絵を渡し、Bは絵を見ない。Aが「テーブルに飲みかけのジュースがあります」「机に書きかけのメールがあります」のように二つ三つ伝え、Bは聞いた物から「急に電話が来たようですね」と、何があったかを言う。Aは絵の裏に書いておいた答えと比べて、合っていたかを言う。絵を替えて役を交替する。
  3. 産出「部屋の推理ゲーム」。3〜4人のグループで、ある部屋に残っていた物を三つ自分たちで決め(読みかけの雑誌・作りかけの料理・開いたままの窓など)、「〜かけの〜があるので、〜たようです」の形で、住んでいる人に何が起きたかを推理して発表する。ほかのグループは別の推理を一つ出す。教師が見るのは、ます形の「ます」を取った形につけているか、終わった物に使っていないか、推理の文が「ようです」で結ばれているか。

つまずきと手当て

  • 辞書形やて形につける(「*飲むかけのジュース」「*読んでかけの本」)。「ます」を取った形につくことを、「飲みます→飲み+かけ」と板書で示す
  • 「話しかける」「呼びかける」「電話をかける」と混ぜて、途中の意味だと思う。「話しかける」「呼びかける」は相手に向かって働きかける別の言葉で、「途中」の意味はないと確かめる。「〜かけ」が途中の意味になるのは「飲みかけ・読みかけ」のように動作の途中で止まった物を言うとき、と実物の3本のボトルに戻って示す
  • 終わった物に使う(空のコップを「飲みかけのコップ」と言う)。途中で残っている物にしか使わないと確かめ、終わった物は「飲み終わったコップ」「空のコップ」と言い直させる

既習の文型との違い

  • 〜たまま、…(初級Ⅰ 第16課)「〜たまま」は動作が終わって、その状態が変わらずに続いていることを言い(窓を開けたまま出かけた)、「〜かけの」は動作が終わらずに途中で止まった物を言います。学習者は途中の物にも「たまま」を使い、半分残ったご飯を「食べたままのご飯」と言うことがあります。二つは一緒にも使え、「飲みかけのジュースを置いたまま出かけた」のように、途中の物とそれが残っている状態を両方伝えられます。
  • 〜ところだ(初中級 第1課)「今、食べているところです」は動作がまさに進んでいる段階を言い、「食べかけのご飯」は動作が止まって物が途中のまま残っている状態を言います。そのため、食べている最中の人が自分のご飯を「食べかけのご飯です」と言うと、もう食べるのをやめたように聞こえます。動いているなら「ところだ」、止まって残っているなら「かけ」と、時間の線の上で分けます。
関連する文型

学習項目 3 〜がする

意味・はたらき学習項目 3

「〜がする」は、音・声・におい・味のように耳や鼻や舌で感じるものや、寒気・めまい・吐き気のような体の感じが、自然に起きて感じられることを言う形です。「台所から変なにおいがする」のように、だれがしたかではなく、感じたこと自体を言います。何の音かを具体的に言うときは、「『ドーン』という音がした」のように擬音語(音をまねた言葉)に「という」をつけます。目で見えるもの(光・煙・色)には使わず、「光が見える」「煙が出ている」と言います。

接続

(場所から)N(音・声・におい・味・感じ・寒気など)+がする。何の音・においかは「Nの音/においがする」「「〜」という音がする」「〜ような味がする」で言う

形
(場所から)Nの音/声/においがする「〜」という音がするN は Nの味がする寒気/めまい/吐き気がする

導入

  • 録音とカードで「感じたこと」を言わせる教師が物の落ちる音・ドアの音・犬の声などの録音を流し、「何の音がしますか」と聞いて「ドアの音がします」と答えさせる。次に「〜という音がした」を板書し、学生に擬音語(ドーン・ガチャン・ドンドン)を入れさせて、題の文の形にたどりつく。においは、パンやコーヒーの写真カードで同じように言わせる。
  • 「聞く」「聞こえる」「する」を並べる「音を聞く(自分から聞く)」「音が聞こえる(自然に耳に入る)」「音がする(音が起きている)」の3行を板書し、どれも同じ場面で使えるが、注目するところが違うことを示す。状況説明では、何が起きたかを伝えるので「〜がする」が使いやすい、と一言添える。

板書案

(場所から) N + が + する
台所から 変な においが します。
「ドーン」という 音が しました。
〔赤〕耳・鼻・舌・体 ○ 〔青〕目 ×(光が 見える/煙が 出ている)
音を 聞く / 音が 聞こえる / 音が する

場面と発話(自作)

  • 夜中、アパートの住人が、となりの部屋の様子を管理会社に電話で伝える。さっき、となりの部屋から「ガシャン」という大きな音がして、そのあと静かになりました。
  • 地震のあと、台所に入った留学生が、同じ部屋の友達にすぐ知らせる。ガスのにおいがするから、火は使わないで。窓を開けよう。
  • 病院の受付で、具合の悪い会社員が看護師に今の様子を話す。朝から寒気がして、立つとめまいもします。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

音の録音・においや味の写真カード・体の具合の絵を混ぜて出し、学生がカードに合わせて「〜の音/におい/味がします」「〜がします」と言う。音のカードでは「「〜」という音がしました」と擬音語を入れて言わせ、最後に「〜がしたので、〜」で、そのあとどうしたかを続けさせる。

  1. 口頭録音・写真カード・動作をキューにする。ドアをたたく録音→全体で「ドンドンという音がします」。ほかのキューは、焼いたパンの写真「パンのいいにおいがします」、レモンの絵と教師のすっぱい顔「すっぱい味がします」、ふるえる動作「寒気がします」、ガラスの割れる録音「「ガチャン」という音がしました」。全体で言えたら、同じキューを「さっき」と組にして過去形で個人に言わせる。
  2. ペアAは音・におい・味・体の感じのカードを5枚持ち、相手に見せずに擬音語や動作でヒントを出す。Bは「〜の音がしますか」「〜のにおいがしますか」と聞き、Aは「はい、「〜」という音がします」「いいえ、〜のにおいです」と答える。当てたらカードを一枚もらい、5枚終わったら役を交替する。
  3. 産出「夜中の通報ロールプレイ」。夜中に変な音やにおいに気づいたと想像し、管理会社や家族に電話で知らせる30秒のロールプレイをする。いつ・どこから・どんな音やにおいがしたか・そのあとどうなったかを入れる。聞き手は「どんな音ですか」と一つ聞き返す。教師が見るのは助詞が「が」になっているか、目で見える物に「する」を使っていないか、擬音語に「という」が付いているか。

つまずきと手当て

  • 助詞を「を」にする(「*変なにおいをします」「*大きい音をしました」)。「する」でも、感じたものが主語になる「〜がする」の形だと、「Nが+する」の枠で板書する
  • 見えるものに使う(「*窓から光がしました」「*煙がしています」)。耳・鼻・舌と体で感じるものだけに使い、目で見えるものは「光が見えました」「煙が出ています」と言う、と五つの感覚の絵で区別する
  • 「聞く」と混ぜる(「*大きい音が聞きました」)。「音を聞く」か「音が聞こえる/音がする」のどちらかにする、と3行の板書に戻って確かめる

既習の文型との違い

  • 可能表現(2)(初級Ⅱ 第22課)「音が聞こえる」は音が話し手の耳に入ることを言い、「音がする」は音が起きていることを言います。どちらも「が」をとるので、学習者は「*音が聞きました」のように「聞く」まで「が」にしてしまうことがあります。目には「見える」があっても「する」にあたる言い方はないので、光や煙には「見える」「出ている」を使う、と表の空欄で見せます。
  • 〜ようです(初級Ⅱ 第24課)「ガスのにおいがします」は感じたことそのものを言い、「ガスがもれているようです」は感じたことから考えた推量を言います。状況説明では、まず「〜がする」で感じたことを伝え、次に「〜ようです」で自分の考えを足すと、聞き手が事実と推量を分けて受け取れます。学習者は推量の文だけを言いがちなので、二文をこの順で言わせます。
関連する文型

学習項目 4 〜がいる

意味・はたらき学習項目 4

初級で習った、人や動物がいることを言う形の復習です。この課では、事故や地震の現場のように、その場にいない人にどこに、だれが、どんな様子でいるかを伝える文として使います。初めて伝える情報なので「場所に(は)〜がいる」の形にし、人の様子は「けがをした人」「泣いている子ども」のように名詞の前に説明を付けて言います。人数は「けが人が二人いる」のように「が」のあとに言うと、電話でも聞き取りやすくなります。運転手が乗っているタクシーのように、人が動かしている乗り物にも「いる」を使うことがあります。

接続

場所+に(は)+N(人・動物)+が+いる。人の様子は[Vている/Vた]N、人数は「Nが+数+いる」。だれもいないときは「だれもいない」

形
場所に Nがいる場所に[Vている/Vた]NがいるNが[人数]いる場所には だれもいない

導入

  • 絵の中の人を、場所から順に言わせる事故の現場の絵(道に倒れた自転車、そばに座りこんだ男性、歩道に泣いている子ども)を見せ、教師が「道に男の人がいます。けがをしています」と言ってから「道に、けがをした男の人がいます」と1文にまとめる。板書は「場所→だれ→様子」の3つの箱にし、学生に絵の別の人を同じ箱の順で言わせる。
  • 「が」と「は」の向きを確かめる「公園に子どもがいます」と「子どもは公園にいます」を並べ、初めて伝えるときは前の形、相手がもう知っている人の場所を答えるときは後ろの形だと示す。電話で現場を伝える場面では、聞き手はまだ何も知らないので「場所に〜がいる」から始める、と確かめる。

板書案

〔場所〕に + 〔だれ〕が + いる
駅前に 男の人が います。
駅前に けがをした 男の人が います。
〔赤〕様子は 名詞の前へ(けがをした → 男の人)の矢印
けが人が 二人 います。/ 中には だれも いません。

場面と発話(自作)

  • 交差点で事故を見た会社員が、119番に電話して様子を伝える。駅前の交差点に、頭から血が出ている男の人がいます。意識はあります。
  • 地震のあと、マンションの住人が、外に出てきた管理人に知らせる。3階の部屋に、まだ出られないお年寄りがいます。ドアが開かないそうです。
  • 迷子を見つけたアルバイトの店員が、店内放送の係に内線で伝える。2階のおもちゃ売り場に、お母さんをさがしている男の子がいます。5歳ぐらいです。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

現場の絵を見せ、教師が「どこに?」「だれが?」「どんな様子?」とカードで順に聞き、学生が答えを一つの文にまとめて言う。次に人数カードを足して「〜が〜人います」を入れさせ、最後はペアで、絵を見ている人が見ていない人に電話のつもりで伝える。

  1. 口頭現場の絵の人を一人ずつ指し、キューを「場所カード+人の絵」で出す。「公園・泣いている子ども」→全体で「公園に泣いている子どもがいます」。ほかのキューは「階段・座りこんだお年寄り」「車の中・眠っている犬」「店の前・けがをした男の人」「部屋の中・だれも」。次に人数のカード(2人・3人)を足して「〜が二人います」を言わせ、個人で「場所→だれ→様子」の順を崩さずに言えるかを確かめる。
  2. ペア同じ場所の絵で、Aの絵とBの絵は人の数や様子が少しずつ違う(情報差)。互いに絵を見せずに「入り口に子どもが二人いますか」「いいえ、一人です。泣いています」のようにやり取りし、違う所を三つ見つける。見つけたら絵を交換して役を替える。
  3. 産出「119番通報ロールプレイ」。Aは事故や地震の現場の絵を持つ通報者、Bは消防の受付係。Bは「どこですか」「けがをした人はいますか」「何人いますか」と順に聞き、Aは絵を見ながら答える。教師が見るのは、人に「いる」を使っているか、場所から言い始めているか、様子を名詞の前にまとめて短く言えているか。終わったら役を替えて別の絵で行う。

つまずきと手当て

  • 人に「ある」を使う(「*けがをした人があります」)。人と動物は「いる」、と初級の2列の表に戻る。様子の説明が長くなると最後の動詞を間違えやすいので、文の終わりだけを先に言わせてから前を足す
  • 「だれも」と肯定を組み合わせる(「*中にだれもいます」)。「だれも」は「いない」と一緒に使い、いるときは「だれかいます」「〜人います」と言う、と2行の板書で示す
  • 初めて伝える場面で「は」から始める(電話で「男の人は交差点にいます」)。文法の誤りではないが、聞き手はどの男の人かを知らないので伝わりにくい。「交差点に男の人がいます」と、場所から始め直させる

既習の文型との違い

  • 〜が…います/…あります(初級Ⅰ 第8課)初級では「兄が二人います」のように、人の数を言う形として習いました。この課では同じ形を、現場にいる人を知らない相手に伝える文として使い、数のほかに「けがをした」「泣いている」のような様子を名詞の前に付けます。学習者は様子を足すと文の最後を「あります」にしがちなので、文の終わりを先に決めさせます。
  • 連体修飾(初級Ⅰ 第18課)「子どもが泣いています」は子どもの様子を言う文で、「泣いている子どもがいます」はその場に子どもがいることを、様子と一緒に一文で伝える文です。電話では、先に「いる」の文で人がいることを伝えたほうが、聞き手が場面を思い浮かべやすくなります。学習者は「*泣いています子ども」のように名詞の前に丁寧形を置くことがあるので、名詞の前は普通形だと連体修飾の課の板書に戻ります。
関連する文型

学習項目 5 〜がある

意味・はたらき学習項目 5

初級で習った、物があることを言う形の復習です。この課では、地震のあとの部屋や事故の現場のように、どこに、何が、どんな状態であるかを並べて、その場の様子を伝えるのに使います。物の状態は「割れたコップ」「倒れた本棚」のように名詞の前に説明を付けて言います。また、「地震・事故・火事」のような出来事が起きたことも「〜がある」で言い、そのときは場所に「で」を使います(駅前で事故があった)。「本棚が倒れている」が物の変化の結果に注目するのに対して、「倒れた本棚がある」はその場にある物を一つずつ並べる言い方なので、部屋の様子を数え上げるときに使いやすくなります。

接続

物:場所+に(は)+N+が+ある。物の状態は[Vた/Vている]N。出来事:場所+で+N(地震・事故・火事など)+が+ある(あった)

形
場所に Nがある場所に[Vた/Vている]Nがある場所で 出来事Nがあった場所には 何もない

導入

  • 絵の部屋の物を、場所から数え上げる導入の地震のあとの部屋の絵に戻り、教師が「床に割れたコップがあります」「ドアの前に倒れた本棚があります」と、場所→物の状態の順で言う。学生には絵の別の場所を指させて同じ形で言わせ、学習項目1・2の「ガラスだらけ」「食べかけのご飯」も入れて、部屋全体を説明させる。
  • 物の「に」と出来事の「で」を分ける「駅前にコンビニがあります」と「駅前で事故がありました」を並べて板書し、物がある場所は「に」、出来事が起きた場所は「で」だと色を分けて示す。地震・事故・火事・停電・コンサートなどの出来事カードを出し、学生に「〜で〜がありました」と言わせる。

板書案

〔場所〕に + 〔物〕が + ある
床に 割れた コップが あります。
〔場所〕で + 〔出来事〕が + あった
となりの 駅で 事故が ありました。
〔赤〕に(物の場所) 〔青〕で(出来事の場所)の2色

場面と発話(自作)

  • 地震のとき留守だった家族に、家に戻った留学生が電話で部屋の様子を伝える。台所の床に割れたお皿がたくさんあるから、帰ってきたら靴のまま入ってね。
  • 朝、駅で電車が止まっていて、会社員が上司に遅れる理由を電話で話す。となりの駅で事故があって、電車が止まっています。30分ぐらい遅れます。
  • 大雨のあと、道路を見てきた町の職員が、事務所に無線で報告する。小学校の前の道に大きな穴がありますので、通れないようにしてください。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

部屋や道の絵を見せ、教師が場所を指して学生が「〜に〜がある」で言う。次に出来事カードと場所カードを組にして「〜で〜がありました」と言わせ、「に」と「で」を混ぜて出して選ばせる。最後に学習項目1〜5の形を全部使い、絵の様子を「場所→何が・だれが→様子」の順で30秒で説明させる。

  1. 口頭地震のあとの部屋の絵を指し、「場所カード+物の絵」でキューを出す。「床・割れたお皿」→全体で「床に割れたお皿があります」。ほかのキューは「ドアの前・倒れた本棚」「机の上・こぼれた水」「窓・割れたガラス」。次に出来事カード(事故・火事・停電・地震)と場所カードを組にして「〜で〜がありました」と言わせ、「に」と「で」のカードを混ぜて出して個人に選ばせる。
  2. ペアAは地震のあとの部屋の絵、Bは同じ部屋の地震の前の絵を持つ。Aが「本棚の前に倒れたいすがあります」のように言い、Bは自分の絵と比べて「地震の前は、いすは机のそばにありました」と答える。五つ比べたら、別の場所(店・教室)の絵で役を替える。
  3. 産出「留守の家族への電話報告」。家に戻ったら部屋が地震で乱れていた、と想像して、留守の家族に1分で電話する。学習項目1〜5を全部使い(〜だらけ・〜かけの・〜がする・〜がいる・〜がある)、「場所→何が・だれが→様子」の順で話す。聞き手は聞いた部屋を紙に描き、最後に元の絵と比べる。教師が見るのは、物の場所の「に」と出来事の場所の「で」、自動詞の結果に「〜てある」を使っていないか、状態が名詞の前にまとまっているか。

つまずきと手当て

  • 出来事の場所に「に」を使う(「*駅前に事故がありました」)。物の場所は「に」、出来事が起きた場所は「で」と、2色の板書で確かめる
  • 自然に変わった物に「〜てある」を使う(「*窓ガラスが割れてあります」)。「〜てある」はだれかがわざとした結果に使う形で、「割れる」のような自動詞にはつかない。「窓ガラスが割れています」「割れた窓ガラスがあります」に直させる
  • 状態の説明を後ろに続けすぎて長くなる(「床にコップがあって、それは割れていて、…」)。誤りではないが電話では聞き取りにくい。状態は「割れたコップ」のように名詞の前にまとめると、短く伝わると示す

既習の文型との違い

  • 〜ています(4)(初級Ⅰ 第20課)「本棚が倒れています」は本棚に起きた変化の結果に注目する文で、「倒れた本棚があります」はその場にある物を一つずつ並べる文です。部屋の様子を数え上げるときは後者が並べやすく、一つの物がどうなったかを聞かれたときは前者が答えやすい、と場面で分けます。どちらも正しいので、学習者が一方しか使わないときに、もう一方への言い換えを練習させます。
  • 〜てあります(初級Ⅰ 第20課)「窓が開けてあります」はだれかがわざとした結果を言う形で、他動詞につきます。地震で割れた窓やこぼれた水のように自然に起きた変化には使えず、「*窓ガラスが割れてあります」は誤りです。自動詞なら「〜ています」か「〜たNがある」、他動詞なら「〜てある」と、自動詞・他動詞の組の表で確かめます。
関連する文型

語彙の扱い

状況説明に使う語は、物の状態を表す動詞(倒れる・割れる・散らかる・壊れる)を自動詞と他動詞の組で確かめ、「倒れた本棚」「割れたコップ」のように名詞の前に置く形で練習すると、学習項目4・5の文にそのまま使えます。音を表す擬音語(ドーン・ガチャン・ドンドン)は、意味を説明するより教師が声に出してまねさせ、「〜という音がした」の形とセットにします。けが・停電・避難など災害のときの語は、実際に使う場面(電話で知らせる・張り紙を読む)を一つ添えて覚えさせます。

この課の練習で使う語(11語・意味・連語・例文)

  • ゆれる(ゆれる) 地面や建物、物が、左右や上下に動きます。 家が〜・地面が〜・大きく〜
    夜中に地震があった。遠くに住む家族に電話する。
    「さっき家が大きくゆれたけど、そっちはだいじょうぶ?」
  • 倒れる(たおれる) 立っていた物や人が、横になります。 本棚が〜・木が〜・人が〜
    地震のあと、部屋のドアが開かない。管理人に電話する。
    「ドアの前に倒れた本棚があって、外に出られません。」
  • 割れる(われる) ガラスやお皿などが、いくつかに分かれて壊れます。 お皿が〜・窓ガラスが〜
    台所に入ろうとする家族を止める。
    「割れたコップがあるから、くつをはいて入って。」
  • 散らかる(ちらかる) 物があちこちに置いてあって、部屋がきれいではない状態になります。 部屋が〜・机の上が〜
    引っ越しの手伝いに来た友達に話す。
    「部屋が散らかっていて、段ボールだらけでごめんね。」
  • こぼれる(こぼれる) 入れ物から、水やお茶などが外に出ます。 お茶が〜・水が〜・コーヒーが〜
    会議室を片付けている同僚に知らせる。
    「花びんの水がこぼれて、机の上の書類がぬれていますよ。」
  • ほこり(ほこり) 部屋の中にたまる、小さくて白っぽいごみです。 〜がたまる・〜だらけ・〜をふく
    長く使っていない教室の棚を見て、同僚に言う。
    「この棚、ほこりだらけですね。ふいておきましょうか。」
  • 泥(どろ) 水がまざって、やわらかくなった土です。 〜がつく・〜だらけ・〜を落とす
    雨のあと、自転車で帰ってきた留学生に寮の管理人が言う。
    「タイヤが泥だらけですよ。入り口の前で落としてください。」
  • におい(におい) 鼻で感じるものです。いいものにも、いやなものにも使います。 〜がする・いい〜・変な〜
    仕事から帰って、玄関で家族に聞く。
    「台所から何か焦げたようなにおいがするけど、火、消した?」
  • 音(おと) 耳で聞こえるものです。人や動物が口から出すものは「声」と言います。 〜がする・大きな〜・〜が聞こえる
    夜中、上の部屋から何か聞こえた。管理会社に電話する。
    「上の部屋から「ドン」という音がして、そのあと静かになりました。」
  • 停電(ていでん) 電気が来なくなって、明かりや電気の機械が使えなくなることです。 〜になる・〜がある・〜が直る
    台風の夜、となりの家の人に声をかける。
    「お宅も停電ですか。こちらは電気が全部消えています。」
  • けが人(けがにん) けがをした人のことです。事故や災害の知らせでよく使います。 〜がいる・〜が出る
    交差点で事故を見た。119番に電話する。
    「けが人が二人います。一人は歩けないようです。」

宿題と次のコマ

宿題は、自分の部屋や近所の道など、身近な場所が地震や台風のあとにどうなっていそうかを想像して絵に描き、その絵を見ていない家族に電話で伝えるつもりで、「〜だらけ」「〜かけの」「〜がする」「〜がいる/〜がある」を一つずつ使った200字ほどの説明を書くこと。次のコマの最初にペアで読み合い、聞き手は聞いた説明から絵を描いて、元の絵と比べる。そのあと第7課の、聞いた話を伝える表現に進みます。

よくある質問

  • 「〜だらけ」と「〜でいっぱい」「〜まみれ」はどう違いますか?

    「〜だらけ」はよくない物がたくさんある・一面に付いている様子で、困った気持ちが一緒に出ます。「〜でいっぱい」は場所や入れ物が満ちている様子で、良い物にも使えます。「〜まみれ」は汗・泥・油のように表面にべったり付く物に使うことが多く、「間違い」のような付く物ではない名詞には使いにくい語です。授業では「だらけ」を主にし、ほかの二つは言い換えの先として見せる程度にします。

  • 「〜かけの」を教えると「話しかける」「電話をかける」と混ざります。どう分けますか?

    「〜かけの N」で途中の意味になるのは、「読みかけ・飲みかけ」のように動作の途中で止まった物を言うときだと、先に枠で示します。「話しかける」「呼びかける」は相手に向かって働きかける別の語で、「電話をかける」は「かける」という動詞そのものです。始め・途中・終わりの3本のボトルに何度も戻り、真ん中の物を言う語だと見せると混ざりにくくなります。

  • 「音がする」と「音が聞こえる」はどう教え分けますか?

    「音がする」は音が起きていること、「音が聞こえる」はその音が自分の耳に入ることを言う、と板書で並べます。状況説明では何が起きたかを伝えるので「〜がする」が使いやすく、「「ドーン」という音がした」の形で練習します。どちらも助詞は「が」で、「音を聞く」だけが「を」になることを、3行の板書で確かめます。

  • 初級で習った「〜がいる」「〜がある」を、第6課ではどこまで扱いますか?

    形の説明はやり直さず、「場所→何が・だれが→様子」の順で現場を説明する文に絞ります。新しく足すのは、名詞の前に様子を付ける言い方(けがをした男の人・割れたコップ)と、出来事の場所に使う「で」です。人に「ある」を使う誤りが残っている学生には、2列の表に戻って短く確かめます。

  • この課は何コマで終わりますか?

    90分×2コマが目安です。1コマ目で導入と「〜だらけ」「〜かけの」「〜がする」まで、2コマ目で存在文の復習と電話で様子を伝える活動、まとめをします。活動に使う現場の絵を前もって何枚か用意しておくと、2コマ目の半分ほどを活動に使えます。

この課に関係する用語・解説・練習問題

この課の文型を、日本語教員試験の用語でいうと何にあたるか。授業の説明に迷ったときの確認と、試験対策に。