日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

類義語の使い分け(るいぎごのつかいわけ)

区分5 言語 ・ 日本語教員試験の用語

意味の近い語の違いは、共起する語(何といっしょに使われるか)・文体(かたい/くだけた)・焦点(過程か結果か)・評価的な含みなどの観点から捉える。

「のぼる」は坂や階段を上がっていく過程に、「あがる」は到達した結果に焦点が寄る、というように説明できる。語種は文体の硬軟と関わることはあるが、語種だけで使い分けが決まるわけではない。実例を並べて共起の傾向を見せるのが最も確実。

具体例

「思う」と「考える」は、「考える」が筋道を立てて頭を働かせる過程に重点があり、「よく考えてから答える」とは言えるが「×よく思ってから答える」とは言いにくい。一方「故郷を思う」のように、心に浮かぶ気持ちを表すときは「思う」が自然になる。共起する語を並べると違いが見える。

「始める」と「開始する」は意味がほぼ同じでも、「会議を開始する」は改まった場面、「宿題を始める」は日常の場面で使われやすく、文体の違いを示す例になる。ただし語種だけで使い分けが決まるわけではないので、学習者には実際の例文を複数見せ、どんな場面で使われているかを確かめさせる。

混同しやすい語との違い
押さえどころ
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