日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

連体修飾(れんたいしゅうしょく)

区分5 言語 ・ 日本語教員試験の用語

語や節が名詞(体言)を修飾すること。「赤い花」「この本」「私の本」のような語や句による修飾も、「駅前で買った本」のような節による修飾も含み、節が名詞を修飾するものをとくに連体修飾節という。寺村秀夫は連体修飾節を、被修飾名詞が修飾節の中の格成分に戻せるかどうかで内の関係と外の関係に分けた。

「魚を焼いた人」の「人」は「(人が)魚を焼いた」と主語に戻せるので内の関係。「さんまを焼くにおい」の「におい」は節内の主語にも目的語にもなれず、名詞の内容を補う関係になっているので外の関係である(ほかに「〜といううわさ・事実・約束」など)。

日本語の連体修飾節には関係代名詞がなく、修飾節がそのまま名詞の前に置かれる。長い修飾節は読解の負担になり、学習者は主節の述語を見失いやすい。作文では、外の関係で必要になる「〜という」の付け方も指導点になる。

提唱・出典: 寺村秀夫
具体例

「きのう友達と行ったレストラン」は、修飾節「きのう友達と行った」が名詞「レストラン」の前にそのまま置かれている。英語の関係代名詞にあたる語がないため、学習者は修飾節がどこから始まるかを見失いやすい。読解では、名詞にかかる部分の始まりに線を引かせ、修飾の範囲を目で確かめさせる。長い修飾節を含む文は、まず修飾節を外して文の骨組みをつかませると読みやすくなる。

「子どもが描いた絵」の「絵」は「子どもが絵を描いた」と節の中に戻せるので内の関係にあたる。これに対し「子どもが泣いている声」の「声」は、節の中に「声が」「声を」の形で戻せないので外の関係である。二つを並べて戻せるかどうかを試させると、区別がつかみやすい。外の関係の名詞には「声・におい・音」のような感覚の名詞や、「話・うわさ」のような内容を表す名詞が多い。

混同しやすい語との違い
押さえどころ
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