日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

「てある」「ておく」「てしまう」(てあるておくてしまう)

区分5 言語 ・ 日本語教員試験の用語

てあるは他動詞に付き、「窓が開けてある」のように誰かが意図的にそうしたという含みをもつ。自動詞に付く「開いている」が結果の状態だけを述べるのと対比される。

ておくは「予約しておく」の先を見越した準備と、「そのままにしておく」の状態の維持。てしまうは「読んでしまった」の完了と、「忘れてしまった」の後悔・取り返しのつかなさ。

いずれもテンス(時)ではなく、動作の局面や話し手の捉え方に関わる形式。

具体例

部屋に入ったとき、「電気がついている」は今の状態をそのまま述べるだけだが、「電気がつけてある」と言うと、誰かが目的があってつけておいたことがうかがえる。教室で「黒板に名前が書いてあります」「窓が開けてあります」のように、実際の物を指しながら練習させると違いが伝わりやすい。

「明日のテストのために単語を覚えておく」は準備、「窓を開けておいてください」はそのままの状態を保つ意味である。「財布を落としてしまった」は残念な気持ちを伴い、「宿題を全部やってしまった」は完了を表す。話しことばでは「覚えとく」「落としちゃった」のような縮約形もよく使われる。

混同しやすい語との違い
押さえどころ
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もっとくわしく: 日本語の文法(1)述語のまわり — 述語は四つの層でできているこの用語を含むテーマを、通して読める解説記事です
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