日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

学ぼう!にほんご 中級 第34課「料理の盛り付けにかけては、現在日本で最も高い評価を得ている」の教案

『学ぼう!にほんご 中級』

まだ起きていないこと、起きるかどうか分からないことを仮に置いて、「そうなったら、どうなるか」を相手に分かるように説明する課です。4つの形は、話の範囲を「この分野なら」と絞る「〜にかけては」、実現しにくいことや、してしまったら大変なことを仮定する「〜ものなら」、仮の話や聞いた情報を前提にして結果を考える「〜としたら/とすれば」、一つの条件だけで十分だと言う「〜さえ…ば」と、どれも「条件を置いて、その先を言う」形だと最初に見せておくと整理しやすくなります。「〜ものなら」は、可能形に付くか意向形に付くかで後ろに来る内容がまったく違うので、この課でいちばん時間をかけるところです。「〜さえ…ば」は初中級の復習として、説明やアドバイスの締めに「これさえ〜ば大丈夫」と言う使い方に絞ります。最後に、自分の得意な分野を紹介し、仮の場面を置いて助言する短い説明の活動で4つをまとめて使わせます。

このページについて教科書の本文・例文・練習の文は載せていません。例文と場面はすべて自作です。課の題と学習項目の表記は本の目次に合わせています。
学習項目4時間90分×2コマ

この課のねらい(Can-do)

  • 人・店・製品などがいちばん優れている分野を「〜にかけては」で取り上げ、紹介や自己PRの中で、その分野についての自信や評価を言える
  • 実現がむずかしいと思っている願いを「できるものなら〜たい」で言い、少しでもしたら大変なことになる行動を「〜ようものなら」で警告として言い分けられる
  • 「〜としたら/とすれば」で仮の状況や聞いた情報を前提に置き、その結果どうなるか、どうすればいいかを筋道立てて説明できる
  • 説明やアドバイスの最後に「〜さえ…ば」で、満たせば十分な条件を一つに絞って相手に伝えられる

進め方と時間配分

目安は 90分×2コマ。コマの長さと学校のカリキュラムで配分は変わります。各段で押さえることと、かける時間の目安です。

段時間やること
導入(目標の場面)10分教師が「もし来月から一年間、仕事も勉強も休めるとしたら、何をしますか」と聞き、学生に自由に答えさせる。答えを黒板に集めながら、「もし〜」のように条件を置いて、その先を話していることを確かめ、この課の4つの形はどれも「条件を置く → その結果を言う」の形だと、黒板の左右に「条件」「結果」の2つの枠を作って予告する
学習項目1 〜にかけては/かけても30分学生に「自分がクラスのだれにも負けないこと」を一つずつ聞き、「〜にかけては、だれにも負けない」の形で言い直して導入する。前に来るのは能力・技術の分野で、後ろは自信や高い評価だと押さえ、「〜にかけても」で「ほかのことだけでなく、この分野でも」と足す言い方を見せる
学習項目2 〜ものなら50分「できるものなら、子どものころに戻りたい」と「授業中に寝ようものなら、先生にしかられる」を上下に板書し、前の形(可能形/意向形)と後ろの内容(願い・挑戦/困った結果)を線で結ばせる。二つは仮定する内容も話し手の気持ちも違う、と表にして残す。1コマ目はここまで。2コマ目の最初に、可能形と意向形の「ものなら」を同じ動詞で1回ずつ言わせてから学習項目3に入る
学習項目3 〜としたら/とすれば30分導入で使った「もし一年間休めるとしたら」に戻り、現実ではない仮の話を置く使い方を確かめる。続けて「天気予報が正しいとすれば、あしたの花火大会は中止だろう」で、聞いた情報を前提にして推論する使い方を足し、後ろには話し手の判断(〜だろう・〜はずだ・どうしよう)が来ることを押さえる
学習項目4 〜さえ…ば(初中級の復習)15分初中級で学んだ「〜さえ…ば」を短く思い出させ、この課では説明の最後に「これさえ〜ば大丈夫です」と、条件を一つに絞る使い方に集中する。「Nさえ」「Vさえすれば」「Vてさえいれば」の形を言い換え練習で確かめる
4つの形の整理10分「条件」の枠に4つの形を並べ、どんな条件を置くのか(分野を絞る/むずかしいこと・危ないこと/仮の話・聞いた情報/一つだけの条件)と、後ろに来るもの(評価/願い・困った結果/判断・推論/十分だという結果)を表にする
目標の活動(得意分野の紹介と、仮の場面での助言)25分ペアで、自分の得意なこと(料理・ゲーム・節約・道案内など)を「〜にかけては」で紹介し、相手が「もし〜としたら、どうすればいいですか」と仮の場面で質問する。答える人は理由を言ってから、最後に「〜さえ…ば大丈夫」で一番大事な条件を一つにまとめる。「〜ようものなら」で注意点を一つ入れられたら加点する。時間が足りなければ、紹介と質問までを教室で行い、「〜さえ…ば」のまとめは宿題の作文に回す
まとめ10分表を見ながら、「〜ものなら」の二つの形を例文つきで言い分けさせ、「〜としたら」が使えない場面(必ず起きること)も確かめて、表をノートに写させる

学習項目 1 〜にかけては/かけても

意味・はたらき学習項目 1

「〜という分野・点に限って言えば」と話の範囲を絞り、その分野ではほかのだれにも負けない、いちばん優れていると言うときの形です。前に来るのは、料理の腕・計算・足の速さ・記憶力・サービスのような能力・技術・性質の分野で、後ろには「だれにも負けない」「自信がある」「右に出る者はいない」「町で一番だ」のような高い評価や自信が来ます。自分のことにも、人・店・会社・製品のことにも使え、紹介文や自己PR、評判を伝える説明でよく使われます。「〜にかけても」は「ほかの点だけでなく、この分野でも」という意味で、すでに一つ長所を言ったあとに、もう一つの長所を足すときに使います。

接続

N+にかけては(「Vる+ことにかけては」の形でも使う)/N+にかけても

形
Nにかけては、だれにも負けない(計算の速さにかけては、だれにも負けない)Vることにかけては、〜が一番だ(人の名前を覚えることにかけては、彼が一番だ)Nにかけては、右に出る者はいない/〜に自信があるAもBが上手だが、Cにかけても〜(ほかの長所に加えて、この分野でも)

導入

  • 「だれにも負けないこと」を聞く教師が「わたしは料理は下手ですが、早起きにかけては、だれにも負けません」と言い、学生にも一人ずつ「クラスのだれにも負けないこと」を聞く。「歌です」「ゲームです」と答えたら、「歌にかけては、だれにも負けません」と言い直させ、前は分野、後ろは自信、と板書の二つの枠に書き分ける。
  • 「にかけても」で長所を足す人気のある店の紹介を例に、「この店はパンがおいしい。それに、値段の安さにかけても、この辺りでは一番だ」と板書し、「にかけても」の「も」が、すでに言った長所に別の長所を足していることを確かめる。

板書案

N(分野)+にかけては + 評価・自信
〔左の枠〕分野 → 〔右の枠〕だれにも負けない/町で一番だ/自信がある
早起きにかけては、だれにも負けません。
この店はパンがおいしい。値段の安さにかけても、この辺りで一番だ。〔赤〕「も」に丸
〔青の箱〕AからBにかけて(時間・場所の幅) 〔赤の箱〕Nにかけては(分野+評価)

場面と発話(自作)

  • アルバイトの面接で、店長に自分の長所を聞かれた留学生が答える。接客の経験は少ないですが、体力にかけては、だれにも負けない自信があります。
  • 引っ越してきたばかりの同僚に、近所の店を紹介する。駅前のパン屋は、焼きたてのおいしさにかけては、この町で一番ですよ。
  • ゼミの先輩を新入生に紹介する。先輩は発表が上手なことで知られている。山田さんは発表が上手なだけじゃなくて、資料を集めることにかけても、ゼミでいちばん頼りになる人なんだ。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

分野のカード(計算・道案内・早起き・節約・料理・写真)を引かせ、自分や家族・友達・知っている店について「〜にかけては、〜」の一文を作らせる。次に、ペアの相手の長所を一つ聞き出して、「〜さんは〜が上手ですが、〜にかけても〜」でクラスに紹介させ、「は」と「も」の違いを使って確かめる。

  1. 口頭分野のカード(早起き・計算・道案内・節約・写真・記憶力)と評価のカード(だれにも負けない・クラスで一番だ・自信がある)を1枚ずつ出し、全体で「早起きにかけては、だれにも負けません」と言わせてから個人に当てる。次に人物の絵(料理人・タクシーの運転手・図書館の人)を見せ、「この運転手は、道を知っていることにかけては、町で一番です」のように三人称でも言わせる。最後に教師が長所を一つ言い(「この店はパンがおいしい」)、学生が「〜にかけても」でもう一つの長所を足す。
  2. ペアAが聞き手、Bが答える人。Aは「〜さんの得意なことは何ですか」「ほかには?」と質問して、Bの長所を二つ聞き出し、メモする。二つ目を聞いたら、Aは「〜さんは〜にかけては〜。〜にかけても〜」と相手に言って確かめ、Bは違っていれば直す。3分で役を交替する。
  3. 産出「推薦スピーチ」。ペアの相手を、アルバイト先の店長に紹介する短いスピーチ(3〜4文)を作り、クラスの前で話す。一番の長所を「〜にかけては」、もう一つを「〜にかけても」で言い、最後に「ぜひ、いっしょに働いてみてください」で締める。教師は、後ろが評価や自信になっているか、話題だけを出す「について」の代わりに使っていないか、前に時間や場所を置いていないかを見て、終わってから全体に返す。

つまずきと手当て

  • ただの話題を出すのに使う(「環境問題にかけては、きのうの会議で話し合った」)。この形の後ろは評価や自信で、話題を示すだけなら「〜について」「〜に関して」を使う、と2つの文を並べて確かめる
  • 悪い評価に使う(「彼は時間の守り方にかけては、いちばんだめだ」)。ふつうは長所・得意なことを言う形なので、短所を言うなら「〜は苦手だ」「〜がよくない」で言う。冗談や皮肉で使われることはあっても、まずは長所に使わせる
  • 初中級で学んだ「〜から〜にかけて」(時間や場所の範囲)と混ぜて、「朝から夜にかけては、だれにも負けない」のような意味の通らない文を作る。範囲の「にかけて」は「から」と組になって時間や場所の幅を言い、分野の「にかけては」は前に一つの分野を置いて評価を言う、と板書で別の箱に入れる

既習の文型との違い

  • 〜から〜にかけて…(初中級 第15課)初中級の「から〜にかけて」は「北から東にかけて」「朝から昼にかけて」のように、時間や場所の幅を言う形で、評価の意味はありません。この課の「にかけては」は前に一つの分野を置き、後ろに評価や自信を言います。学習者は「朝から夜にかけては、だれにも負けない」のように二つを混ぜることがあるので、「から」が前にあるかどうかで見分けさせます。
  • 〜について…(初中級 第1課)/〜に関して/関する(第26課)「について」「に関して」は話題を示すだけで、後ろには話す・調べる・書くなどの動詞や、その話題の内容が来ます。「にかけては」は話題を出すのではなく、その分野で優れていると評価する形です。「料理について話した」は言えても、「料理にかけては話した」とは言わない、と二つの文を並べて確かめます。
  • 〜にとって…(初中級 第13課)「にとって」は前に人や組織を置き、「その人の立場から見ると」という意味で、後ろには「大切だ・むずかしい」のような判断が来ます。「にかけては」は前が分野で、後ろはその分野での優れた評価です。「わたしにとって料理は楽しい」と「料理にかけては自信がある」を並べ、前に来るのが人か分野かで区別させます。
関連する文型

学習項目 2 〜ものなら

意味・はたらき学習項目 2

「もし〜なら」と仮定する形ですが、前に来る動詞の形によって意味が二つに分かれます。一つは可能形+ものならで、「実現はむずかしいと分かっているが、もしできるなら」という気持ちを表し、後ろには「〜たい」「〜てほしい」のような願いや、「やれるものならやってみろ」のような挑戦・挑発が来ます。もう一つは意向形+ものならで、「もし〜しようものなら」つまり「少しでもそんなことをしたら」という意味になり、後ろには「大変なことになる」「怒られる」のような困った結果・大げさな警告が来ます。前の形は、可能形はむずかしいこと、意向形はしようと思えば簡単にできてしまうことを仮定している、という違いを押さえると、二つを取り違えにくくなります。

接続

V(可能形)+ものなら(「かなう」「許される」のような、できる・できないを表す動詞の辞書形にも付く)/V(意向形)+ものなら(する → しようものなら、来る → 来(こ)ようものなら)。会話では「〜もんなら」とも言う

形
可能形+ものなら、〜たい(できるものなら、もう一度あの町に住みたい)Vれるものなら、Vてみろ(やれるものなら、やってみろ)意向形+ものなら、〜(大変だ・怒られる・〜されてしまう)(遅刻しようものなら、すぐに注意される)かなうものなら/許されるものなら、〜たい

導入

  • 上下に並べて線で結ぶ「できるものなら、子どものころに戻りたい」と「授業中に寝ようものなら、先生にしかられる」を上下に板書し、「子どものころに戻れますか」「授業中に寝ることはできますか」と聞く。前の文はむずかしくてできないこと、後ろの文は簡単にできてしまうことだと確かめ、「可能形 → 願い」「意向形 → 困った結果」と色を変えて線で結ぶ。
  • 家のルールを大げさに話す教師が「うちの母は時間に厳しくて、門限を一分でも過ぎようものなら、一時間お説教です」と大げさな顔で話し、「本当に一時間ですか」と聞いて笑わせる。意向形の「ものなら」は、少し大げさに「そんなことをしたら大変だ」と言う言い方だと確かめる。

板書案

〔赤〕可能形+ものなら → 願い・挑戦(むずかしいこと)
戻れるものなら、子どものころに戻りたい。
〔青〕意向形+ものなら → 困った結果(簡単にできてしまうこと)
授業中に寝ようものなら、先生にしかられる。
休める+ものなら / 休もう+ものなら 〔×〕*休めようものなら
〔表〕前の形|仮定すること|後ろに来るもの

場面と発話(自作)

  • 国を出てから十年になる会社員が、同僚に昔住んでいた町の話をする。戻れるものなら、学生のころに住んでいたあの町にもう一度住んでみたいです。
  • 寮の先輩が、新しく入った留学生に寮の決まりを説明する。ここの管理人さんはとても厳しくて、夜十一時を一分でも過ぎようものなら、次の日に呼び出されるよ。
  • 大事な試験を前に、毎日アルバイトで忙しい学生が友達にこぼす。休めるものなら一週間ぐらい休んで、試験の準備に集中したいんだけど、店が人手不足でね。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

動詞のカード(戻る・休む・話す・遅れる・忘れる・連絡する)を見せ、教師が「願い」か「警告」かを指示する。「願い」なら可能形にして「〜ものなら、〜たい」、「警告」なら意向形にして「〜ようものなら、大変だ」と言わせる。同じ動詞で両方を作らせると、前の形で後ろが変わることがよく分かる(「休めるものなら休みたい」「休もうものなら仕事が回らない」)。

  1. 口頭まず形だけを確かめる。教師が動詞(戻る・休む・話す・遅れる・忘れる・来る)を言い、学生が可能形と意向形を続けて言う(戻る → 戻れる・戻ろう)。次に動詞カードに赤か青の色カードを添えて出す。「戻る・赤」なら「戻れるものなら、戻りたい」、「遅れる・青」なら「遅れようものなら、大変だ」、「話す・赤」なら「話せるものなら、話したい」、「忘れる・青」なら「忘れようものなら、しかられる」。全体で言ってから個人に当て、慣れたら後ろを自分で考えさせる。
  2. ペアAは「〜ものなら、何がしたいですか」と聞き、Bは「〜ものなら、〜たいです。でも、〜から無理です」と理由まで答える。続けてAが「Bさんの家(寮・アルバイト先)で、〜ようものなら大変なことはありますか」と聞き、Bは一つ答える。Aは聞いた内容をメモし、最後にBの答えを一文ずつ言い直して確かめる。役を交替して同じことをする。
  3. 産出「わが家の大げさルール」。自分の家・寮・職場の厳しい決まりを一つ選び、「〜ようものなら、〜」で少し大げさに紹介し、最後に「できるものなら、〜たい」で願いを一つ言う(「父は時間に厳しいので、夕食に五分でも遅れようものなら、テレビを消されます。できるものなら、一度でいいから自由に帰ってみたいです」)。教師は、前の形と後ろの内容が合っているか、意向形の後ろに願いを置いていないか、「来よう」「しよう」の形を見て直す。

つまずきと手当て

  • 二つの形を混ぜて「*休めようものなら」と言う。可能形(休める)か意向形(休もう)のどちらか一つで、「休める+ものなら」「休もう+ものなら」と、板書の上下の箱で形を固定する
  • 意向形の文の後ろに願いを置く(「日本に住もうものなら、毎日すしを食べたい」)。意向形の「ものなら」の後ろは困った結果なので、願いを言うなら「住めるものなら」や「もし住めたら」にする。言ったあとに「後ろはうれしいこと?困ること?」と聞いて選ばせる
  • ふつうの動詞の辞書形に付ける(「行くものなら、行きたい」)。不自然に聞こえるので、「行けるものなら」と可能形にする。辞書形に付けて自然なのは「かなう」「許される」のように、もともとできる・できないの意味を持つ動詞が多い
  • 簡単にできることに可能形の「ものなら」を使う(「コンビニに行けるものなら、行きたい」)。この形は実現がむずかしいと思っていることに使うので、ふつうに行けるなら「行けたら」「行きたい」で言う

既習の文型との違い

  • 〜たら(第33課)「〜たら」はどんな仮定にも使え、話し手の気持ちは入りません。「〜ものなら」は、可能形ならむずかしいと分かっている願い、意向形なら少しでもしたら大変だという大げさな警告になります。学習者が簡単にできることにまで「行けるものなら行きたい」と使ったら、「行けたら」「行きたい」で十分だと言い換えさせます。
  • 〜としたら/とすれば(この課の学習項目3)どちらも仮定ですが、「〜としたら」は仮の話を置いて判断や推論を言う中立な形で、後ろに願いも推論も来ます。「〜ものなら」は前の形で後ろの内容がほぼ決まり、願いか困った結果のどちらかに限られます。「日本に住むとしたら、東京がいい」は言えますが、意向形の「住もうものなら」の後ろには「東京がいい」のような選択は来ません。
関連する文型

学習項目 3 〜としたら/とすれば

意味・はたらき学習項目 3

まだ分からないこと、現実にはそうではないことを仮にそうだと置いて、その場合どうなるかを考えるときの形です。「もし」「仮に」といっしょに使われることが多く、後ろには「〜だろう」「〜はずだ」「〜かもしれない」「どうしよう」「〜たい」のような話し手の判断・推論・気持ちが来ます。また、人から聞いた話や目の前の様子を事実だとして受けて、「もしそれが本当なら、こうなるはずだ」と推論するときにも使います。「〜としたら」は話し言葉でも使いやすく、「〜とすれば」は少し硬く、説明文や論理を順に追う話でよく使われます。「〜たら」と違い、春が来る・朝になるのような必ず起きることには使わないのが特徴です。

接続

普通形+としたら/とすれば(名詞とな形容詞は「学生だとしたら」「静かだとすれば」のように「だ」を付けるのが基本。書き言葉では「それが事実とすれば」と「だ」を落とすこともある。「〜とすると」も近い意味で使う)

形
もし/仮に 普通形+としたら、〜だろう/〜たいVたとしたら(そうなった・実現したと仮に置く:もし宝くじが当たったとしたら)Vるとすれば、〜(選ぶならどれか:旅行に行くとすれば、どこがいいですか)(聞いた情報を受けて)それが本当だとすれば、〜はずだ

導入

  • 現実ではない仮の話導入の「もし一年間休めるとしたら」に戻り、「本当に休めますか」と聞いて、休めないけれど仮にそう考えている、と確かめる。続けて「もし一億円もらったとしたら」「もし日本の首相だとしたら」と仮の状況を次々に出し、後ろには「〜たい」「〜だろう」が来ることを答えから集める。
  • 聞いた情報から推論する教師が「さっき駅の人が、電車が三十分止まっていると言っていました」と話し、「それが本当だとすれば、田中さんは授業に遅れるでしょうね」と板書する。前の部分は聞いた情報、後ろは話し手の推論だと矢印で結び、論理を順に追う話では「とすれば」がよく使われると添える。

板書案

もし/仮に + 普通形 + としたら/とすれば → 判断・推論(〜だろう・〜はずだ・〜たい)
もし一年間休めるとしたら、いろいろな国を旅行したい。
〔青〕聞いた情報 → としたら/とすれば → 〔赤〕推論
電車が三十分止まっているとすれば、木村さんは授業に遅れるだろう。
学生だ・静かだ + としたら(名詞・な形容詞は「だ」を付ける)
〔×の箱〕必ず起きること:春になるとしたら → 春になったら

場面と発話(自作)

  • 旅行会社に勤める社員が、休みの予定を聞いてきた客に、日本国内の旅行先を説明する。三日しか休みがないとすれば、移動に時間のかからない近くの温泉がいいと思いますよ。
  • 夕方、会社の同僚が、取引先からまだ書類が届いていないと話している。郵便で今日出したとしたら、届くのはあさってですね。
  • 留学生どうしが、卒業後の進路について話している。もし日本で就職するとしたら、どんな仕事がしたい?

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

仮の状況のカード(一か月の休み・言葉が通じない国・電車が止まった・お金を落とした)を引かせ、「もし〜としたら、〜」で自分ならどうするかを言わせる。次に、教師が短い「情報」(「あの店は月曜日が休みらしい」)を言い、学生は「それが本当だとすれば、〜」で推論を一つ返す。二つの使い方を交互に回して、仮定と推論の違いを体で覚えさせる。

  1. 口頭仮の状況のカード(一億円・言葉が通じない国・首相・一か月の休み)を見せ、全体で「もし一億円もらったとしたら、〜たい」と言わせてから個人に当てる。次に教師が情報を一つ言い、学生が「それが本当だとすれば、〜」で推論を返す。キューの例は「あの店は月曜日が休みらしい」→「きょうは開いていないはずだ」、「あした台風が来るそうだ」→「授業はないかもしれない」、「この時計は百年前のものだそうだ」→「とても高いだろう」。名詞の情報(「あの人は先生だそうだ」)で「先生だとすれば」の「だ」も確かめる。
  2. ペア情報差の「うわさカード」を使う。Aだけがうわさ(「駅前に大きな図書館ができるらしい」「来月から学食が値上げになるそうだ」)の書かれたカードを持ち、Bに口で伝える。Bは「それが本当だとすれば、〜」で推論や自分の行動を二つ言う。Aはカードの裏にある「本当かどうか」を最後に明かし、二人で笑って次のカードへ。4枚で役を交替する。
  3. 産出「もしもの世界会議」。3〜4人のグループで、「もし日本語が世界の共通語になったとしたら」「もし一日が三十時間だとしたら」のような仮のテーマを一つ選び、どうなるかを三つ考えて、「〜としたら、〜だろう」「そうだとすれば、〜はずだ」でつないで発表する。教師は、後ろが判断・推論・気持ちになっているか、必ず起きることに使っていないか、名詞・な形容詞の「だ」が落ちていないかを見る。

つまずきと手当て

  • 必ず起きることに使う(「春になるとしたら、桜を見に行きたい」)。春は必ず来るので仮定にならず、不自然に聞こえる。必ず起きることや、起きたあとのことを言うなら「春になったら」にする
  • 後ろに依頼や指示を置く(「あした雨が降るとしたら、傘を持ってきてください」)。この形の後ろは話し手の判断や推論が多く、依頼は「降るなら」「降ったら」のほうが自然なことが多い
  • 「〜にしたら」(〜の立場から見ると)と取り違える。「母にしたら、心配だろう」は母の立場から見て、という意味で、仮定ではない。前に普通形が来ていれば仮定の「としたら」、人を表す名詞+「にしたら」なら立場、と形で見分けさせる

既習の文型との違い

  • 〜たら(第33課)「〜たら」は「駅に着いたら電話してください」のように、必ず起きることや、起きたあとの行動・依頼にも使えます。「〜としたら」は起きるかどうか分からないこと、現実ではないことを仮に置く形なので、必ず起きることや依頼の文には合いません。学習者が「駅に着いたとしたら、電話してください」と言ったら、着くのは確かなので「着いたら」にする、と直します。
  • 〜としても…(初中級 第12課)「〜としても」は「仮にそうでも、結果は変わらない」という逆接の仮定で、「〜としたら」は「そうなら、こうなる」という順接の仮定です。「雨が降ったとしても試合は行う」と「雨が降ったとしたら試合は中止だ」を並べ、後ろが前の文と同じ向きか逆の向きかで選ばせます。
  • 〜にしたら(第31課)「母にしたら心配だろう」の「にしたら」は、前に人を置いて「その人の立場から見ると」という意味で、仮定ではありません。前に普通形の文が来れば仮定の「としたら」、人を表す名詞+「に」なら立場の「にしたら」と、前の形で見分けさせます。
関連する文型

学習項目 4 〜さえ…ば

意味・はたらき学習項目 4

初中級で学んだ「〜さえ…ば」の復習です。「ほかのことはどうでもいい、その一つの条件さえ満たせば、それで十分だ」と、必要な条件を一つに絞って言います。この課では、説明やアドバイスの最後に「これさえ〜ば大丈夫です」とまとめる使い方に集中すると、目標の「上手に説明する」にそのままつながります。また、「あのとき〜さえしていれば」のように過去のことに使うと、そうしなかったことを悔やむ気持ちになることも短く確かめておきます。

接続

N+さえ+Vば/い形ければ/な形・Nなら(であれば)、Vます+さえすれば、Vて+さえいれば(「が」は「さえ」に替わり、「を」もふつうは「さえ」だけにする。「に」「で」は「にさえ」「でさえ」と残る)

形
Nさえ あれば、〜(パスポートさえあれば、手続きはできます)Vます+さえすれば、〜(ここを押しさえすれば、すぐ動きます)Vて+さえいれば、〜(毎日少しずつ続けてさえいれば、必ず上手になります)あのとき〜さえ…ば、〜のに(悔やむ気持ち)

導入

  • 初中級の形を思い出す「パスポートさえあれば、どこへでも行ける」を板書し、「ほかに何が要りますか」と聞いて、「パスポート一つで十分」という意味を思い出させる。そのあと「Nさえ〜ば」「Vさえすれば」「Vてさえいれば」の3つの形を縦に並べ、どこに「さえ」が入るかを色で示す。
  • 説明の締めに使う教師がコピー機の使い方を短く説明してから、最後に「大事なのは、この緑のボタンだけです。これさえ押せば大丈夫です」と締める。説明のいちばん最後に、条件を一つに絞って言うと、聞いた人が安心する、と確かめる。

板書案

N + さえ + Vば/い形ければ/な形・Nなら → それだけで十分
パスポートさえあれば、手続きはできます。
Vます+さえすれば / Vて+さえいれば
〔赤〕が・を → さえ  〔青〕に・で → にさえ・でさえ
説明の最後:「これさえ〜ば大丈夫です。」〔丸で囲む〕

場面と発話(自作)

  • 日本語学校の先輩が、初めてアルバイトの面接を受ける後輩に助言する。緊張しなくていいよ。あいさつさえきちんとできれば、だいたい大丈夫だから。
  • 市役所の窓口の人が、転入の手続きに来た留学生に説明する。今日は在留カードさえお持ちいただければ、ほかの書類は後日でもかまいません。
  • 風邪で病院に来た患者に、医者が薬の飲み方を話す。この薬さえ忘れずに飲めば、三日ほどで楽になるはずです。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

学生に、自分がよく知っていること(家電の使い方・料理・地元の観光・アプリ)を30秒で説明させ、最後の一文を必ず「〜さえ…ば大丈夫です」で締めさせる。聞いた学生は「それだけでいいんですか」と聞き返し、説明した学生は「はい、〜さえ…ば」をもう一度言って確かめる。形を変えて「Vさえすれば」「Vてさえいれば」も一回ずつ使わせる。

  1. 口頭教師が名詞と動詞を言い、学生が「さえ…ば」の形にする言い換え練習。キューの例は「パスポート・ある」→「パスポートさえあれば」、「このボタン・押す」→「このボタンさえ押せば」「押しさえすれば」、「毎日・続ける」→「毎日続けてさえいれば」、「駅に・着く」→「駅にさえ着けば」。全体で言ってから個人に当て、最後に後ろ(「大丈夫です」「だれでもできます」)まで言わせる。
  2. ペアAだけが道具の絵カード(自動販売機・洗濯機・券売機・スマホのアプリ)と、使い方のメモを持つ。AはBに使い方を順に説明し、最後を「〜さえ…ば大丈夫です」で締める。Bは「それだけでいいんですか」と聞き返し、Aはもう一度「はい、〜さえ…ば」と言って確かめる。カードを替えて役を交替する。
  3. 産出「30秒ハウツー」。自分がよく知っていること(料理・地元の観光・節約のしかた・ゲーム)のやり方を30秒で説明し、最後の一文を「〜さえ…ば大丈夫です」で締める。聞いた学生は、一番大事な条件が何だったかを一言で言う。教師は、「が」「を」が残っていないか、動詞の形(しさえすれば・てさえいれば)、条件が本当に一つに絞れているかを見て直す。

つまずきと手当て

  • 助詞を残して「*パスポートがさえあれば」と言う。「が」は「さえ」に替わり、「を」もふつうは「この本さえ読めば」と「さえ」だけにする(「をさえ」は古い書き言葉に見られる程度)、と板書で確かめる。「に」「で」は残る(「駅にさえ着けば」)
  • 動詞の後ろに「さえ」を直接付けて「*練習するさえすれば」「*練習さえば」と言う。動詞は「練習しさえすれば」(ます形+さえすれば)か、「練習さえすれば」(する動詞の名詞の部分+さえ)の形にする
  • 後ろに「ば」が無い「さえ/でさえ」(「子どもでさえ知っている」=極端な例を出して、ほかはもちろん、と言う形)と混ぜる。後ろに「ば」がある「さえ…ば」は条件を一つに絞る形、と後ろの形で見分けさせる

既習の文型との違い

  • 〜さえ…ば…(初中級 第13課)初中級では「〜さえ…ば」の形と、「それだけで十分」という意味を学びました。この課では、説明やアドバイスの最後に一番大事な条件を一つにまとめる使い方と、「あのとき〜さえ…ば、〜のに」の悔やむ気持ちに使い方を広げます。形はすでに知っているので、新しいのは「どこで使うか」だと学習者に伝えます。
  • 〜ことには(第29課)「実際に見ないことには、分からない」の「〜ないことには」は、「それをしなければ、できない」という必要な条件を言います。「〜さえ…ば」は「それをすれば十分だ」という十分な条件を言います。同じ場面で「会ってみないことには分からない」と「一度会いさえすれば分かる」を並べ、前者は否定、後者は肯定の結果が後ろに来ることを確かめます。
関連する文型

語彙の扱い

この課で扱う言葉は、評価を表す言葉(評価を得る・右に出る者はいない・自信がある・腕がいい など)と、仮定の話でよく使う言葉(仮に・もし・万一・実現・可能性 など)に分けて板書しておくと、どの形の前後に来るかを考える材料になります。「盛り付け」「腕」のような分野を表す名詞は、「〜にかけては」の前に置いた形でカードにして覚えさせます。

この課の練習で使う語(11語・意味・連語・例文)

  • 腕(うで) 料理や仕事などの技術の力のことです。体の「腕」と同じ字を使います。 〜がいい・料理の〜・〜を上げる
    同僚と、近くの食堂の話をする。
    「あの店の料理人は、天ぷらにかけては、この辺りで一番腕がいいですよ。」
  • 得意(とくい) 上手にできて、自信があることです。 〜な科目・〜分野・料理が〜だ
    アルバイトの面接で、長所を聞かれる。
    「計算が得意で、速さにかけてはだれにも負けません。」
  • 自信(じしん) 自分ならできると強く思う気持ちです。 〜がある・〜をなくす・〜を持つ
    友達に、自分の得意なことを話す。
    「道を覚えることにかけては、自信があります。」
  • 評価(ひょうか) 人や物がどのくらいよいかを、ほかの人が決めて言うことです。 高い〜を得る・〜が高い・〜する
    新しくできた図書館の評判を、同僚から聞く。
    「新しい図書館のデザインは、専門家から高い評価を得ているそうです。」
  • 仮に(かりに) 本当かどうか分からないが、そうだと考えてみる、と言うときの言葉です。 〜…としたら・〜…とすれば
    クラスで、もしもの話をしている。
    「仮に一か月休めるとしたら、何をしますか。」
  • 万一(まんいち) 起きることはほとんどないが、もし起きたら、という意味です。 〜の時・〜…としたら
    旅行の前に、友達と準備の話をする。
    「万一パスポートをなくしたとしたら、どうすればいいだろう。」
  • 実現する(じつげんする) 考えていたことや願いが、本当になることです。 夢が〜・計画を〜・〜しにくい
    先輩と、将来の夢について話す。
    「実現できるものなら、自分の店を開きたいんです。」
  • 門限(もんげん) 家や寮に、夜何時までに帰らなければならないという時間の決まりです。 〜がある・〜を過ぎる・〜を守る
    寮の先輩が、新しく入った人に決まりを説明する。
    「門限を一分でも過ぎようものなら、管理人さんに呼ばれるよ。」
  • 手続き(てつづき) 役所や会社で、何かをするために決まった順で書類を出したりすることです。 〜をする・転入の〜・〜が終わる
    市役所の窓口で、留学生が説明を聞く。
    「在留カードさえあれば、手続きはすぐ終わりますよ。」
  • 注意点(ちゅういてん) 何かをするときに、気をつけなければならないところです。 〜を説明する・大事な〜
    先生が、試験の前に話す。
    「注意点は一つです。名前さえ書き忘れなければ大丈夫です。」
  • 前提(ぜんてい) 話や考えを進めるときに、先に本当だとしておくことです。 〜にする・〜が違う・〜として
    会議で、上司から来年は予算が減ると聞いた。
    「予算が減ることが前提だとすれば、計画を見直さなければなりませんね。」

宿題と次のコマ

宿題は、自分の国の町か、自分の得意なことを一つ選び、それを日本人に紹介する200〜300字の説明文を書くこと。「〜にかけては」で一番の長所を紹介し、「もし〜としたら/とすれば」で読み手が実際にそこへ行く(それをやってみる)場面を仮に置き、注意点を一つ「〜ようものなら」で、最後のまとめを「〜さえ…ば」で書かせる。次のコマの最初に何人かに読ませ、聞いた学生が4つの形がどこに使われていたかを言い、「〜ものなら」が可能形か意向形かも確かめて振り返ります。

よくある質問

  • 第34課の「〜ものなら」は、可能形と意向形のどちらから教えればいいですか?

    可能形の「〜ものなら、〜たい」から入ると、学生が自分の願いで言いやすく、導入が早く進みます。そのあとで同じ動詞を意向形にして「休もうものなら、仕事が回らない」と並べ、前の形で後ろの内容が変わることを見せます。二つを別の日に分けると混ざりやすいので、同じコマで上下に並べて板書するのがおすすめです。

  • 「〜としたら」と「〜たら」の違いはどう説明すればいいですか?

    「〜としたら」は起きるかどうか分からないこと、現実ではないことを仮に置いて、判断や推論を言う形です。「〜たら」は必ず起きることや、起きたあとの行動・依頼にも使えます。「春になったら」は言えて「春になるとしたら」が不自然なこと、「着いたら電話して」の依頼に「としたら」が合わないことを例に見せると区別がつきます。

  • 「〜にかけては」と「〜について」「〜に関して」はどう区別させますか?

    「について」「に関して」は話題を示すだけですが、「にかけては」はその分野で優れているという評価を言う形です。後ろに「だれにも負けない」「自信がある」のような評価が来ているかを確かめさせると、見分けられます。「料理について話した」「料理にかけては自信がある」を並べて板書しておくと便利です。

  • この課は何コマで終わりますか?

    90分×2コマが目安です。1コマ目で導入と「〜にかけては」「〜ものなら」まで、2コマ目で「〜としたら/とすれば」と「〜さえ…ば」の復習、4つの形の整理と目標の活動を行います。「〜ものなら」の二つの形に時間がかかるクラスでは、目標の活動の後半を宿題の作文に回します。

  • 4つの形をまとめて使わせる活動には何がありますか?

    自分の得意なことを紹介し、相手の質問に仮の場面で答える活動がまとまりやすいです。「〜にかけては」で得意な分野を紹介し、相手が「もし〜としたら、どうすればいいですか」と聞き、答える人は注意点を「〜ようものなら」で一つ入れて、最後を「〜さえ…ば大丈夫」で締めます。同じ流れを宿題の作文にすると、話したことを書いて振り返れます。

この課に関係する用語・解説・練習問題

この課の文型を、日本語教員試験の用語でいうと何にあたるか。授業の説明に迷ったときの確認と、試験対策に。