「泳げる」のような能力の可能と、「この店は日曜も入れる」のような状況の可能の両方を表す。
対象は「日本語が話せる」のようにガ格で示されるのが基本で、話しことばでは「を」も現れる。このヲ→ガの交替は可能・希望(〜たい)・好悪などに共通する現象で、学習者がつまずきやすい。
「ピアノが弾けますか」は能力を尋ねる可能、「この部屋ではインターネットが使えます」は状況が許すことを伝える可能である。二つを並べて練習させると、同じ形が二つの意味をもつことが分かりやすい。可能の形には、動詞を変える形のほかに「辞書形+ことができる」(話すことができる)もある。
「見られる」「来られる」を「見れる」「来れる」と言う形は「ら抜きことば」と呼ばれ、話しことばで広く使われている。学習者が耳にする機会は多いが、教科書では「見られる」の形を基本として示すことが多い。聞いて分かることと、改まった文章で使う形とを分けて教えるとよい。
読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。