前件と後件を条件関係で結ぶ表現。日本語ではと・ば・たら・ならの4形式が機能を分担しており、その使い分けは学習者にとって最大級の難所になる。
とは前件から後件が自動的・恒常的に導かれる関係(春になると桜が咲く/このボタンを押すと切符が出ます)で、後件に意志・命令・依頼・勧誘を置けないのが最大の制約(×駅に着くと電話してください)。ばは一般的な仮定条件(安ければ買います)。たらは個別的・一回的で時間的な前後関係を表しやすく、後件に意志表現を置ける(駅に着いたら電話してください)。
ならは相手の発話や場面から得た情報を前提として受け、助言や判断を述べる(京都へ行くなら、秋がいいですよ)。後件の事態が前件より先に起こりうる点でも他の3つと異なる。「たら」で代用できる場面が多いため学習者は「たら」に偏りやすく、応用試験の誤用分析でも定番のテーマである。