日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

学ぼう!にほんご 初級Ⅰ 第6課「夏は暑いです」の教案

『学ぼう!にほんご 初級Ⅰ』

第5課で「〜を…ます」の動詞の文を広げたあとを受けて、ものや場所の様子を言う形容詞が初めて出る課です。形容詞にはイ形容詞(暑い・高い)とナ形容詞(静か・きれい)の2種類があり、「です」の前(形容表現(1))と名詞の前(形容表現(2))で形の分かれ方が違うので、課の最初から黒板にイとナの2列の表を作り、語が出るたびにどちらの列かを指させます。後半は「より」で二つを比べる文と、「そして」「が」で二つの様子をつなぐ文で、つなぎ方は二つの様子が同じ向き(よい・よい)か、逆の向き(高い・おいしい)かで選ぶ、と見せるのが芯です。季節・天気・町・店のように、学習者が自分の生活で比べたり評価したりできる話題を使うと、言いたいことがすぐに出てきます。

このページについて教科書の本文・例文・練習の文は載せていません。例文と場面はすべて自作です。課の題と学習項目の表記は本の目次に合わせています。
学習項目5時間90分×2コマ

この課のねらい(Can-do)

  • イ形容詞・ナ形容詞を「です」の前で使い、「〜はどうですか」に肯定でも否定(〜くないです/〜じゃありません)でも答えられる
  • 形容詞を名詞の前に置いて「静かな町」「新しいかばん」と言い、「どんな〜ですか」に答えられる
  • 「AはBより〜です」で、二つのものを比べて言える
  • 一つのものの二つの様子を、同じ向きなら「そして」、逆の向きなら「が」でつないで言える

進め方と時間配分

目安は 90分×2コマ。コマの長さと学校のカリキュラムで配分は変わります。各段で押さえることと、かける時間の目安です。

段時間やること
導入(前の課とのつなぎ)15分第5課の「〜で…を―ました」で「週末、どこで何を食べましたか」と2〜3人に聞き、答えた料理について教師が「おいしいですか」と聞き返して形容詞を耳に入れる。季節(春・夏・秋・冬)と天気の絵で、この課は様子を言う課だと予告し、反対の組の形容詞を絵カードで先に入れておく
学習項目1 形容表現(1)40分イとナの2列の表を黒板に作り、「〜です」と否定の形を表に書き足しながら導入。「〜はどうですか」で聞き合う
学習項目2 形容表現(2)30分表のナの列に赤で「な」を足して名詞の前の形へ。持ち物と町を「どんな〜ですか」で聞き合う。1コマ目はここまでで、宿題に「自分の持ち物を『どんな〜』の答えの形で3つ書く」を出す
学習項目3 〜は…より―です30分2コマ目の頭に、宿題の文を2〜3人に読ませて形容表現(1)(2)を復習してから入る。二つの物を並べて、「より」が比べる相手(基準)につくことを見せ、季節・乗り物・自分の国と日本で比べる
学習項目4・5 〜です。そして、…です/〜ですが、…です40分形容詞を「+(よい)」「-(よくない)」の2列に分け、同じ列の組は「そして」、違う列の組は「が」とつなぎ方を選ばせる。順番を入れ替えて、言いたいことが後ろに来ると確かめる
まとめの活動25分自分の国の町と日本の町を紹介する短いスピーチ(「〜は〜な町です。そして、…です」「〜は〜より…です」「〜ですが、…です」を1文ずつ)をペアで聞き合い、聞いた内容をクラスに報告する

学習項目 1 形容表現(1)

意味・はたらき学習項目 1

ものや人、場所の様子を表す形容詞を「です」の前で使います。形容詞には「い」で終わるイ形容詞(暑い・高い・おいしい)と、名詞の前で「な」がつくナ形容詞(静か・きれい・元気)があり、「です」の前ではどちらもそのまま「暑いです」「静かです」と言います。違いがはっきり出るのは否定の形で、イ形容詞は最後の「い」を「くないです」に替え(暑くないです)、ナ形容詞は後ろに「じゃありません」をつけます(静かじゃありません)。「いいです」だけは否定が「よくないです」になります。様子を聞くときは「〜はどうですか」です。文法の用語で言えば、イ形容詞は学校文法の「形容詞」、ナ形容詞は「形容動詞」にあたり、日本語教育では名詞の前の形(「い」か「な」か)で呼び分けます。ナ形容詞の「です」の文と否定の形は、第1課の名詞の文(学生です/学生じゃありません)と同じ形になると見せると、学習者が新しく覚えることは実質イ形容詞の否定だけになります。

接続

イ形容詞+です(否定は「い」→「くないです」)/ナ形容詞+です(否定は「じゃありません」。「です」の前に「な」はつけない)

形
Nはイ形容詞です(暑いです・高いです)Nはナ形容詞です(静かです・きれいです)〜くないです/〜じゃありません(いいです→よくないです)Nはどうですか

導入

  • 反対の組の絵カードを2列に分ける暑い/寒い、高い/安い、大きい/小さい、新しい/古いの組を絵カード(太陽と雪、値札の数字、大小の箱)で見せ、教師が「この部屋は暑いです」「外は寒いです」と言う。続けて静か/にぎやか・きれい・元気・有名・便利のカードを出し、黒板の左に「イ」、右に「ナ」の列を作って貼り分ける。「きれい」は「い」で終わってもナの列だと、その場で印をつけておく。
  • 「どうですか」で否定を引き出す教師が窓の外や写真を指して「きょうは暑いですか」と聞き、「いいえ」の答えから「暑くないです」を板書する。イの列は「い」を消して「くないです」を書き足し、ナの列は語の後ろに「じゃありません」を書き足す形で見せる。最後に「日本の夏はどうですか」「この教室はどうですか」と聞き、肯定でも否定でも答えられるようにする。

板書案

イ形容詞      | ナ形容詞
暑い です      | 静か です
暑〔赤〕くない です | 静か〔赤〕じゃありません
いい です → 〔赤〕よくない です(とくべつ)
〔青〕Nは どうですか。 〔青〕きれい・有名 は ナの列(「い」で終わっても)

場面と発話(自作)

  • 朝、教室に入ってきた先生に「外はどうですか」と聞かれた留学生が答える。とても寒いです。
  • スーパーで果物を見ていた同僚に、値段を聞かれる。このりんごは高いですか。——いいえ、高くないです。
  • 引っ越しを考えている留学生が、ある町のことを先輩に聞く。その町は静かですか。——いいえ、あまり静かじゃありません。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

代入練習では、反対の組のカードを1枚ずつ見せて「〜です」、裏返して「〜くないです/〜じゃありません」と言わせ、イとナのカードを混ぜて速く回す。やり取りでは、ペアで写真(町・料理・部屋)を見せ合い「〜はどうですか」「〜です/〜くないです」と答えさせ、慣れたら「とても」「あまり〜ない」を足していく。

  1. 口頭反対の組の絵カード(太陽=暑い、雪=寒い、値札1,000円と100円=高い・安い、大小の箱、新しい車と古い車)を表で見せて「〜です」、裏返して「〜くないです」と全員で言わせる。次にナのカード(図書館=静か、駅前=にぎやか、花=きれい、有名な寺の写真=有名)を混ぜ、教師が「静か」と語だけ言う→学生が「静かじゃありません」と否定で返す。最後は教師が「きょう・暑い」と2語で出し、指名した学生が「きょうは暑くないです」と文で言う。
  2. ペアAに町・料理・部屋の写真を3枚、Bには何も渡さない。Bが「その町はどうですか」「静かですか」と聞き、Aは写真を見せずに「はい、静かです」「いいえ、静かじゃありません。にぎやかです」と答える。Bは聞いた様子をメモし、3枚のあとで写真を見せてもらって合っているか確かめる。役を替えて別の3枚で。
  3. 産出「ふるさとの天気カード」。学習者が自分の国の町を一つ選び、夏と冬について「わたしの町の夏はとても暑いです」「冬はあまり寒くないです」のように肯定1文・否定1文を書いて読み上げる。聞いた学生が「〜さんの町の冬はどうですか」と一つ質問する。教師は、ナ形容詞をイ形容詞のように変えていないか、「あまり」のあとが否定になっているか、「いい」の否定が「よくない」になっているかを見て、その場で板書の表に戻して直す。

つまずきと手当て

  • ナ形容詞をイ形容詞のように変えて「*きれくないです」と言う(「きれい」は「い」で終わるので特に多い)。2列の表に戻り、ナの列は語を変えずに「じゃありません」を後ろに足すだけだと確かめる
  • イ形容詞に「じゃありません」をつけて「*高いじゃありません」、「です」の前のナ形容詞に「な」をつけて「*静かなです」と言う。「な」は名詞の前だけ(学習項目2)と予告し、この項目では「です」の直前を指さして直す
  • 「いいです」の否定を「*いくないです」と言う。「よくないです」は例外として赤で書き、ほかの反対の組とは別に何度か声に出させる
  • 「あまり」を肯定の文に使って「*あまり高いです」と言う。「あまり」のあとは「〜くないです/〜じゃありません」と、板書の否定の形に結びつけておく

既習の文型との違い

  • 〜は…です(第1課)第1課の名詞の文「わたしは学生です」の否定は「学生じゃありません」で、ナ形容詞の否定「静かじゃありません」と同じ形です。イ形容詞だけは「じゃありません」をつけずに語の形を変えるので、学習者は名詞の否定につられて「*暑いじゃありません」と言います。名詞とナの列を同じ色、イの列を別の色で板書すると、形が分かれる所が見えます。
関連する文型

学習項目 2 形容表現(2)

意味・はたらき学習項目 2

形容詞を名詞の前に置いて、どんなものかを言います。イ形容詞はそのまま名詞につけ(新しいかばん・おいしい料理)、ナ形容詞は「な」をつけてから名詞につけます(静かな町・きれいな部屋)。形容詞と名詞の間に「の」は入りません。どんなものかを聞くときは「どんな〜ですか」で、「静かな町です」とも「静かです」とも答えられます。このように名詞の前に置いて名詞をくわしくする働きを、文法の用語で連体修飾と言い、第18課では動詞の文が名詞の前に来る形まで広がります。

接続

イ形容詞+名詞/ナ形容詞+な+名詞(間に「の」は入れない)

形
イ形容詞+N(新しいかばん・おいしい料理)ナ形容詞+な+N(にぎやかな町・きれいな部屋)Nは〜(な)Nです(京都は古い町です)どんなNですか

導入

  • 表のナの列に「な」を足す学習項目1の2列の表をそのまま使い、教師が自分の町の写真を見せて「わたしの町は静かです」→「静かな町です」と言い換える。ナの列の語の後ろに赤で「な」を書き足し、イの列には何も足さないことを見せる。続けて町の写真と地名で「京都は古い町です」「神戸はきれいな港です」のように全員でくり返す。
  • 持ち物と町を「どんな」で聞く学生のかばん・時計・傘を指して「これはどんなかばんですか」と聞き、「新しいかばんです」「大きいかばんです」を集める。次に「〜さんの国の町はどんな町ですか」と聞いて答えを黒板に並べ、前の課の形とつないで「きのう、新しい傘を買いました」のような文も言わせる。

板書案

イ形容詞 + N   新しい かばん
ナ形容詞 +〔赤〕な + N  静か〔赤〕な 町
N +〔青〕の + N  日本〔青〕の 車(第1課)
〔赤〕× 形容詞のあとに「の」は入らない
Q:どんな 町ですか。 A:静かな 町です。

場面と発話(自作)

  • クラスで、自分の国の町の写真を見せて紹介する。これはわたしの町です。静かな町です。
  • 週末に行く店を相談していた友達に、その店のことを聞く。そこはどんな店ですか。——安い店です。
  • 休み時間に、同じクラスの学生のかばんを見て声をかける。新しいかばんですか。——はい、きのう駅のデパートで買いました。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

代入練習では、名詞カード(町・店・部屋・料理・かばん)と形容詞カードを組み合わせて見せ、「にぎやかな町」「おいしい料理」と一息で言わせて、「な」が要るかをその場で判断させる。やり取りでは、ペアで「〜さんの国の〜はどんな〜ですか」と聞き合い、答えを「〜さんの国の町は〜な町です」と第三者として報告させる。

  1. 口頭名詞カード(町・店・部屋・料理・かばん・車)と形容詞カードを1枚ずつ見せ、教師が「静か・町」→学生が「静かな町」、「安い・店」→「安い店」と一息で言う。慣れたら教師が「にぎやか」とだけ言い、学生が自分で名詞を足す(「にぎやかな町」「にぎやかな店」)。最後に教室の物(窓・机・教科書・傘)を指して「これはどんなNですか」と聞き、個人で「古い机です」「新しい傘です」と答えさせる。
  2. ペアAに町の写真カードを1枚(静か・きれい・古い、のように様子がはっきり分かるもの)、Bには同じ写真を含む4枚の一覧を渡す。Bが「どんな町ですか」と聞き、Aは「古い町です」「静かな町です」と2〜3回答える。Bは一覧から当てはまる写真を選んで「これですか」と確かめる。当たったら役と写真を替える。
  3. 産出「わたしの持ち物紹介」。学習者が自分の持ち物を一つ机に出し、「これはわたしのかばんです。新しいかばんです。きのう駅の店で買いました」のように、形容詞+名詞を入れて3文で紹介する。聞いた学生は「どんなかばんですか」「高いかばんですか」と一つ質問する。教師は「な」の有無と、形容詞のあとに「の」を入れていないかを見て、板書の3行の枠を指して直す。

つまずきと手当て

  • ナ形容詞の「な」を落として「*きれい町」「*静か部屋」と言う。板書の赤の「な」を指して言い直させ、「きれい」は「い」で終わってもナの列だと確かめる
  • イ形容詞に「な」をつけて「*おいしいな料理」「*大きいな家」と言う。イの列には何も足さないと表で見せる
  • 母語(中国語の「的」など)の影響で「*大きいの家」「*静かの町」と「の」を入れる。「の」は名詞と名詞をつなぐもの(第1課の「〜の…」)で、形容詞のあとには入らないと区別する
  • 「どんな」に「の」をつけて「*どんなの町ですか」と言う。「どんな」はそのまま名詞につくと、板書の問いの形で見せる

既習の文型との違い

  • これ/それ/あれは〜の…です(第1課)第1課の「日本の車」は名詞と名詞を「の」でつなぐ形で、形容詞は「新しい車」「静かな町」のように「の」を入れずにつなぎます。学習者は名詞の形につられて「*新しいの車」「*静かの町」と言いやすいので、名詞+の+N/イ形容詞+N/ナ形容詞+な+N の3行を並べて板書し、前の語の種類で間に入るものが決まると見せます。
  • この/その/あの〜は…円です(第2課)「この」「その」「あの」も名詞の前に直接つき、「この本」のように「の」も「な」も入りません。「どんな」も同じ仲間で、「*どんなの町」とは言わないことを、第2課の「この本」と並べて確かめると覚えやすくなります。
関連する文型

学習項目 3 〜は…より―です

意味・はたらき学習項目 3

二つのものを比べて、片方の様子を言う文です。「AはBより〜です」の形で、話題のAについて、Bを比べる相手(基準)にすると〜だ、と言います。「より」は比べる相手のほうにつきます。差が大きいときは「ずっと」をつけて「ずっと寒いです」と言えます。二つのうちどちらかを聞く言い方は第7課で習うので、この課では言い切る形を練習します。文法の用語で言えば「より」は比べる基準を表す格助詞で、話題を表す「は」とは働きが違います。英語のように形容詞の形が変わる(big→bigger)ことはなく、形容詞は「寒いです」のままで、比べる相手を「より」で足すだけだと見せると負担が軽くなります。

接続

A は B より + イ形容詞/ナ形容詞 + です(「より」は比べる相手のBにつく)

形
AはBより〜です(冬は秋より寒いです)AはBよりずっと〜です(差が大きいとき)

導入

  • 二つの物を並べて見せる大きさの違う箱を二つ、または値札をつけた二つの品物を教卓に並べ、教師が片方を持ち上げて「これはそれより大きいです」と言う。板書は「[A]は [B]より [形容詞]です」の枠にし、「より」の下に小さく「くらべる相手」と書いて、基準のほうにつくと見せる。品物を入れ替えて、学生に「これは〜より…です」と言わせる。
  • 季節・場所・自分の国で比べる季節の絵と日本の地図を使い、「冬は秋より寒いです」「沖縄は東京より暖かいです」と言う。続けて「〜さんの国は日本より暑いですか」と一人ずつ聞き、「はい、ずっと暑いです」「いいえ、日本より寒いです」の答えを引き出す。

板書案

〔青〕A は 〔赤〕B より 形容詞 です
冬 は 秋 より 寒い です。
〔赤〕B より = くらべる 相手(矢印でBを指す)
ずっと + 形容詞(差が大きいとき)
〔青〕「秋より」は 形容詞の 前に 置く(書くときは 文の 最後に 回さない)

場面と発話(自作)

  • スーパーの前で、近くの店の値段にくわしい同僚が教えてくれる。この店は駅の前の店より安いです。
  • 国の友達に、日本の冬のことを聞かれた留学生が答える。東京の冬はわたしの国の冬よりずっと寒いです。
  • 冬休みに北海道へ旅行する留学生が、北海道から来た同僚に天気のことを聞く。北海道は東京より寒いですか。——はい、ずっと寒いです。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

代入練習では、二枚のカード(季節・乗り物・店・町)と形容詞カードを見せて「AはBより〜です」と言わせ、慣れたらAとBのカードを入れ替えて、形容詞を反対の語に替えさせる(「秋は冬より暖かいです」)。やり取りでは、自分の国と日本を三つの観点(夏・物の値段・町の大きさ)で比べてペアに話させる。

  1. 口頭二つの物(大小の箱、値札500円と300円の品物、夏と冬の絵)を並べ、教師が「この箱・あの箱・大きい」と3語のキューを出す→全員で「この箱はあの箱より大きいです」。次にAとBのカードを入れ替えて置き、「あの箱・この箱・小さい」で言わせ、形容詞を反対の語に替えると同じことが言えると確かめる。最後に「冬・秋」「東京・わたしの町」のように2語だけ出し、形容詞は学生に選ばせて個人で言わせる。
  2. ペアAに「駅の前の店」、Bに「学校のそばの店」の値段カード(りんご・パン・牛乳の値段)を渡し、互いに見せない。Aが「わたしの店のりんごは150円です」と言い、Bが自分のカードと比べて「わたしの店のりんごはそちらの店より安いです」と答える。3品目で交替し、最後に二人で、どの店で何を買うかを「〜で…を買います」で言わせる。
  3. 産出「わたしの国と日本 くらべ発表」。学習者が自分の国と日本を、夏・物の値段・電車の速さ・町の大きさのうち三つで比べ、「わたしの国の夏は日本の夏よりずっと暑いです」のように3文を書いてクラスで言う。聞いた学生は「〜さんの国の冬は日本より寒いですか」と一つ質問する。教師は「より」が比べる相手についているか(意味が逆になっていないか)と、「より」の句が形容詞の前にあるかを見る。

つまずきと手当て

  • 「より」をつける側を逆にして、言いたいことと反対の意味になる(冬のほうが寒いと言いたいのに「秋は冬より寒いです」)。二つのものを並べた絵に戻り、「より」がついたほうが比べる相手だと指さして確かめる
  • 英語の than の順に引かれて「冬は寒いです、秋より」と、「より」の句を文の最後に置く。話し言葉の言い足しとしては言えるので誤りの印はつけないが、書くときやふつうに言うときは形容詞の前に置く。板書の枠の「[B]より」の位置に戻して言い直させる
  • 比べる文で差が大きいことを言うのに「とても」を使う(「冬は秋よりとても寒いです」)。強く直す必要はないが、比べる文では「ずっと」のほうが自然だと、「ずっと」の形で言い直させる

既習の文型との違い

  • 形容表現(1)(この課)「冬は寒いです」は一つのものの様子だけを言い、「冬は秋より寒いです」は秋を基準にしたときの様子を言います。比べる文は差を言っているだけなので、「東京の冬は北海道の冬より暖かいです」は、東京の冬が暖かいという意味にはなりません。学習者が比べる文を「とても〜です」と同じ意味に受け取っていないか、二つの絵を並べて確かめます。
  • 〜と…へ(移動表現)(第4課)第4課の「友達と京都へ行きます」の「と」はいっしょにする相手で、「より」は比べる相手です。学習者が「*冬は秋と寒いです」と言うことがあるので、「いっしょ」の絵と「くらべる」の絵を並べ、助詞で相手の役割が変わると見せます。
関連する文型

学習項目 4 〜です。そして、…です

意味・はたらき学習項目 4

一つのものについて二つの様子を言うとき、文を二つに分けて「そして」でつなぎます。「この町は静かです。そして、きれいです。」のように、二つの様子が同じ向き(どちらもよい、どちらもよくない)のときに使うのが基本です。二つ目の文では、同じ話題(「この町は」)をくり返さずに言います。形容詞どうしを一つの文でつなぐ形は第11課で習うので、この課では文を二つに分けて言います。「そして」は文と文をつなぐ接続詞で、ここでは二つ目の文が一つ目と同じ向きの情報を足すことを示します。話の流れに合うつなぎ方を選べるかは、文法の用語で言う文と文のつながり(結束性)の問題です。

接続

〜です。そして、…です(一つ目の文を「です。」で終え、二つ目の文の頭に「そして」を置く)

形
Nはイ形容詞です。そして、ナ形容詞です(安いです。そして、便利です)Nは〜(な)Nです。そして、…(な)Nです〜くないです。そして、…じゃありません(よくない向きどうし)

導入

  • 一つの写真に二つの言葉公園や町の写真を1枚見せ、学生から「静か」「きれい」のように様子の言葉を二つ出させる。教師が「この公園は静かです。そして、きれいです。」と言い、板書では二つの文の間に「そして」を大きく書いて、句点で文が一度切れることを見せる。
  • 同じ向きの組を選ばせる黒板に「+(よい)」「-(よくない)」の2列を作り、形容詞カードを学生に貼り分けさせる(安い・おいしい・きれいは+、まずい・うるさいは-。高い・古いのように場面で向きが変わる語は、何の話かを決めてから貼る)。同じ列から二つ選んで「〜です。そして、…です」と言わせ、違う列の組は学習項目5で使うと予告して黒板に残しておく。

板書案

〔青〕+(よい)      | 〔青〕-(よくない)
広い・明るい・きれい | 暗い・うるさい
この部屋は 広いです。〔赤〕そして、明るいです。
〔赤〕+ と + → そして  - と - → そして
× 安いと おいしいです(「と」は名詞のあと)

場面と発話(自作)

  • ホームステイ先の家族に、きょう友達と行った喫茶店のことを聞かれる。その喫茶店は新しいです。そして、きれいです。
  • アルバイト先の先輩が、新しく入った留学生に休憩の部屋を見せて言う。この部屋は広いです。そして、静かです。
  • 旅行の写真を見せながら、クラスメートに町の様子を話す。これは京都です。古い町です。そして、きれいな町です。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

代入練習では、写真1枚と形容詞カード2枚を見せて「〜です。そして、…です」と言わせ、慣れたらカードを1枚にして、二つ目の言葉を学生に考えさせる。やり取りでは、ペアで自分の国の町・料理・季節を一つ選び、「〜はどうですか」と聞かれたら様子を二つ、「そして」でつないで答える。

  1. 口頭写真1枚と形容詞カード2枚(公園+静か・きれい、喫茶店+新しい・きれい、部屋+広い・新しい)を見せ、全員で「この公園は静かです。そして、きれいです」と言わせる。次にカードを1枚だけにして、二つ目の語を学生に考えさせる(「この部屋は広いです。そして、……」)。最後は写真だけ見せ、個人に二つとも選ばせて言わせ、二つ目の文で「この公園は」をくり返していないかを聞き取る。
  2. ペア「場所あてクイズ」。Aは場所カード(図書館・駅の前・海・古い寺など)を1枚引き、見せずに「そこは静かです。そして、きれいです」のように二つの様子を言う。Bは「図書館ですか」と当てる。外れたらAが「そして」でもう一つ足してよい。3枚ずつで交替する。
  3. 産出「おすすめの店しょうかい」。学習者が自分の知っている店(食堂・スーパー・喫茶店)を一つ選び、「学校の近くの食堂はいい店です。広いです。そして、きれいです。わたしは毎日そこで昼ご飯を食べます」のように、名前・様子二つ・自分がそこですることの4文で紹介する。教師は、同じ向きの組を選べているか、一つ目の文を「です。」で終えているか、形容詞を「と」でつないでいないかを見る。

つまずきと手当て

  • 形容詞どうしを「と」でつないで「*安いとおいしいです」「*静かときれいです」と言う。「と」は名詞のあとに使う言葉で、形容詞はつなげないと確かめ、この課では文を二つに分けて「そして」でつなぐ
  • 一つ目の文の「です」を落として「*静かそして、きれいです」と言う。板書の句点を指して、一つ目の文を「です。」で終えてから「そして」を言わせる
  • 逆の向きの組にも「そして」を使う(「この店は高いです。そして、おいしいです。」)。誤りではないが、「高いけれど、おいしい」という気持ちが伝わらないので、学習項目5の「が」へつなぐ

既習の文型との違い

  • 〜と…へ(移動表現)(第4課)第4課の「と」は「友達と行きます」のように名詞のあとにつく助詞で、形容詞どうしはつなげません。学習者は英語の and から「*安いとおいしいです」と言いやすいので、名詞は「と」、文と文は「そして」と板書で分けます。形容詞を一つの文でつなぐ形は第11課で習うと予告だけしておきます。
関連する文型

学習項目 5 〜ですが、…です

意味・はたらき学習項目 5

二つの様子が逆の向きのとき、「が」で一つの文につなぎます。「この店は高いですが、おいしいです。」は、よくない点(高い)とよい点(おいしい)を並べて、後ろのほうを特に言いたいときの形です。順番を入れ替えて「おいしいですが、高いです」と言うと、言いたいことが「高い」のほうになります。この「が」は文と文をつなぐ言葉で、第7課で習う「〜が好きです」の「が」とは働きが違います。文法の用語では、この「が」は前の文と後ろの文を逆の関係でつなぐ接続助詞で、二つの文を一つの文にまとめます(「そして」は文を二つに分けたまま、二つ目の文の頭に置く接続詞です)。

接続

〜です+が、…です(「です」の後ろに「が」をつけ、読点で区切って後ろの文を続ける)

形
Nはイ形容詞ですが、…です(高いですが、おいしいです)Nはナ形容詞ですが、…です(不便ですが、静かです)〜くないですが、…です/〜じゃありませんが、…です

導入

  • +と-の組を一文に学習項目4で黒板に残しておいた違う列の組(高い+おいしい、古い+広い)を使う。教師が品物の写真を見せて「このかばんは高いです」と言ったあと、少し間を置いて「……が、いいかばんです」と続け、「ですが、」の部分を赤で板書する。後ろに来るほうが言いたいことだと、声の強さで見せる。
  • 順番を入れ替えて気持ちの違いを見る「この店は高いですが、おいしいです」と「この店はおいしいですが、高いです」を並べて書き、どちらの人がこの店にまた行くと思うかを学生に聞く。後ろの言葉が話し手の言いたいことだと気づかせたら、学生に自分の町や学校について「〜ですが、…です」を一つずつ作らせる。

板書案

この店は 高いです〔赤〕が、おいしいです。
〔青〕-       〔青〕+(言いたいこと)
この店は おいしいです〔赤〕が、高いです。
〔青〕+       〔青〕-(言いたいこと)
〔赤〕+ と - → が  後ろに 言いたいこと

場面と発話(自作)

  • 日本に来て半年の留学生が、国の家族と電話で話していて、日本の料理のことを聞かれる。日本の料理は少し甘いですが、おいしいです。
  • 部屋を探している友達に、自分のアパートのことを聞かれる。わたしのアパートは古いですが、広いです。
  • 会社の昼休みに、同僚に会社の近くの食堂のことを聞く。あの食堂はどうですか。——あまりきれいじゃありませんが、安いです。

練習の進め方(口頭 → ペア → 産出)

代入練習では、+と-の列から1枚ずつカードを引かせて「〜ですが、…です」と言わせ、次に同じ2枚の順番を入れ替えて言わせる。やり取りでは、「日本の〜はどうですか」(食べ物・電車・部屋・季節)と聞き合い、よい点とよくない点を一つずつ「が」でつないで答える。

  1. 口頭+と-の列から1枚ずつカードを引いて見せ(高い+おいしい、古い+広い、不便+静か、寒い+きれい)、全員で「〜ですが、…です」と言わせる。次に同じ2枚の順番を教師が入れ替え、「この店に行きますか、行きませんか」と聞いて、後ろの言葉で答えが変わることを確かめる。最後は「日本の電車」「わたしの部屋」のように話題だけ出し、個人によい点とよくない点を一つずつ選ばせて言わせる。
  2. ペアAは部屋を探している人、Bは部屋をすすめる人。Bに部屋の情報カード(古い・広い・駅から遠い・安い など)を2枚ずつ渡す。Aが「この部屋はどうですか」と聞き、Bは+と-を「が」でつないで答える。Bはすすめたい部屋では+を後ろに、すすめたくない部屋では-を後ろに置く。Aは答えを聞いて「いい部屋ですね」「あまりよくないですね」と返し、Bのつもりと合っているか確かめる。2枚で交替する。
  3. 産出「わたしの町 本音レポート」。学習者が自分の住んでいる町(または学校・アパート)について、よい点とよくない点を一つずつ選び、「〜ですが、…です」の1文にまとめる。人にすすめたいなら+を後ろに、すすめたくないなら-を後ろに置くと決めてから書き、クラスで読み上げる。聞いた学生は、すすめているかどうかを当てる。教師は、「が」の前の形(静かですが/静かじゃありませんが)と、言いたいことが後ろに来ているかを見る。

つまずきと手当て

  • 同じ向きの組を「が」でつなぐ(「この部屋は広いですが、きれいです。」)。文法の誤りではないが、聞き手は逆のことが来ると思って待つので伝わりにくい。+と-の表に戻り、同じ列なら「そして」を選ばせる
  • 「が」の前の形容詞の形を誤り、「*静かなですが、…」「*きれくないですが、…」と言う。学習項目1の2列の表に戻り、「です」の前・否定の形を確かめてから「が」をつけさせる
  • 言いたいことを前に置いて「おいしいですが、高いです」と言い、店をすすめたつもりが反対に聞こえる。導入の二つの文に戻って、後ろが話し手の言いたいことだと確かめる

既習の文型との違い

  • 〜です。そして、…です(この課)「そして」は同じ向きの二つの様子を、文を二つに分けて並べます。「が」は逆の向きの二つを一つの文にまとめ、後ろのほうを強く言います。学習者は「高いです。そして、おいしいです」のように、文法は正しくても気持ちと合わないつなぎ方を選びやすいので、+-の表でどちらを使うかを毎回選ばせます。
関連する文型

語彙の扱い

この課の新出語の中心は形容詞で、「暑い/寒い」「高い/安い」「大きい/小さい」「新しい/古い」のように反対の組で覚えさせると、否定の形や「が」の練習でそのまま使えます。イ形容詞とナ形容詞は、語を出すたびに黒板の2列の表のどちらに入るかを言わせ、「きれい」のように「い」で終わるナ形容詞には最初から印をつけておきます。季節(春・夏・秋・冬)と天気の言葉は絵で入れ、「とても」「あまり〜ない」「ずっと」は形容詞と組にした形(とても寒い・あまり寒くない)で練習します。

この課の練習で使う語(12語・意味・連語・例文)

  • 暑い(あつい) 気温が高くて、体が熱く感じる様子です。天気や季節に使います。 夏は〜・とても〜・きょうは〜
    8月、国の家族と電話で話していて、日本の天気を聞かれる。
    「きょうは35度です。とても暑いです。」
  • 寒い(さむい) 気温が低くて、体が冷たく感じる様子です。「暑い」の反対です。 冬は〜・ずっと〜・あまり〜くない
    1月、国の友達から、東京の冬のことを聞かれる。
    「東京の冬は寒いですか。——いいえ、あまり寒くないです。」
  • 高い(たかい) 値段がたくさんかかる様子です。山やビルが上に長い様子にも使います。 値段が〜・〜かばん・〜山
    デパートで、きれいな時計の値段を見る。
    「この時計は5万円です。高いですね。」
  • 安い(やすい) 値段があまりかからない様子です。値段の「高い」の反対です。 〜店・〜りんご・駅の前の店より〜
    同僚に、会社の近くの食堂のことを聞かれる。
    「あの食堂はとても安いです。わたしは毎日行きます。」
  • 新しい(あたらしい) 作ってから、または買ってから時間があまりたっていない様子です。 〜かばん・〜車・〜アパート
    休み時間に、友達の新しい靴に気がつく。
    「新しい靴ですか。どこで買いましたか。」
  • 古い(ふるい) 作ってから長い時間がたっている様子です。「新しい」の反対です。 〜町・〜寺・〜アパート
    部屋を探している友達に、自分のアパートのことを話す。
    「わたしのアパートは古いですが、きれいです。」
  • 静か(しずか) 音や声があまりない様子です。ナ形容詞なので、名詞の前では「静かな」になります。 〜な町・〜な部屋・あまり〜じゃない
    クラスで、自分の国の町を写真で紹介する。
    「わたしの町は静かな町です。」
  • にぎやか(にぎやか) 人がたくさんいて、声や音が多くて明るい様子です。「静か」の反対です。 〜な町・〜な店・駅の前は〜
    土曜日の夜、駅の前を通った留学生が、いっしょにいる友達に言う。
    「土曜日の駅の前は、とてもにぎやかですね。」
  • きれい(きれい) 見て気持ちがいい様子、または汚れていない様子です。「い」で終わりますが、ナ形容詞です。 〜な部屋・〜な花・あまり〜じゃない
    旅行の写真を見せながら、先生に海のことを話す。
    「これは沖縄の海です。とてもきれいです。」
  • 便利(べんり) 使いやすくて、時間や手間がかからない様子です。ナ形容詞です。 〜な町・〜なアパート・とても〜
    駅の近くに住んでいる同僚に、町のことを聞く。
    「駅の前は便利ですか。——はい、とても便利です。」
  • ずっと(ずっと) 二つのものを比べて、差がとても大きいことを表す言葉です。「より」の文で使います。 〜暑い・〜安い・〜大きい
    買い物の店を迷っている留学生に、近くに住む先輩が教える。
    「このスーパーは駅の前の店よりずっと安いです。」
  • あまり(あまり) 程度が高くないことを表す言葉です。この課では、あとに否定の形(〜くないです/〜じゃありません)が来ます。 〜高くない・〜静かじゃない・〜おいしくない
    新しくできたレストランに行った友達に、味を聞く。
    「あの店はどうですか。——あまりおいしくないです。」

宿題と次のコマ

宿題は、自分の国の町(または日本で行った町)について、この課の形を使って4文書くこと(「〜は〜な町です」「〜は〜より…です」「〜です。そして、…です」「〜ですが、…です」を1文ずつ)。次のコマの最初に宿題の文を2〜3人に読ませ、聞いたクラスメートに「その町はどうですか」と聞いて答えさせて復習してから、第7課の「〜が好きです」に入ります。

よくある質問

  • 第6課のイ形容詞とナ形容詞はどう見分けさせればいいですか?

    語が出るたびに、黒板の「イ」「ナ」の2列の表のどちらに入るかを学習者に言わせ、名詞の前で「い」のままか「な」がつくかで覚えさせます。見た目で決めると「きれい」(のちの課の「きらい」も)のように「い」で終わるナ形容詞で必ず崩れるので、これらは最初から別の色で印をつけます。「です」の前ではどちらも同じに見えるので、区別は否定の形と名詞の前の形で確かめます。

  • 形容詞の否定は「〜くないです」と「〜くありません」のどちらで教えますか?

    どちらも正しい形で、「〜くありません」のほうが少し改まった言い方です。この教案では話し言葉でよく使う「〜くないです」を中心に練習していますが、使う教科書が示す形があればそちらを先に出し、もう一方は聞いて分かればよい形として後で紹介します。ナ形容詞の「じゃありません」と「ではありません」も同じ考え方で扱います。

  • 「そして」と「が」の使い分けはどう見せればいいですか?

    形容詞を「+(よい)」「-(よくない)」の2列に分け、同じ列の組は「そして」、違う列の組は「が」と、つなぎ方を表から選ばせます。「高い」「古い」のように話によって向きが変わる語は、何の話かを決めてから列に入れます。「が」では後ろが言いたいことになるので、同じ2語の順番を入れ替えた文を並べ、どちらの人がその店にまた行くかを聞くと違いが分かります。

  • 「AはBより〜です」で「より」をつける側を逆にする学習者にはどうしますか?

    二つの物を実際に並べ、「より」がついたほうを指さして「くらべる相手」と板書で示します。そのうえでAとBを入れ替え、形容詞を反対の語(寒い→暖かい)にすると同じ意味になることを言わせると、「より」がどちらにつくかの意識が強くなります。英語の than の語順に引かれて「より」の句を文の最後に置く言い方(話し言葉の言い足しなら言えます)も、書くときは同じ枠で形容詞の前に戻します。

  • この課は何コマで終わりますか?

    90分×2コマが目安です。1コマ目は導入と形容表現(1)(2)まで、2コマ目は「より」の比べる文と「そして」「が」のつなぎ方、まとめの町紹介スピーチです。形容詞の数が多い課なので、2コマ目の頭に反対の組のカードで5分ほど否定の形を言わせてから入ると、後半の練習が止まりません。

この課に関係する用語・解説・練習問題

この課の文型を、日本語教員試験の用語でいうと何にあたるか。授業の説明に迷ったときの確認と、試験対策に。