日本語教育での形容詞の分類。イ形容詞は「高い山」「高かった」、ナ形容詞(国語文法の形容動詞)は「静かな町」「静かだった」と活用する。
学習者を惑わせるのが「きれい」「ゆうめい」「きらい」で、語末が「い」でもナ形容詞。見た目ではなく活用のしかたで分ける、というのがこの分類の趣旨である。
「きれい」は「きれいな花」「きれいだった」と活用するナ形容詞なので、「×きれいかった」「×きれくない」は誤りになる。学習者は「い」で終わる語をイ形容詞と思い込みやすく、作文でこの誤りが見られる。「有名」「嫌い」も同じなので、語を導入するときに名詞の前の形(きれいな・有名な)を一緒に示すとよい。
「大きい」「小さい」には「大きな」「小さな」という形もある。これらは名詞の前にしか使えず、「×この家は大きなだ」とは言えない。学校文法では「大きな」「小さな」を連体詞として扱い、ナ形容詞(形容動詞)とは区別する。学習者が「大きな」を見てナ形容詞と考えないよう注意したい。
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