日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

ガニェの9教授事象(がにぇのきゅうきょうじゅじしょう)

区分4 言語と教育 ・ 日本語教員試験の用語

ガニェが示した、学習を支援するために外側から用意する9つの働きかけ。学習を学習者の内部で起こる過程と捉える認知主義の立場に立ち、その過程を助ける外的条件を並べたもの。ADDIEがコース全体の手順であるのに対し、こちらは一つの学習単位の中身を扱う。

9つは4つのまとまりに分かれる。導入(第1〜3事象)=注意を引く・目標を知らせる・前提となる知識を思い出させる。情報提示(第4〜5事象)=新しい事項を提示する・学習の指針を与える。学習活動(第6〜7事象)=練習の機会をつくる・フィードバックを与える。まとめ(第8〜9事象)=成果を評価する・保持と転移を高める。

反転授業と結びつけて整理しておくとよい。導入と情報提示を授業前のオンライン教材に、学習活動とまとめを教室に割り振ると、9事象がそのまま反転授業の設計図になる。教室側に残る練習・フィードバック・評価こそが目的だという点が要点。

提唱・出典: ガニェ
具体例

「〜てもいいですか」を教える初級の授業に当てはめる。美術館の写真を見せて「ここで写真を撮ってもいいでしょうか」と問いかけ(1)、許可を求める言い方を学ぶと伝え(2)、テ形を思い出させる(3)。例文と場面を示し(4)、形の作り方のヒントを与える(5)。ペアで練習させ(6)、誤りを直し(7)、小テストで確かめ(8)、実際の場面を想定した課題で使わせる(9)。

オンライン教材で9事象を使う場合、動画の冒頭で問いかけて注意を引き、学習目標を表示し、前回の要点を短く振り返るところまでが導入になる。続いて新しい内容を説明し、理解のヒントを示す。そのあと確認問題に答えさせ、すぐに正解と解説を表示し、まとめのテストと実生活での使い方の提示で締めくくる。

混同しやすい語との違い
押さえどころ
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