日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

学習観の3類型(行動主義・認知主義・構成主義)(がくしゅうかんのさんるいけい)

区分4 言語と教育 ・ 日本語教員試験の用語

「学ぶとはどういうことか」という捉え方を3つに整理したもの。行動主義は知識を教師から学習者へ伝達されるものと考え、学習を行動の変容と捉える。教師はトレーナーの役割で、反復のドリル練習やCAIが対応する。

認知主義は知識を学習者が習得するものと考え、学習を既有知識との関連付けと捉える。教師はデザイナーで、マルチメディア教材や知的CAIが対応する。(社会)構成主義は知識を他者とのやり取りの中で構築するものと考え、学習を意味の変容と捉える。教師はファシリテーターで、協働学習やCSCLが対応する。

ICTの使われ方もこの流れに沿って変わってきた。試験では教師の役割(トレーナー/デザイナー/ファシリテーター)と学習観の組み合わせを入れ替えた選択肢に注意し、3組をまとめて対にして覚える。

具体例

同じテ形を教える場合でも、立場によって授業の姿が変わる。行動主義の授業では、教師が「書きます」と言うと学習者が即座に「書いて」と言い換えるドリルを繰り返す。認知主義の授業では、動詞のグループと音の変わり方の規則を整理して示し、既に知っているマス形と関連づけて理解させる。構成主義の授業では、学習者がグループで例を集め、規則を自分たちで見つけて話し合う。

ICTの使い方にも違いが表れる。単語を繰り返し出題して正誤をすぐに知らせるアプリは行動主義に近く、学習者の答えに応じて説明を変える教材は認知主義に近い。オンライン上で学習者どうしが作品を作り、互いにコメントし合う活動は構成主義に近い。同じ道具でも、どの学習観に立って使うかで授業の中での役割が変わる。

混同しやすい語との違い
押さえどころ
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もっとくわしく: ICTとインストラクショナルデザイン — 道具ではなく設計の話この用語を含むテーマを、通して読める解説記事です
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