日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

ADDIEモデル(あでぃーもでる)

区分4 言語と教育 ・ 日本語教員試験の用語

インストラクショナルデザインのプロセスを最も広く共有された形で示したモデル。分析(Analysis)→設計(Design)→開発(Development)→実施(Implementation)→評価(Evaluation)という5段階の頭文字を並べたもので、コースづくりの手順そのものを表す。

要点は、この5段階が一方通行ではないこと。評価で見つかった問題は前の段階に戻され、設計や教材が作り直される。評価は最後に一度だけ行うものではなく、全体が修正のループとして回る。

試験では5段階の順序を入れ替えた選択肢が出る。とくに「設計と開発」「開発と実施」の前後を取り違えやすいので、「作る前に設計する」「実施は作ってから」を軸に判断する。評価の設計が教材づくりより先に来る点は、コースデザインのバックワードデザインとも共通する。

具体例

介護施設で働く外国人職員向けの日本語コースを作る場合を考える。職員が現場でどんな日本語を必要としているかを調べ(分析)、到達目標と評価の方法、授業の流れを決め(設計)、教材やワークシートを作り(開発)、授業を行い(実施)、目標に届いたかを確かめる(評価)。評価で申し送りの表現が足りないと分かれば、設計や教材に戻って作り直す。

動画教材を作るときにADDIEを当てはめると、いきなり撮影を始めるのではなく、まず受講者がどこでつまずいているかを調べ、どの順で何を見せるかを設計してから撮影と編集に入ることになる。公開後に寄せられた質問や視聴の記録から分かった改善点は、次の版の設計に戻して反映する。

混同しやすい語との違い
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もっとくわしく: ICTとインストラクショナルデザイン — 道具ではなく設計の話この用語を含むテーマを、通して読める解説記事です
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