日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

原因帰属のバイアス(げんいんきぞくのばいあす)

区分3 言語と心理 ・ 日本語教員試験の用語

他者の行動の原因をその人の性格や能力に帰し、状況の要因を軽く見る傾向。根本的な帰属の誤りとも呼ばれる。

発言しない学習者を「消極的な性格だ」と見るのが典型。実際には活動の難度・座席・人間関係・失敗が許されない雰囲気といった状況のせいかもしれない。教師にとって決定的なのは、状況は自分の手で変えられるという点。性格に帰した瞬間、打てる手がなくなる。

具体例

宿題をよく忘れる学習者について、教師が「だらしない性格だ」と考えていたが、話を聞くとアルバイトで夜遅くまで働いており、宿題の量が生活に合っていなかったと分かった、という場面が考えられる。行動の原因を本人の性格に求めると、宿題の出し方を見直すという教師側の手立てが見えなくなる。

発表の場で黙ってしまう学習者がいたとき、指名の仕方を変える、ペアで話してから全体で話す、話すための語彙を前もって渡す、といった状況の側の調整を試してみる。状況を変えたときに行動が変わるかどうかを確かめることが、原因を性格に決めつけないための具体的な方法になる。

混同しやすい語との違い
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もっとくわしく: 認知バイアス — 悪意がなくても、すれ違いは起きるこの用語を含むテーマを、通して読める解説記事です
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