日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

確証バイアス(かくしょうばいあす)

区分3 言語と心理 ・ 日本語教員試験の用語

自分がすでに持っている考えを裏づける情報ばかりを集め、それに反する情報を軽く扱う傾向。

「あの学習者はやる気がない」と思うと、その通りの場面ばかりが記憶に残り、熱心に取り組んでいた場面は素通りされやすい。ステレオタイプがいったんできると壊れにくい理由の一つがこの働きである。偏りを減らす手立ての一つは、意識的に反証となる情報も探し、支持する情報と同じ基準で検討することである。

具体例

学期の初めに「この学習者は文法が弱い」と思った教師が、その学習者の作文を読むときに誤りばかりに目が行き、正しく使えている文型には気づかない、という場面が考えられる。記録を見返すと、誤りの記録だけが並んでいることもある。最初の印象を裏づける情報だけが集まっていくのが、確証バイアスの働きである。

対策としては、評価の観点をあらかじめ決めておき、できている点とできていない点を同じ表に記録する方法がある。また、「この学習者が文法を正しく使えている場面はないか」と、自分の見方に反する情報をあえて探してみることも、偏りを減らす手立てになる。

混同しやすい語との違い
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