練習問題 第1545問 — 区分3 言語と心理
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
ホームステイ先の人が夕食であまり話しかけてこないのを、留学生は「冷たい人だ」と受け止め、仕事の疲れや遠慮といった事情を考えませんでした。このように、人のふるまいの原因をどこに求めるかに生じる偏りで、性格を重く見て状況の影響を軽く見るものを何といいますか。
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正解: ③ 原因帰属のバイアス
この問題のテーマ:原因帰属のバイアスの名称
原因帰属のバイアスです。人のふるまいの原因を説明するとき、その原因をどこに求めるかに生じる偏りです。その人の性格や能力といった内側の要因を重く見て、置かれた状況の要因を軽く見るこの傾向は、とくに根本的な帰属の誤りとして知られています。問題文の留学生は、相手の疲れや遠慮という状況を考えずに、性格のせいだと受け止めています。性格に原因を求めると打てる手がなくなりますが、状況に目を向ければ、変えられることが見えてきます。教師が学習者を見るときにも同じことが起こりえます。確証バイアスは、すでにもっている考えを裏づける情報ばかりを集め、反する情報を軽く扱う傾向で、ふるまいの原因をどこに求めるかという問題ではありません。ハロー効果は、一つの目立つ特徴に引きずられて、その人のほかの面まで同じ方向に評価してしまう傾向です。ステレオタイプ脅威は、自分の属する集団に否定的なイメージが向けられていると意識することで、本人が本来の力を発揮しにくくなる現象で、他人のふるまいを判断するときの傾向ではありません。