日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

ブルーム・タキソノミー(ぶるーむたきそのみー)

区分4 言語と教育 ・ 日本語教員試験の用語

教育目標を分類する枠組み。ブルームらは教育目標を認知領域・情意領域・精神運動領域に分けて整理することを構想し、1956年にまず認知領域の分類を刊行した。認知領域は知識→理解→応用→分析→統合→評価の6段階に並べられ、この旧版の最上位は評価である。情意領域の分類は1964年にクラスウォールらが刊行し、精神運動領域の分類はのちに別の研究者たちが提案した。

2001年にアンダーソンとクラスウォールらがまとめた改訂版では、認知過程の6段階が動詞で言い直され、最上位が創造に変わった。さらに「何を学ぶか」を示す知識の次元(事実的・概念的・手続き的・メタ認知的の4種類)が加わり、認知過程6×知識4の二次元のマトリックスになっている。

旧版と改訂版の違いは、旧版の最上位=評価/改訂版の最上位=創造という点と、改訂版で知識の次元が加わった点にある。教育目標を明確に書くための3要素(行動・条件・基準)とあわせて整理しておくと、評価とテストの分野ともつながる。

提唱・出典: ブルームら(1956・認知領域)/情意領域はクラスウォールら(1964)/改訂版はアンダーソンとクラスウォールら(2001)
具体例

敬語の学習目標を旧版の6段階に当てはめると、尊敬語の形を覚えている(知識)、尊敬語が使われる理由を説明できる(理解)、新しい場面で尊敬語を使える(応用)、会話の中の敬語の誤りを見つけて種類を分けられる(分析)、複数の表現を組み合わせて依頼のメールを書ける(統合)、他の人のメールが場面にふさわしいか判断できる(評価)のようになる。

改訂版を使うと、目標を「どんな知識を」「どの認知過程で」の2つの軸で整理できる。たとえば「格助詞の使い分けのきまり(概念的知識)を説明できる(理解する)」と「自分の作文の誤りに気づく方法(メタ認知的知識)を使って推敲できる(応用する)」は、知識の種類も認知過程も異なる目標として区別される。

混同しやすい語との違い
押さえどころ
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