評価の観点と、観点ごとの段階的な達成基準を表の形で示した採点指針。作文・スピーチ・発表など、正誤で採点できないパフォーマンス評価で用いる。
縦軸に「内容」「構成」「正確さ」「態度」などの観点、横軸に「4=期待を超える〜1=要努力」といった尺度を置き、各セルに具体的な記述を入れる。基準が明文化されるため採点者間信頼性が高まり、学習者に事前に配れば学習の目標にもなる。全体をひとまとまりで見る全体的ルーブリックと、観点別に採点する分析的ルーブリックがある。
作って終わりではなく、複数の採点者で試し採点して記述をそろえる作業が要る。「ルーブリックを使えば主観が完全に排除できる」という選択肢は誤り。ポートフォリオ評価や自己評価・ピア評価の物差しとしても使われる。
スピーチ発表のルーブリックとして、縦に「内容」「構成」「発音」「聞き手への配慮」の4観点、横に4段階を置く。「構成」の4には「始め・中・終わりがはっきりしており、話の順序を示す言葉を使っている」、1には「話の順序がつかみにくい」と書く。学習者には発表の準備段階で配り、どこを目指せばよいかを示す。
作文の採点で、一枚を読んで「全体としてどれだけ伝わるか」を1〜5の一つの点で判断するのが全体的ルーブリックである。これに対し、内容・構成・語彙・文法を別々に採点するのが分析的ルーブリックで、学習者はどの観点が弱いかを知ることができる。前者は速く採点でき、後者は学習者へのフィードバックに向く。
読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。