中間言語の発達が止まり、特定の誤用が固定してそれ以上目標言語に近づかなくなる現象。定着化とも訳される。セリンカーが中間言語とともに論じた。
長期滞在者でも「〜するでした」のような独自の形が何年も残る例が典型。原因の一つとして、誤りがあっても意味が通じてしまうため、気づく機会も直す必要性も生じにくいことが指摘される。したがってインプット量を増やすだけでは解消しにくい。
対応としては、気づきを促すフィードバックや、正確さに焦点を当てた活動を意図的に組み込むことが挙げられる。自信のない形式を使わない回避は、誤用として表面化しないため発見しにくい点も合わせて問われる。
日本で長く働き、日常会話に困らない学習者が、「昨日は会社に休みました」「行くでした」のような形を何年も使い続けることがある。周りの人には意味が通じるので会話は止まらず、本人も直す必要を感じにくい。このような状況で特定の誤りが固定したまま残るのが、化石化の典型的な姿である。
教室での対応としては、その形だけに焦点を当てた短い練習を入れる、学習者自身に自分の発話の録音を聞かせて気づかせる、といった方法がある。会話の後に「昨日は〜でした」の部分だけを取り出して確認すると、意味を伝えることに集中していたときには見過ごしていた形に注意が向きやすくなる。
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