シュミット(Schmidt)が提唱した、インプットが習得に取り込まれる(インテイクになる)ためには、学習者がその言語形式に意識的に気づく(noticing)ことが必要だとする主張。
浴びるように聞いていても、注意が向いていない形式は素通りしてしまう。「気づき」は明示的な文法説明とは限らず、フォーカス・オン・フォーム、教師の言い直し、自分の発話と正しい形とのギャップへの気づきなど、さまざまな形で起こる。
教師が会話の流れを止めずに正しい形で言い直すリキャストは、活動を壊さない利点がある一方、学習者に単なる相づちと受け取られて訂正だと気づかれにくいという弱点が指摘される。これは気づき仮説の観点から説明される定番の事例である。