学習者の誤りを含む発話を、教師が正しい形に言い直して返す暗示的な訂正フィードバック。「きのう学校に行きます」に対して「ああ、きのう学校に行ったんですね」と返すのがこれにあたる。
会話の流れを止めず、学習者の面目を保ったまま正しい形を示せるのが利点。一方で、学習者が訂正されたと気づかず単なる相づちや内容の確認と受け取ってしまうことがあり、気づきにつながりにくいという指摘が繰り返しなされている。
リスターとランタ(Lyster & Ranta)の分類では、訂正フィードバックはリキャストのほかに、誤りを明示する明示的訂正、規則を説明するメタ言語的フィードバック、言い直しを促す引き出し(elicitation)、「え、なんですか」と聞き返す明確化要求、誤りの直前まで繰り返す繰り返しに分けられる。名称と具体例の対応が頻出。