学習者の誤りにどう対応するかという指導上の判断。いつ・何を・どのように直すかを、活動の目的に応じて選ぶ。
原則は、流暢さを目標とする活動の最中は訂正を控え、正確さを目標とする活動では明示的に扱うということ。スピーチや自由会話の途中で逐一直せば発話意欲を削ぎ、逆に文型練習で誤りを放置すれば定着してしまう。訂正する項目も、その日の学習目標や、意味が通じなくなる誤りを優先して絞る。
意味のやり取りを中心にしつつ、必要な瞬間だけ形式に注意を向けさせる考え方をフォーカス・オン・フォームと言い、形式だけを取り出すフォーカス・オン・フォームズと区別される。「誤用はすべてその場で直すべき」も「一切直すべきでない」も誤り。誤用は学習者の中間言語の発達段階を示す手がかりでもある。