外来語が日本語に取り込まれるとき、原語の音が日本語の音韻体系に合うよう置き換えられること。子音の連続や語末の子音には母音が補われ、開音節化する(strike→ストライク: 英語の1音節が日本語では5拍になる)。
英語の [l] と [r] はともにラ行に合流し(light/right→ライト)、[v] はバ行(violin→バイオリン)、[θ] はサ行(thank→サンキュー)に置き換わる。長音・促音の付け方にはゆれがあり(ベッド/ベット、コンピューター/コンピュータ)、内閣告示「外来語の表記」が書き方の目安を示している。
カタカナ語は学習者にとって「知っているはずの語なのに聞き取れない・通じない」原因になる。原語の知識がかえって干渉するため、音とアクセント(3拍以上の外来語は後ろから3拍目に核が来る傾向がある)をセットで扱う必要がある。
英語の desk は1音節の語だが、日本語では デ・ス・ク の3拍になる。子音の後ろに母音が補われて開音節化したためである。英語を母語とする学習者が原語の感覚のまま「デスク」を短く言うと、日本語話者には聞き取りにくくなることがある。拍の数を手で数えさせ、補われた母音も1拍として発音させる。
英語話者の学習者が、カタカナ語を英語の発音とアクセントに近づけて言うと、かえって通じないことがある。カタカナ語は原語とは別に、日本語の語として音の並びとアクセントが決まっているので、原語を知っている学習者にも、日本語の語彙として改めて音で覚えさせる必要がある。反対に、英語を知らない学習者にとっては、原語との対応を示すことが意味の手がかりになる。
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