それ自体では音節を作らず、直前の拍にくっついて1拍分の長さだけを担う拍。促音「っ」・撥音「ん」・長音「ー」の3つを指し、つまる音・はねる音・引く音とも呼ばれる(二重母音の後半を含める立場もある)。
促音 /Q/ は後続子音の構えを保ったまま息を止める音で、原則として無声子音の前に現れる(きって・がっこう・ざっし)。長音 /R/ は母音を1拍分伸ばす(おばあさん・とけい)。いずれも単独では発音できないのに、拍としては1つ分を占める点が日本語のリズムの特徴である。
「おじさん/おじいさん」「きて/きって」のように特殊拍の有無だけで語が変わるため、脱落や余分な挿入はそのまま誤解につながる。応用試験でも、特殊拍の聞き取りと産出の誤りは定番の分析対象になる。