作文の下書きを学習者どうしで読み合い、感想や質問、分かりにくい点を伝え合う活動。プロセス・ライティングの推敲段階に組み込まれることが多い。
ねらいは誤りを直し合うことではなく、読み手の存在を意識させることにある。「ここが分からなかった」「もっと知りたい」という反応を受けて書き手が自分で書き直す、という流れが本質。読み手側も、他人の文章を読むことで自分の書き方を見直せる。
教師添削の代わりではなく補完である点、また学習者に「文法を直し合う場」と誤解されると機能しない点が問われる。事前に観点(内容が伝わるか・構成は追えるか)とコメントの言い方を示し、指摘ではなく質問の形で伝える練習をさせるのが定石。
「私の国の料理」という作文の下書きを、二人一組で交換して読む。読み手は「どんな味か想像できなかったので、もう少し知りたい」「作り方の順番が分かりやすかった」と、読んで感じたことや質問を伝える。書き手はその反応をもとに、自分で味の説明を書き足したり、段落の順序を入れ替えたりして書き直す。
教師は事前に、コメントの観点として「内容が伝わるか」「順序が追えるか」を示し、「ここは〜という意味ですか」のように質問の形で伝える練習をさせておく。助詞の誤りを指摘し合うことに終始すると、読み手の反応を得るという本来のねらいが失われる。観点を絞ったコメントの例を一度見せてから始めると、活動のねらいが伝わりやすい。
読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。