学習者の登録、教材の配信、課題の提出と採点、成績や学習履歴の管理といった、コースの運営に必要な機能をまとめたシステム。Learning Management System の略で、学習管理システムと訳す。
単に動画や資料を置く場所ではなく、誰がどこまで進んだかを記録し、教師がそれを見て手を打てることが中心の機能である。掲示板・小テスト・アンケートなどを備えるものが多く、非同期の学習を支える基盤になる。
ICTの道具立ては、デバイス/基本ソフト・応用ソフト/オンラインサービス/LMSなどの学習支援システム/学習用アプリ/生成AI のように層に分けて整理される。LMSはこのうちコース全体の運営を担う層に位置づく。
オンラインの日本語コースで、教師はLMSに毎週の動画と小テストを公開し、学習者は期限までに視聴と解答を済ませる。教師の画面には、だれがどの動画を最後まで見たか、小テストで何点だったかが一覧で表示される。2週間ログインしていない学習者がいれば、教師はメッセージを送って様子を確かめることができる。
共有フォルダに動画とPDFを置いて学習者に配るだけでは、だれが見たのか、どこでつまずいたのかは分からない。LMSは、課題の提出・採点・成績の記録・掲示板での質問などを一つの場所にまとめ、学習の進み具合を記録して教師が手を打てるようにする点で、単なるファイル置き場とは違う。
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