コンピュータとネットワークを用いて行う学習の総称。教材を配布する形から、インターネット上で学習を進めるWBT(Web Based Training)へと重心が移った。日本では2000年が「eラーニング元年」と呼ばれる。
日本語教育でのコンピュータ利用は1970年代後半のCAI(コンピュータ支援教育)に始まり、eラーニングを経て、2020年の「オンライン授業元年」、さらに生成AIの利用へと広がってきた。
ICTの位置づけそのものも、教材から学習システム・学習環境へ、さらに学習者とともに考える知的パートナーへと変わってきたと整理される。遠隔教育の3世代(通信教育→放送教育→eラーニング)では第3世代にあたる。
日本語学校の学生が、通学の電車の中でスマートフォンから漢字の小テストを解き、夜は自宅で会話の動画を見て、学んだ表現を使った課題をオンラインで提出する。教師は翌日の授業前に提出状況と小テストの結果を確かめ、多くの学生がつまずいた漢字を授業で取り上げる。ネットワークを通じて教材・課題・記録がつながったこうした学習の形がeラーニングである。
コンピュータを使った学習は、はじめは個々のコンピュータに入れたプログラムが問題を出し、正誤を返すものが中心だった。インターネットが普及すると、教材をネット上に置き、いつでもどこからでも学べるWBTが広がった。教材を「配る」ことから、ネット上で学習を「進める」ことへの変化である。
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