日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

教師のICT活用に関する資質(きょうしのあいしーてぃーかつようにかんするししつ)

区分4 言語と教育 ・ 日本語教員試験の用語

教師に求められるICT関連の力は、自分が使うための力と学習者に指導するための力の2方向に分かれ、それぞれに「活用」と「モラル」の面がある。掛け合わせると4つになる。

すなわち情報活用能力(自分がICTを使いこなす)、情報モラル(自分が著作権や個人情報を適切に扱う)、情報活用指導能力(学習者のICT活用を指導する)、情報モラル指導能力(学習者に情報モラルを指導する)の4つである。

要点は「使える」ことと「教えられる」ことは別だという区別。生成AIのように新しい道具が入ってくるたびに、教師自身の活用力だけでなく、学習者への指導とモラル面の指導が同時に求められる。

具体例

ある教師は、授業のスライド作り、オンライン会議の操作、学習者の提出物の管理を手際よくこなせる。これは情報活用能力である。しかし、学習者が翻訳アプリや生成AIを使って作文を書いてきたとき、どう使えば学習に役立ち、どこから先は自分の力で書いたと言えなくなるのかを指導するには、情報活用指導能力と情報モラル指導能力が必要になる。

教師が授業で使う写真やイラストをインターネットから集めるとき、著作権や利用条件を確かめるのは、教師自身の情報モラルにあたる。一方、学習者にクラスメートの写真を本人の許可なくSNSに載せないよう教えたり、個人情報の扱い方を説明したりするのは、情報モラル指導能力にあたる。

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