基本語彙は、実際の言語資料を調べて頻度が高いと確かめられた語の集まり。基礎語彙は、日常生活を送るのに最低限必要といった目的に照らして人が選び出した語の集まり。
前者は調査の結果、後者は選定の結果という違い。初級のシラバスを作るときは、この両方をにらんで語を決めることになる。
新聞の文章を大量に集めて語の使用回数を数え、回数の多い語をまとめたものは基本語彙にあたる。どの資料を調べるかで結果は変わり、新聞を調べた場合と日常会話を調べた場合とでは、上位に来る語が違ってくる。調査の結果なので、何を資料にしたかを確かめてから使う必要がある。
一方、初級の教科書を作るときに、挨拶・数字・曜日・家族・食べ物など、生活を始めるのに要る語を人が選んでリストにしたものは基礎語彙にあたる。調査では上位に入らない「切手」や「保険証」のような語も、学習者の生活の場面に必要だと判断されれば選ばれることがある。
読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。