日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

シラバス(しらばす)

区分4 言語と教育 ・ 日本語教員試験の用語

コースで扱う教育内容の一覧。何を、どんな順序で扱うかを示したもので、時間割や実施計画にあたるカリキュラムとは区別される。

主な類型は5つ。文型・文法項目を易しい順に並べる構造シラバス、使用場面ごとに並べる場面シラバス、依頼・断りなど言語の働きで並べる機能シラバス、家族・旅行など話題で並べる話題(トピック)シラバス、達成すべき課題で並べるタスクシラバス。ほかに技能シラバス、概念シラバスも挙げられる。

実際の教科書は複数の原理を組み合わせた折衷シラバスであることがほとんど。また、決める時期による区別もある。コース開始前に確定させるのが先行シラバス、コースを進めながら学習者と相談して決めていくのが可変シラバス(プロセス・シラバス)、コース終了後に実際に扱った内容を記録として残したものが後行シラバス。「後行シラバス=コースの後半で使うシラバス」と読ませる選択肢に注意。

具体例

同じ「買い物」の授業でも、並べ方の原理によって見え方が変わる。構造シラバスなら「〜をください」「いくらですか」という文型が軸になり、場面シラバスなら「コンビニで」「八百屋で」という場所が軸になる。機能シラバスなら「値段を尋ねる」「断る」といった働きが、タスクシラバスなら「予算内で夕食の材料をそろえる」という課題が軸になる。

地域の日本語教室で、毎回学習者に次に何を練習したいかを聞き、病院の予約や子どもの学校からの手紙など、出てきた話題で内容を決めていく。これは可変シラバスの一例で、コースの終わりに扱った内容をまとめて記録すれば、それが後行シラバスになる。学習者の生活に合わせて中身が変わっていくのが特徴である。

混同しやすい語との違い
押さえどころ
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もっとくわしく: コースデザインとシラバス — 授業を設計する手順この用語を含むテーマを、通して読める解説記事です
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