駅の案内板・道路標識・店の看板・ポスターなど、公共空間に表示された文字言語の総体。ある地域の多言語化の進展を測る指標としても研究される。
行政などが設置する公的表示と、商店などが掲げる民間表示に分けて論じられることが多い。日本では駅名標の日英中韓4言語表記のように、多言語対応の広がりとともに注目されてきた。
ある駅の構内を歩くと、駅名標は日本語・英語・中国語・韓国語で書かれ、ホームの注意書きは日本語と英語だけ、近くの飲食店のメニューにはベトナム語が手書きで添えられている。どの言語がどこに、だれの手で表示されているかを記録していくと、その地域で想定されている読み手や、住んでいる人々の姿が見えてくる。
日本語の授業で、学習者に通学路の看板を撮影させ、使われている文字(漢字・平仮名・片仮名・ローマ字)や言語を分類させる活動ができる。「止まれ」「駐輪禁止」のような公的な表示と、店の看板やチラシのような民間の表示を比べると、表現の硬さや文字の選び方の違いにも気づかせることができる。
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