「かがみ」「りんご」のように、語中・語尾のガ行が軟口蓋の鼻音で現れるもの。語頭には立たない。
かつては共通語の規範とされたが、現在は使わない話者が増え、使用は必須ではないと扱われる。「必ず用いなければならない」とする選択肢は誤り。
地域差・世代差が大きい項目で、教室では一つの型だけを正解として押しつけない配慮が要る。
「がっこう(学校)」の「が」は語頭なので鼻濁音にならないが、「だいがく(大学)」の「が」は語中にあるため、鼻濁音を使う話者は鼻に息を抜いて発音する。助詞の「が」も語頭には立たないので、鼻濁音を使う話者は鼻濁音で言う。同じ「が」の字でも、語の中の位置によって音が変わりうることを示す例になる。
学習者の中には、鼻濁音を聞いてナ行の音と取り違える人がいる。教室で鼻濁音の発音を必ず教えなくてもよいが、聞き取り教材に鼻濁音を使う話し手が出てきたとき、「が」の別の発音であって別の語ではないと説明できるようにしておくと、学習者の戸惑いを減らせる。
読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。