日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

共感(エンパシー)(きょうかんえんぱしー)

区分3 言語と心理 ・ 日本語教員試験の用語

相手の立ち位置から世界がどう見えるかを想像して理解しようとする働き。

かわいそうだと感じる同情(シンパシー)とも、相手に同意することとも異なる。同意しないままでも理解はできる——この区別があると、意見が対立する場面でも対話を続けられる。

具体例

遅刻を繰り返す学習者について、教師が「朝のアルバイトの後に電車で1時間かけて通っているなら、この時間に間に合うのは大変だろう」と相手の立場から状況を想像するのがエンパシーである。「かわいそうに」と感じるのは同情に近く、「遅刻しても仕方ない」と認めるのは同意にあたる。理解したうえで、遅刻をどう減らすかを一緒に考えることもできる。

授業のディスカッションで、自分と反対の意見を持つ学習者に対し、「その立場から見ると、この点が心配なのだろう」と理解を示しながら、自分の意見も述べることがある。賛成はしていなくても相手の見え方を理解しようとしているので、意見が対立したままでも対話が続けやすくなる。

混同しやすい語との違い
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