本文を読むための語(23語)
扉・本文・「ことばを確かめよう」「内容を確かめよう」に出る語です。
- 当たるあたる動詞本文「抽選に当たる」「くじに当たる」で、運よく選ばれること。「ボールが当たる」「予想が当たる」など、意味の広い動詞です。抽選に〜宝くじに〜予想が〜
- 商店街の福引きで景品をもらった話を、クラスメートにする。福引きで、お米10キロが当たりました。
- コンサートのチケットの申し込み結果を、友だちに報告する。抽選に当たったから、一緒に行こう。
「抽選に当たる」の「に」。「宝くじが当たる」と「宝くじに当たる」はどちらも使われる。 - 入れるいれる動詞本文「手に入れる」で、欲しかった物を自分の物にすること。努力したり、お金を払ったりして得たときに使います。〜を手に〜手に入れるやっと手に入れる
- ずっと欲しかったゲーム機を買えた話を、クラスメートにする。朝から並んで、やっと手に入れました。
- 会社で、新しい資格を取った同僚をほめる。この資格を手に入れるのに、1年もかかったんですね。
自動詞「手に入る」(プラスアルファ)とペアで扱う。「手に入れる」は人が主語、「手に入る」は物が主語。 - 縁起のいいえんぎのいいい形容詞本文これからいいことが起きそうだ、と感じさせる様子。「縁起」は「よいこと・悪いことの前ぶれ」で、「縁起が悪い」が反対です。〜数字縁起がいい・悪い縁起を担ぐ
- 引っ越しの日を決めるとき、日本人の同僚が暦を見ている。この日は縁起のいい日だから、引っ越しにぴったりだよ。
- 自分の国の数字について日本人に説明する。私の国では、8は縁起のいい数字だと言われています。
名詞を修飾するときは「縁起のいい N」、文末は「縁起がいい」。「の/が」の交替を一緒に見せる。 - オークション名詞本文いちばん高い値段を言った人が買える売り方。ネットのオークションサイトでも、物を売り買いできます。〜に出す〜で買うネット〜
- 帰国前に、使わない家具をどうするか日本人の友だちに相談する。この机、オークションに出したら売れるかな。
- 欲しかった古いカメラを安く手に入れた話を同僚にする。ネットオークションで、半額ぐらいで買えました。
- 金持ちかねもち名詞本文お金をたくさん持っている人。話し言葉では「お金持ち」と言うことが多いです。〜になるお〜〜の家
- 宝くじの話で、友だちに夢を語る。もし1億円当たったら、金持ちになって世界中を旅行したい。
- 高級車がたくさん止まっている駐車場を見て、同僚に言う。このあたりは、お金持ちが多く住んでいる町なんですね。
「金持ち」をそのまま人に向けて言うと失礼に聞こえることがある。「お金持ち」のほうが柔らかいと添える。 - 奇数きすう名詞扉のページ1、3、5、7のように、2で割り切れない数。反対は「偶数」です。〜と偶数〜の日〜になる
- マンションのごみ出しのルールを、同じ建物の日本人に聞く。燃えるごみは奇数の日に出すんですね。
- クラスでグループを作る。人数が合わないことを先生に言う。先生、クラスは奇数なので、1人余ります。
「奇」は「めずらしい・変わった」の意味もある字。読みは「きすう」で、「ぐうすう」とペアで覚えさせる。 - 休日きゅうじつ名詞ことばを確かめよう仕事や学校が休みの日。「休み」より書き言葉的で、会社のお知らせや案内でよく使います。〜に出かける〜の過ごし方土日・〜
- 面接で、仕事のない日の過ごし方を聞かれた。休日は、図書館で日本語の勉強をしています。
- アルバイト先の店の張り紙を見て、客に説明する。休日は、営業時間が1時間短くなります。
会話では「休みの日」のほうが自然。「祝日」「休暇」との違いも聞かれやすい。 - 嫌うきらう動詞本文好きではないと思って、避けること。「嫌いだ」と似ていますが、動詞なので「嫌われる」「嫌われている数字」のように受身で使うことが多いです。〜を嫌う〜に嫌われる嫌われている〜
- 日本人の友だちに、国の数字の話をする。私の国では、13が嫌われています。
- アルバイト先で、遅刻の多い人について先輩と話す。遅刻ばかりしていると、みんなに嫌われますよ。
「嫌いだ(な形容詞)」と「嫌う(動詞)」の違いを板書する。本文では受身「嫌われる」の形で出ることが多い。 - 偶数ぐうすう名詞扉のページ2、4、6、8のように、2で割り切れる数。反対は「奇数」です。〜と奇数〜にする〜の人数
- 結婚する友だちへのお祝いについて、日本人の同僚に相談する。お祝いのお金は、偶数だとだめだと聞いたんですが、本当ですか。
- ペアで練習するので、人数を数えて先生に報告する。今日は12人で偶数だから、ちょうどペアが作れます。
- こだわる動詞本文あることをとても大切にして、簡単に譲らないこと。いい意味(味にこだわる店)でも、少し悪い意味(小さいことにこだわりすぎる)でも使います。数字に〜〜にこだわる〜にこだわらない
- 車のナンバーを選べると聞いて、日本人の同僚が熱心に調べている。そんなに数字にこだわるんですか。
- ラーメン屋のアルバイトで、店長の考えを客に説明する。うちの店長は、スープの材料にすごくこだわっています。
「〜にこだわる」の「に」が落ちやすい。名詞「こだわり」(こだわりの一品)も合わせて紹介できる。 - 異なることなる動詞本文同じではない、違う。「違う」より書き言葉的で、「国によって異なる」のように説明文やレポートでよく使います。〜によって異なる〜と異なる異なる〜
- レポートで、国ごとの食事の習慣について書く。食事の時間は、国によって大きく異なる。
- 会社の説明会で、担当者がコースの違いを話している。選ぶコースによって、研修の内容が異なります。
会話では「違う」、作文・発表では「異なる」と使い分けを示す。助詞は「〜と異なる」「〜によって異なる」。 - 死し名詞本文死ぬこと。「生」の反対です。音が同じ「4(し)」が嫌われる理由として、本文の中心になる語です。〜を思わせる〜を恐れる生と〜
- 病院で、4のない部屋番号に気づいた。日本人の看護師に理由を聞いて納得する。4は「死」と同じ音だから、避けているんですね。
- 作文で、自分の国の悪い数字について書く。私の国でも、死を思わせる数字は、プレゼントに使わない。
名詞「死」単独は書き言葉的。会話では「死ぬこと」「亡くなること」のほうが自然だと添える。 - 数〜すう〜その他本文「数千万」「数人」「数日」のように、数を表す語の前に付けて、「はっきり言えないが2〜5ぐらい」という意味を足す言い方です。〜千万円〜人〜日
- 引っ越しの荷物が届く日を、不動産屋に聞いて友だちに伝える。荷物が届くまで、数日かかるそうです。
- ニュースで見た高い車の話を同僚にする。あの車、数千万円もするんですよ。
「数(すう)」は「何」の意味に近い(数日=何日か)。接頭辞なので単独では使わないことを示す。 - 数字すうじ名詞扉のページ1、2、3のような、数を表す字。数そのものを指して言うこともあります。〜を書く〜に強い・弱い縁起のいい〜
- アルバイトの履歴書を書いている。先輩に電話番号の書き方を聞く。電話番号の数字は、全部半角で書いたほうがいいですか。
- 日本人の友だちと、国のいい数字の話になった。私の国では、9がいちばんいい数字です。
- そのため接続詞本文前に言ったことが理由で、次のことが起きる、という意味の接続詞。「だから」より書き言葉的です。〜、〜に(目的)
- レポートで、自分の国の交通事情を説明する。私の国では、車より電車のほうが安い。そのため、通勤には電車を使う人が多い。
- 会社の報告書で、売り上げが落ちた理由を書く。今年は夏が涼しかった。そのため、冷たい飲み物の売り上げが減った。
会話の「だから」、書き言葉の「そのため」「したがって」を並べて、レポートの文体を意識させる。 - 中国語圏ちゅうごくごけん名詞本文中国語が話されている国や地域をまとめて言う言葉。「〜圏」は「その範囲」という意味で、「英語圏」「首都圏」のように使います。〜の人〜では〜に住む
- クラスに台湾とマレーシアの学生がいる。先生が共通点を説明する。二人とも中国語圏の出身なので、漢字の勉強は速いですね。
- 会社の新しい商品について、上司が海外の売り方を話している。中国語圏では、8の付く値段が好まれるそうです。
「英語圏」「首都圏」「生活圏」と並べて、「圏」の意味を取り出しておくと応用が利く。 - 抽選ちゅうせん名詞本文くじを引いて、当たる人や物を決めること。人気のある物を、お金ではなく運で決めるときに使います。〜に当たる〜で決める〜に申し込む
- 人気のコンサートのチケットの買い方を、日本人の友だちに聞く。このチケットは、抽選で当たった人しか買えないんですか。
- 市の日本語教室に申し込みが多かったと、担当者が説明する。申し込みが多いときは、抽選で参加者を決めます。
- つく動詞本文「値段がつく」で、物にある金額が決まること。「高い値段がつく」は「高く売れる」という意味になります。値段が〜高い値が〜〜に値段がつく
- 古い切手を集めていた話を、日本人の友だちにする。古い切手は、今でも高い値段がつくことがあるそうですね。
- リサイクルショップに服を持って行った結果を、同僚に話す。全部で500円しか値段がつかなかった。
「電気がつく」「席につく」など多義の動詞。この課では「値段がつく」の連語で扱う。 - 手数料てすうりょう名詞本文何かをしてもらうときに、本体の値段とは別に払うお金。銀行の振り込みやチケットの購入などでかかります。〜がかかる〜を払う振り込み〜
- 国に送金しようと銀行の窓口に来た。費用を確かめる。海外に送金する場合、手数料はいくらかかりますか。
- コンビニの端末でチケットを買う友だちに注意する。コンビニで払うと、1枚ごとに手数料を取られるよ。
- とる動詞本文「例にとる」で、説明のために何かを例として選んで示すこと。「とる」は意味が多い動詞ですが、この課では「例にとる」の形で出ます。〜を例に〜例にとると例にとって説明する
- 発表で、自分の国の習慣を説明する。正月を例にとって、私の国の習慣を説明します。
- ゼミで、先生が理論の説明を始める。日本の会社を例にとると、この考え方がよく分かります。
「写真を撮る」「資格を取る」など同音の語と区別し、「例にとる」をひとまとまりで覚えさせる。 - 仲間なかま名詞本文同じことをしたり、同じグループに入っていたりする人。「同じ種類のもの」という意味でも使い、「4と9は同じ仲間だ」のように言えます。〜に入れる〜と一緒に〜になる
- 留学生会のサッカーチームに誘われた。参加を決めて言う。ぜひ仲間に入れてください。
- 語彙の授業で、先生が言葉を分類させている。「りんご」と「みかん」は同じ仲間ですね。果物のグループです。
「友だち」より「同じ目的・同じグループ」の意味が強い。物の分類にも使える点を本文で確かめる。 - ナンバー名詞本文番号。特に車のナンバープレートの番号のことをよく言います。車の〜〜を選ぶ〜プレート
- 駐車場で、事故を起こした相手の車のことを警察に伝える。車のナンバーは、写真に撮ってあります。
- 車を買う同僚が、番号を選べる制度のことを話している。お金を払えば、好きなナンバーが選べるんだって。
「番号」のほうが広く使える。「ナンバー」は車・順位(ナンバーワン)など場面が限られることを添える。 - プレート名詞本文板。この課では、車の前後に付ける番号の板「ナンバープレート」のことです。ナンバー〜〜を付ける〜の番号
- 中古車を買った同僚に、手続きのことを聞く。ナンバープレートは、自分で付けるんですか。
- 駐車場で、知らない車が自分の場所に止まっていた。管理人に伝える。プレートの番号を控えておいたので、お伝えします。
料理の「ワンプレート」など別の使い方もあるが、本文では車の番号の板に限って説明すればよい。