「(ら)れる」を用いて、動作を受ける側を主語に立てる表現。能動文の目的語などがそのまま主語になり、対応関係が一対一で取れるものを直接受身という(先生が太郎をほめた→太郎が先生にほめられた)。
これに対し、能動文には現れない人物を主語に立て、その出来事から影響(多くは迷惑)を受けたことを表すのが間接受身(迷惑受身)である(弟にケーキを食べられた/雨に降られた)。所有物や身体部分が対象になる「足を踏まれた」は持ち主の受身と呼ばれる。
英語などの受動態には間接受身がないため、学習者はこれを使えず「弟が私のケーキを食べて困りました」と言い換えがちである。また「られる」は受身・可能・自発・尊敬の4用法をもち、文脈から判別させる問題も定番。