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授受表現(じゅじゅひょうげん)

区分5 言語 ・ 日本語教員試験の用語

物や恩恵のやりとりを表す「あげる・くれる・もらう」の3系列と、その補助動詞用法「〜てあげる・〜てくれる・〜てもらう」。日本語ではだれの側から見るか(視点)によって使う動詞が決まる。

あげるは与え手が話し手側(私が友達に本をあげた)、くれるは受け手が話し手側で与え手を主語に立てる(田中さん私に本をくれた)、もらうは受け手を主語に立てる(私が田中さん本をもらった)。待遇に応じて さしあげる/くださる/いただく が対応する。

「×田中さんが私に本をあげた」が不自然なのは視点の制約に反するためで、ここが最大のひっかけ。母語に視点の区別がない学習者は「先生が私に教えてあげました」のような誤用を起こす。ウチ・ソトの線引きとも連動し、「〜てくれる/〜てもらう」の恩恵表現は依頼や感謝の場面指導の中心になる。

関連用語
ウチとソト 受身 敬語の指針 謙譲語Ⅰ・謙譲語Ⅱ
もっとくわしく: 日本語の文法(1)述語のまわり — 述語は四つの層でできているこの用語を含むテーマを、通して読める解説記事です
この用語が出る練習問題
授受動詞の視点基礎試験 第84問 — 解いて確かめる 授受表現の視点応用試験 第54問 — 解いて確かめる
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