日本語教員プラネット 基礎試験 日本語教員試験 基礎試験の練習問題

練習問題 第1582問 — 区分5 言語

適切選択 言語|区分5
次の問いに対して、最も適切なものを一つ選びなさい。
次の四つの受身の文のうち、受身の種類がほかの三つと違うものはどれですか。
○答えと解説を見る
正解: ② 友だちに先に帰られた

この問題のテーマ:直接受身と間接受身の見分け

「友だちに先に帰られた」だけが間接受身で、ほかの三つは直接受身です。直接受身は、能動文の目的語などがそのまま主語になり、能動文と一対一の対応が取れる受身です。「先生が太郎をほめた」を「太郎が先生にほめられた」とするのが典型で、「犬が弟をかんだ」「先生が妹に注意した」も同じように対応します。これに対して間接受身は、能動文には現れない人物を主語に立て、その出来事から影響、多くは迷惑を受けたことを表す受身で、迷惑の受身とも呼ばれます。「友だちが先に帰った」という能動文には「私」は出てきませんが、「友だちに先に帰られた」は、その出来事で困った私を主語に立てています。「帰る」は自動詞で、自動詞からも受身を作れるのが日本語の際立った特徴です。英語などの受動態にはない仕組みなので、母語に間接受身がない学習者は、これを使わずに言い換えて済ませがちです。

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