日本語教員プラネット 基礎試験 日本語教員試験 基礎試験の練習問題

練習問題 第1583問 — 区分5 言語

適切選択 言語|区分5
次の問いに対して、最も適切なものを一つ選びなさい。
次の四つの使役の文のうち、「せる・させる」が表す意味がほかの三つと違うものはどれですか。
○答えと解説を見る
正解: ③ 好きなだけ遊ばせておいた

この問題のテーマ:使役の意味の見分け

「好きなだけ遊ばせておいた」だけが許可・放任の意味で、ほかの三つは強制や指示の意味です。使役は「せる・させる」を用いて、ある人が他者に動作をさせる、あるいはすることを許すことを表します。意味の幅は広く、「子どもに薬を飲ませた」のように相手の意向にかかわらずさせる強制から、「好きなだけ遊ばせておいた」のように本人の望むままにさせる許可・放任までを、一つの形が担っています。「学生に作文を書かせた」「部下に資料を集めさせた」は、上の立場から相手にその行為をするよう指示する、強制の側です。「好きなだけ」という言い方と「ておく」の形が、本人の意志にまかせて止めないという放任の読みを支えています。使役の「せる・させる」を強制の意味だけをもつと説明すると、許可・放任の用法を落とすことになります。なお、自動詞の使役では「子どもを行かせる」と「子どもに行かせる」のようにヲ格とニ格が交替し、ニ格には本人の意志を認める含みが出ます。

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