練習問題 第1581問 — 区分5 言語
次の問いに対して、最も適切なものを一つ選びなさい。
次の四つの文の「れる・られる」のうち、用法がほかの三つと違うものはどれですか。
○答えと解説を見る
正解: ④ 昔のことが思い出される
この問題のテーマ:「れる・られる」の用法の見分け
「昔のことが思い出される」だけが自発の用法で、ほかの三つは受身の用法です。「れる・られる」は、受身・可能・自発・尊敬の四つの用法をもち、形が同じなので、文脈から用法を判別します。「先生に名前を呼ばれた」「友だちに笑われた」「母にしかられた」は、呼ぶ・笑う・しかるという動作を受けた側を主語に立てた受身で、動作をした人が「に」で示されています。「昔のことが思い出される」は、だれかに思い出されるのでも、思い出すことができるのでもなく、思い出すという心の働きがひとりでに起こることを表す自発です。「思われる」「感じられる」「悔やまれる」「しのばれる」のように、思考や感情を表す動詞で現れやすい用法です。可能なら「刺身が食べられない」、尊敬なら「先生が話される」のように、同じ形がまったく別の働きをします。