練習問題 第1537問 — 区分5 言語
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
旅行の行き先を聞かれて「わたしは京都です」と答えるように、「は」で示した主題のあとに名詞と「です」だけを続け、「行きます」のような述語を場面にまかせて言わずに済ませる文を何といいますか。
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正解: ③ うなぎ文
この問題のテーマ:うなぎ文の名称
うなぎ文です。飲食店で注文するときの「ぼくはうなぎだ」という例にちなむ名前で、奥津敬一郎の研究で知られます。「わたしは京都です」は、わたしと京都が同じだと述べているのではなく、わたしは京都へ行く、という内容を、場面に支えられて伝えています。「だ」や「です」の働きをどう説明するかには、複数の分析があります。「は」が主題を示し、そのあとに文脈に支えられた説明が続く文として、日本語を主題卓越型とみる議論で引かれることがあります。こんにゃく文は、「こんにゃくは太らない」が、こんにゃくを食べても太らない、という意味になるような文で、うなぎ文の仲間として挙げられますが、「AはBだ」の形はとりません。分裂文は、「わたしが行くのは京都です」のように、文の一部を取り出して焦点を当てる構文で、「行く」という述語は言い表されています。ノダ文は、「頭が痛いんです」のように「のだ」を伴い、場にある事柄の事情や理由として説明する文です。