日本語教員プラネット 基礎試験 日本語教員試験 基礎試験の練習問題

練習問題 第1487問 — 区分3 言語と心理

用語 言語と心理|区分3
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
スウェインが提唱した、話すことや書くことという産出そのものが習得を促進するという主張で、カナダのイマージョン教育で、豊富なインプットを受けた児童でも文法的な正確さが十分に育たなかったという観察を出発点とするものを何といいますか。
○答えと解説を見る
正解: ③ アウトプット仮説

この問題のテーマ:アウトプット仮説の名称

アウトプット仮説です。産出の働きとして、言いたいのに言えない部分に気づく気づき機能、試して相手の反応を見る仮説検証機能、言語について考え話し合うメタ言語的機能の3つが挙げられます。インプット仮説を否定するものではなく、インプットだけでは足りない部分を補う位置づけで、聞けば分かるのに話せない学習者の説明に使われます。インプット仮説は、クラッシェンが提唱した、学習者の現在のレベルより少しだけ上の、理解可能なインプットを受け取ることで習得が進むという主張で、話す力はインプットが蓄積された結果として現れると考えます。産出そのものを習得の原動力とは見ません。インターアクション仮説は、ロングが提唱した、聞き返しや言い換えといった意味交渉のやり取りを通じてインプットが学習者に合わせて調整されることを重視する主張で、焦点は産出ではなく、やり取りにあります。気づき仮説は、シュミットが提唱した、インプットが習得に取り込まれるには学習者がその言語形式に意識的に気づく必要があるという主張で、スウェインの主張とは提唱者も出発点も異なります。

くわしい解説を読む →

この区分を続けて解く →
PR参考書・問題集

本番は紙で100問を120分。通しで解く練習と、当サイトでは扱えない聴解は、この本で補えます。

おすすめ教材の一覧はこちら