練習問題 第1486問 — 区分3 言語と心理
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
クラッシェンの5つの仮説のうち、誤りをその場で細かく訂正するほど学習者が黙り込む、という教室の事例を、不安や自信のなさといった学習者の心理的な状態がインプットを習得に届きにくくしていると説明するものを何といいますか。
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正解: ④ 情意フィルター仮説
この問題のテーマ:情意フィルター仮説の名称
情意フィルター仮説です。不安が高い、自信がない、動機づけが低いといった情意面の状態が心理的なフィルターとなり、フィルターが上がると、理解できるインプットがあっても習得に届きにくくなる、と説明します。誤りをその場で細かく訂正するほど学習者が黙り込む、といった事例の説明に使われます。関連して、教室での発話や評価に対する不安は外国語不安として研究されており、母語で話すときの性格とは別に、外国語の場面に特有の不安が生じるとされます。インプット仮説は、学習者の現在のレベルより少しだけ上の、理解可能なインプットを受け取ることで習得が進むとする主張で、何が習得を進めるかを説明するものです。モニター仮説は、意識的に学習した文法の知識は、産出したものを点検し修正する監視装置として働くにとどまるとする主張、自然習得順序仮説は、文法項目の習得には母語や指導の順序にかかわらずほぼ共通した順序があるとする主張で、どちらも学習者の不安や自信を扱うものではありません。