日本語教員プラネット 基礎試験 日本語教員試験 基礎試験の練習問題

練習問題 第1484問 — 区分2 言語と社会

用語 言語と社会|区分2
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
国や自治体などが、公用語の指定、表記の基準づくり、学校で教える言語の決定、少数言語の保護のように、社会の中で言語をどう扱うかについて行う意図的な介入を何といいますか。
○答えと解説を見る
正解: ③ 言語政策

この問題のテーマ:言語政策の名称

言語政策です。それを実行に移すための具体的な計画は言語計画と呼ばれ、クーパーはこれを、ある言語の社会的な地位や用途を定める席次計画、正書法や文法、語彙を整備する実体計画、教育を通じて話者を増やす普及計画の3つに分けました。日本の当用漢字・常用漢字や現代仮名遣いの制定は実体計画にあたります。標準語の制定も、方言札に象徴される方言の矯正も、政策としての介入です。言語権は、自分の言語を使い、自分の言語で教育や行政、司法のサービスを受ける権利と、社会の主要な言語を学んで社会に参加する権利を指す語で、介入を受ける側から見た概念です。言語景観は、駅の案内板や店の看板など、公共空間に表示された文字言語の総体を指す語で、多言語化の進み具合を測る指標として研究されます。政策の結果が表れる場ではあっても、介入そのものではありません。言語接触は、異なる言語を話す集団が接触することで言語どうしが影響し合う現象で、借用や干渉、言語交替などが起こります。意図的な介入ではなく、接触によって生じる現象の名前です。

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